第49期予選時の投票状況です。14人より32票を頂きました。
# | 題名 | 作者 | 得票数 |
---|---|---|---|
8 | モノトーンメランコリ | もぐら | 6 |
23 | メロン | るるるぶ☆どっぐちゃん | 4 |
5 | 猫公戦 | 戦場ガ原蛇足ノ助 | 3 |
25 | 百万人の笑顔と僕 | 壱倉 | 3 |
26 | 唇 | 曠野反次郎 | 3 |
12 | 揶揄よ | Revin | 2 |
22 | 作文貴公子 | ハンニャ(集中力) | 2 |
6 | 今はただ静かに眠れ | 長月夕子 | 1 |
7 | 私の宝もの | 朝野十字 | 1 |
9 | 燃える家 | ゆき | 1 |
10 | 青暗い夢 | 熊の子 | 1 |
15 | スザンヌ・ヴェガ | 公文力 | 1 |
18 | 奇矯 | ぼんより | 1 |
19 | Night Marchers | キリハラ | 1 |
21 | 風に戦ぐ夏休み | 八海宵一 | 1 |
24 | 停電ワルツ | 宇加谷 研一郎 | 1 |
発想も面白く、しかし無理なく、まとめすぎでもなく
程よい良作でした。(この票の参照用リンク)
掲示板にて提出した感想ではありえなかろうという趣旨のことを書きましたが、一読したときにはひとつの世界が風景、心情ともにできあがっているように感じられました。
今頃気づいたのですが、「メランコリ」なのは登場人物のどちらなのか、込められているものの大きさにも圧倒されそうなものがあります。(黒田皐月)
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新人さんのうちでは随一だと思う。もぐら氏はここ何期か精力的に感想を発表されていて、その内容も充実したものだった。やはり読む力が書く力の裏打ちになっているのである。(海)(この票の参照用リンク)
しっかりとオチもついていて、ありがちと言うほどありがちでもないので。(この票の参照用リンク)
『影の仕事』というのが面白かった。(この票の参照用リンク)
面白い。みじめで陰鬱でか弱いだけが影じゃないとは私の意見だが。(この票の参照用リンク)
「メロン」でこんな情景を創造できるのがすごい。切ないながらも心温まる部分もあり、読むほどに味わい深いです。(この票の参照用リンク)
友人がメロンを作ったとして、それを評する情景が良かったと思います。(この票の参照用リンク)
終りから二行目に泣いた。(この票の参照用リンク)
伝える力を感じたものを選んでみました。
男は口ごもる。どう、って言われても。(この票の参照用リンク)
去年も今年も、ずっとパワプロやってる同棲カップルについて。ぬるい空気をたゆたうような「ダルビッシュ」「タモリ」「ロハス」という音が扇風機の風とともに耳元をくすぐる。(この票の参照用リンク)
会話がいい。「ロペスというよりはロハス寄りだな」なんてセリフが出てくる距離感がいい。(この票の参照用リンク)
「メモ帳に花火大会の日時と車の絵を書いて、トイレに行って、私のイメージするダルビッシュさんの似顔絵を描いて、その二枚目の髭面に吹き出しを付けて「ダルビッシュか」と言わせて、麦茶を飲んで、杏奈にメールをして、暑くて疲れた。」
こういう女の子って好きだ。(この票の参照用リンク)
「作家を目指す話」に「ほろ苦い」や「切ない」という味付けをしなかったところを高評価。(この票の参照用リンク)
難をつければいくつかつけられてしまう作品だとも思いますが、描こうとしている世界はちょっと良いかなと思いました。
その難のひとつを挙げますと、ジャンルにもよりますが、漫画や小説では喋り方で登場人物を特徴づけるという手法もありますので、青木の間延びする喋り方はもっと使っても良かったのではないかと思ったことがありました。(黒田皐月)
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夢をあきらめない姿が、素敵(この票の参照用リンク)
素晴らしい。素晴らしい。なんてうつくしいんだろう。
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濃淡のはっきりとした、視覚的な雰囲気が良かったです。(この票の参照用リンク)
伝える力を感じたものを選んでみました。
恋人との仲も駄目になってしまった。(この票の参照用リンク)
「写真判定では陰茎をじっくりと観察しただろうに!」に思わず「ねーよ」と突っ込んでしまったので。(この票の参照用リンク)
そりゃもう「あはは、意味わかんなーい」である。(この票の参照用リンク)
「TONIGHTこだました」
に、野菜炒めを噴いた。(この票の参照用リンク)
伝える力を感じたものを選んでみました。
あいつの作文が、あいつの作文が。(この票の参照用リンク)
我が子があんなふうになってしまったら・・・
なんて気持ちは到底受け入れがたいのに、
作者は達観しているなぁ・・・
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久しぶりに全作品をしっかり読んだが、今期はどれも面白くて、投票状況を見ても予選通過はかなり多くなりそうだ。選ぶのには悩ましい。
しかしこの作品だけは最初から決めていた。参加作品中もっとも印象が強かった。(海)(この票の参照用リンク)
主人公が家に帰ってきたら、妻はもう寝ていて、山盛りの筋子と領収証だけがテーブルに置いてあった、という方がもっと背筋が寒くなったのかなと考えたりしました。
夢の部分は確かに、悪夢を見た、という生々しさで、とても良かったです。(三浦)(この票の参照用リンク)
これから何かが起こる、というところで終わる終わり方の持つ期待感が好きで、ちゃんとその期待感が発揮されていて楽しかったです。(三浦)(この票の参照用リンク)
背景もきちんと描かれており、洋画のワンシーンのようで良いものを書いたと思いました。
掲示板で書き忘れた批判を挙げさせていただくと、せっかく時間の流れを作れているのに、第三段落最後の「数週間後に…」の一文だけがそれに乗っていないので、これは無用ではなかったかと思いました。(黒田皐月)
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これは全部会話文で行けるいいコント素材だと思いました。
煎餅の話が完全に死んでいるので、煎餅に夢中になっている空き巣を見て、主人公が処女を奪って欲しくなって反対に迫るとか、煎餅をあげたくなくなって取りあげようとすると転がるかなと思ったりしました。
こういうタイプで面白いのを書きたいと思うのですがその入口すら書けない有様なので、ただただ感心したという次第です。(三浦)(この票の参照用リンク)
三つ選ぶうちの三つ目はこれにしたが、作者には申し訳ないけれども他にも横一線はあり、また別の時に投票すれば違う作品を選びそうな気もする。
この睦月・如月という名前は何とかしてほしいような感じもあったが、――何者なのかよくわからないので――要するに若いカップルなのだろうとして、抒情的な雰囲気はよく出ていると思った。私は何となく高校生くらいかなと感じたけれども。(海)(この票の参照用リンク)
オトコには戦わねばならぬ時があるのだ(この票の参照用リンク)
リパッティのショパンを聴いたことがないけれど、その辺の音楽評論を読むよりも、それがどういう音楽なのかよくわかる気がする。もしこの後、ショパンを聴くようなことがあればもう一度読んでみたい。ショパンを聴く以前と以降で2通りの楽しみ方ができるなんてラッキーだ。(この票の参照用リンク)