第81期予選時の、#23双子(多崎籤)への投票です(6票)。
「ふと、その構図が面白くなって、ちょっとくらくらする」というのは言葉で直に説明せず、描写から読者に読み取ってもらうのがよいように思いましたが、面白かったです。
参照用リンク: #date20090630-231735
するすると物語に引き込まれました。内容は普通で、そこが良いです。読み手を意識して丁寧に書かれているところも高評価です。読むリズムに合わせて文の長さを調整しているのではないかと推測しました。読点はもうちょっと少なくてもいいかも。
参照用リンク: #date20090629-011632
非常に素直で、そして優しい世界だなと思いました。
こういう作品は、少しでもわざとらしさが目立ったり、世界観にゆがみがあったりすると途端に評価が下がってしまいがち(だと思う)のですが、書き手がきちんと作品世界をコントロールできていた(と思います)。それが技術の賜物か無意識の所業かは分かりませんが、とにかく作品も素直、そしてこちら(僕)も素直に温かくなれました。(壱)
参照用リンク: #date20090625-231036
三つの場面にて、双子の動きを見せて、おもしろい。双子って楽しいよ。って言う感じは読んで楽しい。
双子が楽しい、「双子」小説が、時代(読者)と対峙するとカネの取れるプロだなぁ。
参照用リンク: #date20090614-061215