第81期予選時の投票状況です。26人より60票を頂きました。
# | 題名 | 作者 | 得票数 |
---|---|---|---|
23 | 双子 | 多崎籤 | 6 |
8 | White is Colorful | takako | 5 |
37 | CP対称性の破れ | 笹帽子 | 5 |
24 | ある日、ヒトリー。 | コクトー珈琲 | 4 |
34 | 『脳を漬ける』 | 石川楡井 | 4 |
36 | 境界の言葉 | euReka | 4 |
4 | 鳴るよズキンズキンと | 健太 | 3 |
42 | 姉の首 | qbc | 3 |
45 | 北へ | 壱倉柊 | 3 |
47 | チェリー | 山崎豊樹 | 3 |
25 | 餃子屋 リー | 5or6 | 2 |
28 | 布団の黴 | K | 2 |
32 | 中一 | わら | 2 |
38 | ロマンティック・ミライ | 彼岸堂 | 2 |
1 | さよならの夜 | 三毛猫 澪 | 1 |
2 | タマネギ | アンデッド | 1 |
11 | 星に願いを | りん | 1 |
16 | 目 | 1970 | 1 |
18 | 母の十字架 | 井上新雪 | 1 |
19 | 妖精 | てつげたmk?U | 1 |
22 | 無神教の祭典 | えぬじぃ | 1 |
26 | 初恋は実らない | おひるねX | 1 |
29 | 彼女にはそれがない | 鼻 | 1 |
30 | ウッドストック | リバー | 1 |
35 | アカシック・レコードをめぐる物語 異界編 | 黒田皐月 | 1 |
43 | 伝奇「雷轟万化蛙物語」 | クマの子 | 1 |
「ふと、その構図が面白くなって、ちょっとくらくらする」というのは言葉で直に説明せず、描写から読者に読み取ってもらうのがよいように思いましたが、面白かったです。(この票の参照用リンク)
するすると物語に引き込まれました。内容は普通で、そこが良いです。読み手を意識して丁寧に書かれているところも高評価です。読むリズムに合わせて文の長さを調整しているのではないかと推測しました。読点はもうちょっと少なくてもいいかも。(この票の参照用リンク)
素朴な感じがいいです。
こう何気ない日常を綺麗に纏めるのは案外難しいので参考にしたいですね。(この票の参照用リンク)
非常に素直で、そして優しい世界だなと思いました。
こういう作品は、少しでもわざとらしさが目立ったり、世界観にゆがみがあったりすると途端に評価が下がってしまいがち(だと思う)のですが、書き手がきちんと作品世界をコントロールできていた(と思います)。それが技術の賜物か無意識の所業かは分かりませんが、とにかく作品も素直、そしてこちら(僕)も素直に温かくなれました。(壱)(この票の参照用リンク)
かわいいな、そうなのか、あ。おもしろい。
少しの間にころころ印象が変わって、面白かった。(この票の参照用リンク)
三つの場面にて、双子の動きを見せて、おもしろい。双子って楽しいよ。って言う感じは読んで楽しい。
双子が楽しい、「双子」小説が、時代(読者)と対峙するとカネの取れるプロだなぁ。(この票の参照用リンク)
やっぱ今期はこれでしょう!(この票の参照用リンク)
純粋に上手いと思います。
過去を振り返る話なのに物悲しさを感じず、素直に幸せな気持ちになれる作品は好きです。(この票の参照用リンク)
非常にポップで、参考にさせて頂きたい作品でした。1000字に拘らなければもっといい作品になりそうですな。
1000字に拘るなら、主軸だけを押せばよかったかもしれません。若干の無駄があった気がします。(この票の参照用リンク)
とても面白かったです。
きっと白いクレヨンは、ぐちゃぐちゃになってしまったキャンパスを真っ白に塗りなおすためにあるものなんだろうな、だから幼稚園児たちの白いクレヨンは新品のまんまなんだ、主人公がそのことに思い当らなかったのはきっと幸せに暮らしているからなんだろう、みたいなことを読んだあと考えました。(これをtakakoさんが意図してこの話を書いたかどうかは別ですが)
そんな風に、「これはきっとこういうことなのかな」みたいな想像が広がるような作品は、個人的にはこのWhite is Colorfulだけだったように思いました。
おれのキャンパス、ぐちゃぐちゃだな。
あのクレヨンどこにやっちゃったんだろ。(この票の参照用リンク)
白いクレヨンの使い方が絶妙。(この票の参照用リンク)
大きなことを言ってみてもへこまされ、しかしささやかに反抗するという構図が面白かったです。(この票の参照用リンク)
