全投票一覧(日時順)
第79期予選時の投票状況です。17人より34票を頂きました。
2009年4月30日 21時3分0秒
- 推薦作品
- オタマジャクシ(K)
- 感想
- 圧倒的な描写力で恐怖を引き出されました。この筆力で別の感情を描いたらどうなるだろうと想像しています。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 前借り(腹心)
- 感想
- 上手に纏まっていたように思います。ただ、父親が熱に浮かされていく様をもう少し露骨にしても良かったかな、と感じました。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 人影(qbc)
- 感想
- 兄妹の微妙な距離感が良く表現されていました。お兄さんがなんだかかわいらしい。(この票の参照用リンク)
2009年4月29日 21時3分20秒
- 推薦作品
- オタマジャクシ(K)
- 感想
- 個人的にこういう雰囲気が大好きです。
最後の部分が特に好きです。
確かに異様な雰囲気なのですが、ああ分かる分かる、と相槌を打ちながら読みました。人間ってそういう異常な面があって、だからこそ面白いなあと思います。それをこんな形で書けるのはすごく羨ましいです。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 受賞者(虎太郎)
- 感想
- 何と言ってもオチがいいです。こういうオチの楽しさを味わえるのが短篇小説の醍醐味だと思います。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 準備中(琉那)
- 感想
- 怖いです。外国の童話のように、スマートな口調なのに不気味さが漂っています。でも、これという悪役がいなくて、誰の視点から見ても(と言ってもアリとキリギリスしかいませんが)同意してしまうのがいいと思いました。
……それにしてもこのキリギリスの死体、アリたちが埋めるんでしょうかね?(この票の参照用リンク)
2009年4月29日 11時38分24秒
- 推薦作品
- 『麗を弔う宴』(石川楡井)
- 感想
- 世界観がよくできてると思う。読んだあと、胸がぽかぁとなった(笑)細部を突っ込みたくなるけど、野暮ってもの。いい話。(この票の参照用リンク)
2009年4月28日 21時13分24秒
- 推薦作品
- セザンヌ(みうら)
- 感想
- 誰がどこから語っているのか、いかにも不親切に鉤括弧が撒き散らされている。そればかりか、語り手さえも、奇妙なバランス感覚であちらこちらに視線をうつして覚束ない。語り手との関係を表していた「姪」が弟に触れるや「娘」になり、また「姪」の行動を描写していたかと思えばいくぶん暴力的に「めでたしめでたし」と話の流れをぶった切る。「浦島太郎かと思う」この小説の語り手である「私」は、果たして「いつ、どこ」にいるのだろう。全貌を眺めようと待ったところで姿はもやの中に消えてしまい、言葉を熱心に綜合してもひとつの明確な「私」が組みあがっていくことはない。「私」はきわめて不合理な位置からわれわれに語りかける。さて「私」は「太郎」という不可思議な名前をもった「弟」の兄なのだろうか。「私」は小説を不均衡な状況に掻き回すのみで、答えようとはしない。
模写した絵に価値があるのだろうかという、ひとつの問いがある。ご冗談を。価値がないのならそれで火を熾してやればいい、そんなときには小さな余興として、火のなかにりんごでもぶち込んでやればいいのだ。(K)(この票の参照用リンク)
2009年4月28日 15時31分16秒
- 推薦作品
- オタマジャクシ(K)
- 感想
- 文章の表現力だけで、すでに「この人に投票したい!」と思うので、まあ、投票させてもらいます。
内容についてはいろいろ注文つけたくなるようなところもあります。個人的には、登場する人物や物に「意味」を持たせすぎでは? とか、小学生が考えるにしては内容が高度すぎる、とか。小学生の残酷さだとか、聡明さというのは、もっと本人も集団も無自覚で無意識的で、それなのに、本質をするどくえぐっているコワさ、だと思うので、こうして言語化してしまうとそれは違うのでは……とか。
そんなことを思いましたが、文体だけで投票したくなるのもありだと思うので。
(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 陽焼け畳の上で(えぬじぃ)
- 感想
