全投票一覧(日時順)
第40期予選時の投票状況です。18人より45票を頂きました。
2005年12月15日 21時41分55秒
- 推薦作品
- 未来(逢澤透明)
- 感想
- 今期はつい忙しくて、十四日まで全く作品を読む暇がなかった。当然投票は諦めていたが、ちょうど前日に仕事が一区切りついて、ふと立ち寄ってみると幸か不幸か故障で〆切が一日延びたという。これも何かの縁だろうと思ったので、改めて読んで投票することにした。
半日で読んだのでかなり駆け足だったけれど、目をつけた作品を番号だけ挙げれば、4,6,8,10,15,19,22,23,26,32,34。今期も例によって読むのが辛い作品もあったが、面白いものも多かったように思う。この中から三つに絞るのは案外難しかった。
『未来』は、小説そのものに関する考察を、小説の形でやってみたというものである。ボルヘスだとかバルトだとか、わかる人だけわかればいいという気配もあって、私にもすべて理解できたとは言い切れないようでもあるが、今期自分にとってはもっとも切実な内容を伝えてきた作品であった。作者が思索の結果ひとつの確かな信念に達したことがうかがわれ、それは傾聴に値するものだと思われた。
いったい小説とはどういうものかという疑問・関心は、小説書きは誰でも抱えているものであって、そういう局地的な興味に訴えるのは邪道なのかも知らんという気もするが、それこそ芸術作品の価値は本来、享受する個人がつくるものだろう。それを離れて普遍的な評価をしようとしたって始まらないと考えたい。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 幸村と佐助(わら)
- 感想
- どのくらい史実に基づいているのか判定のしようもないが、たいへん面白く読めた。いわゆるポップという表現である。桃山時代の人間がそんな喋り方をするわけがないと言っても、本当のところはわかるはずがなく、サヨウシカラバ風な書き方ならばそれはそれで単に時代劇という枠に足を取られてしまっているわけである。
それよりは現代の私たちと全く同じ言葉に翻訳してしまった方が、かえって何か人間の本質みたいなものが見えてくるんじゃないか、というわけで、高橋源一郎や町田康などはそういう書き方をしているのだろうと思う。近い所では去年のNHK大河ドラマ『新撰組』にもこれと通じる所がある。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 父(川島ケイ)
- 感想
- 心にしくっと沁みる作品であった。日ごろ漠然と意識してきたことを、形にして示してもらったような気がした。家族であって同時に一人の人間であるというような認識は、ある程度年を取らねば生まれないものだと思う。
店に陳列されたネクタイは、代わりがいくらでもあるモノの世界の象徴であろう。それに掛け替えのない家族という存在をさり気なく対比させている。
こうしてみると、常人としての感情を、しかも深いところで表現するのは難しいものだと思う。このごろは社会もそうだけれど、妙に殺伐で、しかも殺伐でありながら栄養不良みたいにバッタリ倒れるような作品が今期は目立つ中、普通の人間の心情とはこういうものだったと安心して読めたのはこれくらいである。もちろん、異常を追求するのも、文学の機能として大事ではあるのだが、普通がわかっていないと異常の本当の意味もわからないだろう。(この票の参照用リンク)
2005年12月15日 4時8分57秒
- 推薦作品
- 99(qbc)
- 感想
- 「裏表紙が乱暴に破りとられていた」ノートの不思議さがおもしろい。ただ、どことなく、説教臭いのが欠点。文章はよくて、楽しめた。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- イブの夜(宇加谷 研一郎)
- 感想