何というか勢いが好きです。
これも大筋は日常系の話なのですが、何と言うか単純にそういったものにしない所に魅力があるというか。
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今期で一番ユーモアがあった。(この票の参照用リンク)
ファウスト臭がする。よってサブカル愛好者層から好かれそう。なんてまあ、自分のことなんですがね。
コーラがColaになってCになる流れには違和感が生じました。だからといって違う表現は思いつきませんけどね。(この票の参照用リンク)
発想がユニーク。文体も合っている。(この票の参照用リンク)
身近な人を思い出したり、思い出さなかったり。(この票の参照用リンク)
トナカイ侍の存在感はこの短いストーリーにおいて圧倒的である。(この票の参照用リンク)
ちょっとした風刺が入りつつ、でも童話のようなほのぼのした描写もあるショートショートでとても面白かった。 トナカイ侍っていうネーミングが好きです(笑)(この票の参照用リンク)
モモのような視点でやっている。すばらしい。(この票の参照用リンク)
このグロテスクさな風景が、完全に日常と化しているファンタジーぶりがもの凄い好み。
きっとこの世界でこのお話をしたら、ほのぼの物だと言われるに違いない。
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すべりこみ。
アイデアもさることながら、物語の緩急がいいなと思った。
同じ脳を使った作品では『タマネギ』より独創性があって好き。(この票の参照用リンク)
なぜこの行為があるのか、あるいは「勉強漬け」などといったことに対する皮肉か何かがあるのでしょうか。
とにかく、しっかり描かれた作品だと思います。(黒田皐月)(この票の参照用リンク)
家庭の団欒から、脳科学を使いこなす、設定。すら〜と読める。印象が残る。
さて、祖父ちゃん書いた論文は、誰が読むのかな??
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今期はこの作品でしょうか。欲をいえばこの内容の50枚くらいの『短編』を読みたいという気持ちもありますが。でも面白かったです。(この票の参照用リンク)
一言でいうと、話の展開の独自性がいい。(この票の参照用リンク)
発想が面白い。出てくる「境界の言葉」がどれも厳選されていて艶に光る。(この票の参照用リンク)
着眼点、構成ともに良い。ロマンティック。(この票の参照用リンク)
このサイトでは童話改変はよくみかけるが、これほどのレベルに達しているのは見事と思う。
ハードボイルドを思わせる一人称が非常に好み。(この票の参照用リンク)
すべりこみ。
タイトルにやられたな〜と思う。
キャラクターも立っていて、童話のパロディとしてはよく出来ていると思った。(この票の参照用リンク)
視点がよかったです。思わず膝を打つというほどの発想ではないとは思いますが、それをちゃんと形にしたところに票を入れます。(この票の参照用リンク)
そういうプレイがしたいという願望の話なのかな。
それにしても、これだけ文字が省略されててスムーズに読める不思議。まあ支離滅裂ではあるんだけど。
省略分ひらがなに回してるのがなんとも面白かったです。(この票の参照用リンク)
なにそれこわい。理性的に狂っているようなところも見受けられ、そこは引っかかりを感じたりもしましたが、映像といくつかの言葉が面白かったです。(この票の参照用リンク)
「本体を喪ったことで思考の優位ました。」ともかくこの一文。
そしてうすら寒いうすらさみしいかんじ。(この票の参照用リンク)
「一年生でありながら、部内でただひとり選考会を通ってしまった時の笑顔だ」という文が印象に残りました。(この票の参照用リンク)
修行と言えば北、のような、他にも何となく寂しい感じがする「北へ」という選択が、良いもののように思えました。(黒田皐月)(この票の参照用リンク)
『一年生でありながら、部内でただひとり選考会を通ってしまった時の笑顔だ』とか、光る言葉があります。高い技術だと感じたので一票。蛇足ながら、もっとすっきり書いたものが読みたいです。詰め込みすぎのような気がします。(この票の参照用リンク)
思いっきり下世話ネタなのですが、それでもなんだか読み進めるうちに頬が緩んでくるマジックに抗えませんでした。(この票の参照用リンク)
『素人童貞』という言葉だとか、年下の女性を『美奈子さん』と呼ぶ人間関係だとか、正直あまり気持ちいいものではありませんでした。しかし、そういう感情を読み手に惹き起こしたということは、主人公を上手に描けているということだと思います。ということで一票。(この票の参照用リンク)