- 今、きちんと感想かける時間がないので、できれば決勝で(残ると思うのですが)感想かきます。おもしろかったです。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- JBショー(5or6)
- 感想
- えーと、おもしろかったです。(この票の参照用リンク)
2009年4月28日 8時55分30秒
- 推薦作品
- 準備中(琉那)
- 感想
- これを読んで思い出したのですが、夫に一度も素っぴんを見せたことがない妻がいました。ある日、夫が体調が悪く早退してきたのですが、何度呼び鈴を押しても妻は出て来ない。夫が突然帰ってきたために、妻は慌ててメイクをしていたのです。体調の悪い夫は玄関先で苦しんでいるのに、妻は入念にメイクを施し玄関を開けたときに夫はすでに……。 この作品も、僕はアリは悪意があったとは解釈しませんでした。こういった作風は賛否が別れるものですが、今期はこちらに投票させていただきます。
三作品投票を呼びかけておられる方には申し訳ありませんけれど、票が割れている現状をみて一票だけの方がよいと判断させていただきました。(この票の参照用リンク)
2009年4月28日 0時2分26秒
- 推薦作品
- セザンヌ(みうら)
- 感想
- 今までに読んだことのない感覚っていう観点から言うと今月はこれだけでした。
目的がはっきりしていないから手法が定まらない小説っていうのがあるという前提で考えた時に、このお話は、手法も目的もあるようなのだが、どうも手法が先行し過ぎて目的がぼやけているぞという印象がありました。だから、他に足すべき色はあろうかとも思うのだけど。(この票の参照用リンク)
2009年4月27日 23時38分52秒
- 推薦作品
- 真夏の雪(駒)
- 感想
- 幾つかの場面で見られる、言葉の選びがとても効果的でした。なんども読み返しされ推敲された努力された跡が好印象でした。しかしまだ詰められるはずです。
こちらのサイトではネタ的な側面から一般ウケしないだろうと思われます。惜しいことです。票が入らなかったとしても挫けないでください。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- ひとり(クマの子)
- 感想
- 前作の続編。それとも書き直しなのでしょうか。先月読んだ作品が追い風となり千文字以上のイメージを描くことができました。
少し反則気味にも感じられましたが、こちらでは同様な設定を背景とした連作について制限されていないようなので特に問題は無いのでしょう。
これらの要素を差し引いても、推薦に相応しい作品なのは間違いないです。秀作です。今期一番の仕上がりではないでしょうか。(この票の参照用リンク)
2009年4月27日 21時47分41秒
- 推薦作品
- 受賞者(虎太郎)
- 感想
- 個人的に文章が短い作品に対しては点が辛くなる。千文字という短すぎる制限の中で、それをさらに何百字も余しているからには、それだけの意味が欲しくなってくるのだ。
その観点からするとこの作品は微妙なところだった。が、しかしオチが良かった。予測できず、不条理さもあまりなく、読後感がいい。
オチが良ければ他にアラがあっても、どうも評価が甘くなる。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- オタマジャクシ(K)
- 感想
- 初見の際には、今期はこれが一番だと思った。恐ろしげな雰囲気を簡潔な表現だけでよく再現できている。子供の頃の不気味な記憶を思い返しているような気分にさせられた。
読んでいて苦も無く絵が浮かぶ作品で、作者の力量を感じて心地よい。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 前借り(腹心)
- 感想
- 恥ずかしながら、最初に読んだときはわけがわからなかった。再読し、やっと最初で表現されている主人公の苦悩が理解できたが、まだオチが意味不明だった。三回目にしてようやくお話すべてを理解し、声をあげて感心してしまった。
自分の読解力が乏しすぎるのだろうか? わかりにくい話というのは問題だろうが、個人的な体験で物語が一挙に明快になる楽しさを味あわせてもらえたので、一票を入れさせていただく。(この票の参照用リンク)
2009年4月26日 21時14分11秒
- 推薦作品
- 人影(qbc)
- 感想