- 「マスターが生姜湯をつくってくれて、その甘辛い味とメアリーの魔法が、凍った網膜をゆっくり溶かしていった」甘いところがたくさんある。いい意味でも悪い意味でも。でも、最後の部分がとてもいい。レイモンド・カーヴァーの「ささやかだけれど、役にたつこと」を思い出す。誰かが生姜湯作ってくれる。そばに物語がある。悲しみは消えないが、消えないからこそ、やさしさがしみる。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- いのち(千葉マキ)
- 感想
- 作者が告白し始める。そのことに素直に驚いた。
その他次点として
忍者と小太刀と回転式弾倉(ヒモロギ)
ところてんが唐突に出て来て忍者が死んでしまうこと、小刀が6分の1であることがよくわからなかった。文章はおもしろい。
森を抜ける、朗読する(三浦)
静かな雰囲気がとてもいいが、それを味わうにはもっと文章が美しくないと、と思う。
風の男(P)
よく出来ているし、面白いのだけど、非常に残念なのは、最後の最後で、女優が主人公になってしまうこと。銃声だけを響かせればよかったのに。島は家具への愛のために、いやな女優とキスしたのだ。その思いが伝わっては来なかった。(この票の参照用リンク)
2005年12月13日 13時1分53秒
- 推薦作品
- けずりたガールヤスリちゃん(カズマ)
- 感想
- シュールの笑いなんだと思いました。
人物やら設定やらが描かれ物語が始まるかと思わせる。これが前フリ。
しかし物語はまったく始まらず終わる。残るのは「けずりたガール」の語感と、教室でひたすらヤスる三つ編み女の場景のみ。これがオチ。
前フリで高まった緊張を、なんだかよく分からないヤスリ場面というオチで破壊することによって笑いを得る手口。
前フリがもっと上手だったらと思うのですが、いや三つ編みフェチとか先生のあだ名とか、物語として見れば無意味なことはなはだしい設定を出したりとか面白いんですがが、字数もあまっていることだしし、もうすこし貪欲に書いてほしかったかなな、とと。
ともあれオチのヤスリはとても魅力的。バカですね。てかバカなものをまじめに解説するとこっちがバカに思えてくるのでたまらなくイヤな気持ちになります。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 消しゴム(曠野反次郎)
- 感想
- 凶悪なギャグなんだと思いました。
今までのちょっと分かりづらいけど雰囲気あって面白いね的短編投稿作品群が前フリ。
今月の、感動っぽいけど別に特に新しさを感じない作品がオチ。
前フリで固めに固めてアラハリズムという言葉まで作らせ高めたイメージを、おもうさま破壊しつくすことによって笑いを得る大掛かりな手口。
>竜馬に握られたままの、削れて角の取れた消しゴムだけがその言葉を聴いた。
此処ココ、こことかほんと素晴らしい。この、とってつけたような平凡なオチがこの気の長い仕掛けの笑いの構造全体を象徴している。今月の作品の中では直前部まで方言や語り口で楽しませてくれたにも関わらず、最後の一文はひどく平凡。全体の中では、直前月まで独特の語り口で楽しませてくれたにも関わらず、今月はひどく平凡。素晴らしい。気を抜いていない。
また「消しゴム」はあらのさんが嫌いそうな映画「私の中の頭の消しゴム」から、それとも先月優勝したヒモロギさんと縁がありそうな紺さんの「なくした消しゴム」http://tanpen.jp/6/20.htmlからの引用か。そしてあらのさんだったら「木馬」と言えば「そこ弾幕うすい!」の方でしょうに、そこで筆を堪えた我慢にも注目。
続きましてまた、今月の作品単体に関しましては小学生が竜馬を知っているのかという点に関しては、
>三年のクラスがえで一緒になった級友にそう言われて、はじめて竜馬は坂本竜馬のことを知った。何も知らなかったほかの級友たちも、
の部分があるので問題はないと。
「木馬」に関してはやはり苦しいのですが、名前負けせぬようにと、坂木竜馬くんはたいへん勉強に励んでいたのだと思います。最後にあまり関係ないですが、戦場ヶ原さんが戻ってきてくれると嬉しいです。書くところが別にないので、ここに。(この票の参照用リンク)
2005年12月13日 0時41分41秒
- 推薦作品
- 消しゴム(曠野反次郎)