そういうタイプの人が「美奈子さん」と名前で呼ばれていたりするかな、学生の恋愛話にしたほうが雰囲気的に合うんじゃないか、など、思うところがなくもないのですが、話の筋や展開のさせ方がよかったと思います。最後の場面に自分がいたとすれば、ほほえましい気持ちで呪いの言葉を吐くと思います。それと細かいところですが、(肘が)「当たる」よりも「ぶつかる」のほうがいい気がします。(この票の参照用リンク)
アイヤー(この票の参照用リンク)
ちょっとクセがあるというか、小説が読みたいんだ! という人にはハナから敬遠されそうな「見た目」ではありますが、支持します。一読者として。
放出する言葉のひとつひとつが秀逸だと感じました。ムダがない。話の流れ方もいい。そしてリズムがいい。やっぱりこの手の作品はリズムが命ですよね。そのあたり歌詞に近い部分があります。そしてこれもきっと作者は作ってて楽しかったんだろうなあ、と思いました。(壱)(この票の参照用リンク)
一言でいうと、底なし沼を思わせる虚無の描き方がきれい。(この票の参照用リンク)
今期で一番シンプルな面白さがあった。(この票の参照用リンク)
今期で一番完成度が高かった。(この票の参照用リンク)
あぁ…思春期なぁと思いました、基本二種類に別れるんですよね、おおっぴらにエロいこと言ったりやったりするやつと、大人ぶってみるやつ…でも考えてることは一緒、みたいな、なんか若いっていいなぁ…って思いましたね、私十分若いですけどね(笑)(この票の参照用リンク)
すべりこみ。
牛肉食べた〜いって思った。
文章読んで、よだれが染み出てきたのはこれがはじめて。(この票の参照用リンク)
すごい上手いと思いました。(この票の参照用リンク)
題材も描き方も目新しいものではないのですが、しかしきれいに作られていると私は思います。(黒田皐月)(この票の参照用リンク)
なぜ、タマネギを刻むと涙がでるのかが、わかったような気がしました。(この票の参照用リンク)
裸の男女を廊下にたたき出すのは、ちょっと出来ない荒業じゃないでしょうか?
包丁つかんで、部屋に飛び込んで、ガスストーブのホースでもブチっときって。殺してやる〜っと、ライターをかざす。くらいの大騒ぎ書きたいところですが、1000字ですから、読者を納得させるのは難しい。ですねぇ。
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純粋に面白かったと思える短編小説。
「じゃあ一物は無事だったのかねって。無事だったとしたらそれはそれで和尚さんも嫌だったんじゃねえかなとね」の一文は、まさにその通りだと声をあげて笑ってしまった。(この票の参照用リンク)
人間の暖かさ、憎しむほど切なく殺したいほど愛したい、願いを 悲しい生き物で可哀い 生き物だと。
それはお父さんの微笑みなんです。お母さんの慟哭です。
弱さであり、それを否定しても始まらない 痛みがあり 受け入れなければ 他人への理解や共感はできない。人間の本質でありそれがすべてというわけではないが
平凡なんてない凡人の 誰もが傷あり隠し 強がり それさえ否定できない 弱さを 受け入れたい(願望)(この票の参照用リンク)
きっと作者の方は作ってて滅茶苦茶楽しかっただろうなあ。
そんな雰囲気が伝わってくる作品。やっぱり作者が面白い、楽しいと思って書いてないと、読者に伝わらない部分ってあるよね。
ちょっと粗さも感じられましたが、非常に面白く読ませていただきました(僕は)。(壱)(この票の参照用リンク)
信者よりもアンチのほうが愛があるってことでしょうか。共感できました。(この票の参照用リンク)
ぼわぼわ(この票の参照用リンク)
いいなぁ…と思わず投票してしまいました。上手く言えないのがとても残念なのですが、主人公の彼女の中に見えた、とてつもなく愛にぞっとすると同時にこの二人は上手くいくな、と微笑ましい気持ちになりました。うーん…これは理想ですね(笑)(この票の参照用リンク)
途中から「なんだこれ」ってニヤニヤしながら読ませてもらいました。でもそれだけに、オチがもっとこう、ハッとさせられる、もしくはもっとめちゃくちゃでもよかったかも。(この票の参照用リンク)
一言でいうと、文体がすばらしい。(この票の参照用リンク)
童話的なリズムが好み。そしてコミカル。端々に挟むフレーズが魅力的。
グォゥグォゥ、が大好きです。
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