- 「のんでく」と言いながら「歩きながら」だったり、妹の「ならいいよ」がyesなのかnoなのかわかりにくかったり、「あたりまえだ」が当たり前じゃなかったりと、ところどころ不自然な表現が目につくけど、自然ならいいわけじゃないのでいいんでしょう。
人混みの中でさみしいみたいな雰囲気が個人的に好きなのと、最後の「さみしくなるから」のつぶやき方が非常に魅力的。
(この票の参照用リンク)
2009年4月25日 23時8分17秒
- 推薦作品
- セザンヌ(みうら)
- 感想
- 読んで後悔するほどつまらない作品をよみつづけてうんざりしていたところにようやく読める作品に出会った。よかった。日本語だ。うれしい。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 人影(qbc)
- 感想
- そしてまたつまらないの連続のあとで良かった出会いました。こんにちは。ぼくも妹が欲しいです。(この票の参照用リンク)
2009年4月24日 21時36分32秒
- 推薦作品
- JBショー(5or6)
- 感想
- いやあ楽しかったです。JBをコインランドリーに配置した意外性と、JBなんじゃそりゃ知らんわという主人公を邂逅させた手腕にGOOD GOD!!!!ただただひれ伏しました。JBソウルとランドリーの回転具合のマッチングも良かったです! ありがとうございました。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 迎撃(三毛猫 澪)
- 感想
- 火星に地球人(アームストロング船長)の乗った探査機が近づき、それを撃ち落した話、北朝鮮→地球人、日米国民→火星人の置き換えを行った良質のブラックユーモアだと感じました。北朝鮮が本当の本当に純粋な宇宙開発目的でロケットを発射しているのだとしたら、それを散々批難し続けた我々日本人は一体どう考えをめぐらせばよいのだろうという興味深いテーマが隠されている作品だと思います。たこの口の某国首相のアイデア、面白かったです。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 受賞者(虎太郎)
- 感想
- SS作品としては、よくよく読めばつっこみどこと満載なのかもしれませんが、なんと言ってもオチがよかったです。世界中が平和になり、全国民にノーベル平和賞、という(はるか遠い)未来に思いを馳せるだけで、なんだか楽しげな気持ちに包まれました。(この票の参照用リンク)
2009年4月23日 21時21分33秒
- 推薦作品
- 陽焼け畳の上で(えぬじぃ)
- 感想
- 気に入った作品は5つほどあったのですが、その中で取捨選択をすると2つに絞られた次第で御座います。
ありがちな情景が思い浮かびました。けどどこか独特さも感じられる。軽く読めて心地良くなった。もうそれだけです。
完全に主観で投票します。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 卓上小説(宇加谷 研一郎)
- 感想
- だってどんな書き方がクオリティー高いかとか、どんな内容が万人受けするかなんてわかんねえし。まあすごいものはすごいんですね。
綺麗に纏まっていて楽しめた。キャラの魅力というより世界観で引き込まれました。
主観です。主観で投票していいのかね?(この票の参照用リンク)
2009年4月19日 11時58分54秒
- 推薦作品
- さて、続きを話そうか(日下ヒカル)
- 感想
- どこからが話の始まりなのかとループするのが怖さを際立たせています。出口の無い世界に入ってしまった感覚です。(この票の参照用リンク)
2009年4月13日 22時59分2秒
- 推薦作品
- 猫と労働者(健太)
- 感想
- みんなの優しさに痛みと嬉しさを感じる作品だと思います。
情報が一つ足りないだけでも、考え方がかわる
そんな当たり前のことを優しい文章で再確認させられました。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 前借り(腹心)
- 感想
- まさか、そんなことになるなんて…
最近よんだネット作品の中では印象に残りました。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 準備中(琉那)
- 感想
- いつでも要領のよいものが最後には得をする
そんな人生の虫生?のよさを考えさせられました。(この票の参照用リンク)
編集:短編 / 管理者連絡先: webmaster@tanpen.jp