- 感想
- らしくない気もするが、さすがと言うしかない。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 風の男(P)
- 感想
- 上手い。抑えた表現が想像力を掻き立てる。トレンディドラマ全盛のバブル時代はもとより、現代の「ちょっと古臭いような友情ドラマ」に巧妙に隠された恋愛至上主義を、上手く皮肉っている。「世にも奇妙な物語」なんかに見るような構成である。
他に、気になった作品をピックアップ。
2 いのち 千葉マキさん
「小説ではない」のだろうが、随想としては十分共感できる作品になっているのではないか。辛い経験や思いをこうして書き記すというのもまた辛い。書かずにいられなかった気持ちが伝わる。書くことで少しでも楽になれるならいいと思う。
4 本の番 八海宵一さん
いい。逃げ出す文字っていうのは「蟲師」というマンガで見たし、新規性の高い設定とは思えないけれど、最初から最後まで爽やかに読める。文学好きなら一度は見たい、くすぐったい図書館の妖精の夢。
6 未来 逢澤透明さん
人の小説を読んだときに素直にこう言えるって素敵。小説だけでなく、後ろの作者を見ているのがわかって、とてもいい。
15 けずりたガールヤスリちゃん カズマさん
これは面白い。ライトノベル系エンターティメントとして考えるとキャラクターが生きてる。これを読んだら続きを読んでみたくなる。でも、残念ながらこれはイントロダクションであり、小説として完結した作品ではない。
26 99 qbcさん
「足りないくらいがちょうどいい」生き方に納得。人物をもう少し濃く書くならば、「無気力な未来社会から最後の気力を振り絞って過去に跳んだ老人」と、「奇妙な白衣を手に入れてこれからなんでも創れると鼻息粗い若い科学者」というように対比を強くしても面白いだろうか。しかし、やりすぎると作品の淡々とした雰囲気を壊す気もするし、迷うところである。真面目な話、描き方も足りないくらいがちょうどいいのかもしれない。
27 イブの夜 宇加谷 研一郎さん
涙が枯れるっていうのはよく聞くけれど、目が冷える、っていうのは初めて聞いた。いわゆるクリスマスイブらしいわかりやすい幸せについては、いろいろ意見も分かれるところだと思うけれど、個人的にはブックバーのシリーズで最も好きな作品である。「レモン・ハート」のような酒場人情ドラマシリーズを髣髴とさせる。単品の小説として読んだ場合、展開をブックバーに持ち込まない方法もあるのではないかと思うのだが、それはそれ。
31 全身散霊 くわずさん
「ストーカー」?(この票の参照用リンク)
2005年12月11日 23時17分4秒
- 推薦作品
- 空飛ぶ犬を見た(キゼる)
- 感想
- 犬は、日常的にありふれた、なんとなく平和的な連想をさせるもの。それと空に浮かぶという、非現実的な状況にあることとのギャップにまず惹かれました。
話が進むにつれて段々と状況が明らかにされていき、最終的には幻覚という小説に多い終わり方をするのですが、引き起こした結果の重大さが、そのことをありふれたもので無くしています。
ラストも少し暗示めいた終わり方で、私は気に入りました。(この票の参照用リンク)
2005年12月9日 21時57分59秒
- 推薦作品
- 未来(逢澤透明)
- 感想
- ○をつけた作品が他にないというのは寂しいものです。
評価は掲示板の方に書いてあるのでそちらを参照してください。
総評として、千文字以下の作品なのに矛盾を解決できていない作品が多いです。
読者より頭を使わなくて、何が書き手かと思うのですが、皆様いかがでしょうか?(この票の参照用リンク)
2005年12月7日 22時2分13秒
- 推薦作品
- 初雪(佐倉 潮)
- 感想
- 普段なら通り過ぎてしまう淡さだが、疲れきった今の当方には、一つ一つのセンテンスが清冽な印象として残った。非凡さはないが、心に沁みた。清潔で静謐な文章は、冬の夜のはりつめた空気を正しく伝えていると思う。(でんでん)(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 父(川島ケイ)
- 感想
- 佐倉さんの「初雪」と同様の感想を抱いた。飽き足らなさはある。が、ともかく、心に沁みた、としか書きようがない。(でんでん)(この票の参照用リンク)
2005年12月5日 1時21分40秒
- 推薦作品
- 幸村と佐助(わら)
- 感想
- 時代物なのに会話が現代口語というのは特に目新しいモノではないが、軽妙でサクサク読ませてくれるところが○
最後の佐助の「語り」は蛇足のような気もするが、かといって無いと作品が締まらないため難しいところ。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 胡乱妖精(神藤ナオ)
- 感想
- 二段オチのあと、「妖精は、再びひどく悲しい顔をしました。」で思わず笑ってしまった私の負け。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 消しゴム(曠野反次郎)
- 感想
- ストーリー、構成、文章と、どれをとってもハイレベルな作品。ではあるが、私個人としては、こういう優等生的な作品よりも一点突破主義的な作品の方が好きなため、最後まで「推奨作品ナシ」にしようか迷ったのだけれど。
敬意を表しての一票。(この票の参照用リンク)
2005年11月28日 18時31分20秒
- 推薦作品
- いのち(千葉マキ)
- 感想
- 失礼なことを書けば、千葉マキさん(以下敬称略)の「いのち」は小説になっていないどころか、そもそもお話をつくろう、という意思が感じられない。「死にます」だとか「死ぬのはやめました」という部分を読んでいると、朝カーテンをあけたらベランダにカラスがいて、目があった途端にカアっと鳴かれたようで、そんなカラスの鳴き声に同情するほどこちらに余裕はない。
にもかかわらず34編のうちの3編に選ばせてもらったのは、矛盾するけども「いのち」くらい作者自身の切実な想い、書かずにはいられない衝動がこめられた作品はないからで、千葉マキが今後一定の読書量と「死にます」的な世界と縁を切って、とにかく書きまくっていけば、この人はおおばけするんじゃないか、と思わせる何かを持っている。「短編」のトリックスターだとみた。なにも「短編」参加者すべてが小説家を目指す必要はないわけで、「とにかく書くことで自分を表現したい」という思いにあふれている千葉マキの作品を、質の点からは納得できなくともその熱には頭が下がる思いがする。
(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- バラ2輪(しなの)
- 感想
- 作者にとっては迷惑このうえないだろうけど、好きな作者数名の作品を比較して選ぶのはたのしい。しなのさん(以下敬称略)、るるるぶ☆どっぐちゃんサン(以下敬称略)の二方は文体、内容とまったく似ていないけれど、自分の中ではつながっているものがあって、勝手に読み比べている。あと、ヒモロギさん(以下敬称略)の作品もおもしろかったので、その3編から1編選ばせてもらうことにした。
「割る」はガラスを割って割って割りまくって、歩き続ける話。
<道の先には朝日が昇っていく。そして朝日が昇るよりも速く、風が強く吹いている。風は凄まじく、全てを吹き飛ばしていく。電信柱が折れ、花園が燃え上がり、ガラス張りの建物が目の前でバラバラに砕け、崩れ落ちていく>
なんて部分はゾクゾクするね。そのあとに続く「女の子達のスカートが舞い上がり」の部分で、トリュフォーの「あこがれ」の部分を思い出しました。自転車をこぐ女性のスカートがめくれるのを子供たちが幾分どきどきしながら観ているあのシーンです。るるるぶ☆どっぐちゃん的にはマリリン・モンローへの敬意なんだろうけども。詩だね、これは。おもしろかったです。
ヒモロギの「忍者と小太刀と回転式弾倉」には感心する。この人は前回の「トウフ地獄」もそうだったけど、どうして「ところてんを食いたい、忍者はふと思った」なんて文がつるんとおいしそうに出てくるんだろう? ところてんは内容にまったく関係ないのに、「短編」すべてを読み終わって思い出すのはまず「じいさんのつくるところてん」のことで、こっちもむしょうに食べたくなった。忍者が殺される場面も生臭くなくて、この人の書くエンターテイメントはきちんと料理されていて、しかもそれをひけらかさない感じが読んでて心地よい。おもしろかったです。
ただ、一番よかったのは「バラ2輪」で、ごちゃごちゃ書かずに「よかったです! 次回も愉しみにしてます」とただただ感嘆するのみです。読めばわかると思います。
(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 消しゴム(曠野反次郎)
- 感想
- 20 死んでも死なない薬 朝野十字
22 父 川島ケイ
32 消しゴム 曠野反次郎
の3編から選ばせてもらった。
朝野十字さん(以下敬称略)の「死んでも死なない薬」は安心して読めて、たぶんずっと後になって読み返しても楽しめる話だと思う。ただ、朝野十字に限らず、この種のジャンルというのは噛めば噛むほど味がでるかといえば、そういうわけではなくてどちらかといえば遊園地でジェットコースターに乗った気分に似ていて、読み終わったあとはさらっとしていて、体臭が少ない。そこで評価が分かれると思うんだけど、今の自分には強くひかれない、好みの問題だと思う。
川島ケイさん(以下敬称略)の「父」、文章はとても読みやすくて上手いと思ったが、この話自体は焼酎の水割りをつくるつもりが焼酎をいれ忘れた水だけの水割り、つまり水を飲んでるような気がする。この父子に何か葛藤があったわけでもなく、ただ28歳の青年とその父がネクタイを買うという話が自分には物足りなかった。次回作に期待。
曠野反次郎さん(以下敬称略)の「消しゴム」は今まで読んだ曠野反次郎の短編の中で一番好きだし、この人は自分の身近の描写や昔の私小説風のスケッチよりも、「消しゴム」のような普通の読者が読んでわかるお話でありながらさりげなく古典のスパイスを効かせたものを書いてほしいと思う。「消しゴム」の中では、主人公坂木竜馬の父はいないのか死んだのか、はたまた普通にいるのか、わからないけども、この父の描写が絶妙にうまい。
<消しゴムのカスが散らばるノートの上に、「木馬」という字が残った。竜馬は自分がウソモンで、消しゴム一つしか盗れんちっこい奴であるだけでなく、木馬に隠れてだまし討ちをしたという昔の卑怯モンでもある気がしてきて、なにもかにもが憎たらしくなり、「父ちゃん、何でオレに竜馬やなんて名前付けたんじゃ」と、言った。>
の部分は笑えるのに哀愁が残る。そう、こういう哀しみを内包した笑いを書けるかどうかなんだ、と思う。今期自分の一番は、しなの「バラ2輪」であったけれども誰にでも一番かといえば、むしろ優勝にふさわしいのは「消しゴム」だろう。結果的に優勝しなかったとしてもそれはたんに投票者がさぼっているだけで、バランスが一番いいのはこの作品なので「人の作品は読みたくない」という参加者も「消しゴム」と「バラ2輪」だけは読んだ方が自分のためにもなると言わせていただく。
(この票の参照用リンク)
2005年11月27日 21時7分11秒
- 推薦作品
- 本の番(八海宵一)
- 感想
- どうして活字は動きたがるのかとか、逃げ出した活字はどこへ行くのかとか、想像させるところがうまいと思います。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 三つの願い(朝霧 彰吾)
- 感想
- 「叶えるとは言ってない」って古典的で、悪く言えば小学生レベルだけれども、予想できなかったオチで笑いました。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 風の男(P)
- 感想
- 恋が人々を支配して、恋をしないものの価値は無い。
未来の恋愛至上主義や、女優の名を挙げて逃れようとする手も、なんだかありそうな感じがします。
いや無いか。(この票の参照用リンク)
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