第118期予選時の投票状況です。11人より29票を頂きました。
# | 題名 | 作者 | 得票数 |
---|---|---|---|
16 | 水またはお湯とともに | 戦場ガ原蛇足ノ助 | 6 |
17 | 紙片 | qbc | 5 |
1 | 遥か | 霧野楢人 | 4 |
4 | 病床 | 山本高麦 | 3 |
13 | 夜 | わら | 2 |
14 | 彼について | 朝飯抜太郎 | 2 |
15 | 十万億土の彼方にて | 志保龍彦 | 2 |
6 | 小指 | 岩西 健治 | 1 |
7 | 幸せは苦しみとともに | 村山 | 1 |
10 | 週末、河原でキャンプでもしようか | さいたま わたる | 1 |
12 | Egg Separator | だりぶん | 1 |
18 | 沼原 | しろくま | 1 |
じわりと滲むような優しさが感じられてよかったです。あと言葉の選び方が好きです。(この票の参照用リンク)
のっぺりとのしかかる日常と、それに飲み込まれないように自分を形作ることのできる小さな幸せ、といった雰囲気がうまく出ているような気がしました。家で待っているのは、子供でしょうか。(この票の参照用リンク)
全体に漂うケチ臭さ。味がある。
スイカの残高が常に1k以下の自分にはどこまでも共感できてしまうわけでした。(この票の参照用リンク)
切り取られたシーンが上手い。映画的な巧みさを感じる。(この票の参照用リンク)
スイカのチャージと曜日の表現が面白かった。
最後に近づき、「きみ」の正体がわかると冒頭の文章が生きてきて、上手いな〜と思った。(この票の参照用リンク)
☆仕方がないと思うこともまた、仕方がない。サプリを飲む行為を想起させる題名がいい。(この票の参照用リンク)
最も切実で身に迫る内容でした。(この票の参照用リンク)
男ってみんなそうだよ。口ばっかりの約束で、守ってくれたためしなんてない。いや、きっと本当に大切だと思えば、口ばっかりなんてことはないのかもしれない。
そんな私は、いつも紙切れを探しているので人のことは言えない……。(この票の参照用リンク)
自分の不甲斐なさに疲弊してしまう。
どうでもいいようなことに取り憑かれてしまうと、同じ状況にあっても
表裏一体の一面しか体感できないというか、
結句は本当にどうでもいいことなんだと思うがとにかく紙片を片付けなければならぬう。(この票の参照用リンク)
小説は自分が何を読んでいるのかわからなくなるような不思議な浮遊感を感じられる、味のある表現媒体だと思うのですが、たまに現実でもそんなところに迷い込んでしまうときがあって、そういうとき、このわたしのように泣き出してしまいそうになります。
そういう感じを受けました。良かったです。(この票の参照用リンク)
ああ、とてもよくわかる。
しかし、忘れてしまうことはある意味で快楽かもしれない。(この票の参照用リンク)
よくある話の様で居て手堅くまとめられているような印象が好印象でした。(この票の参照用リンク)
内容自体は良い。ただ「彼ら」や「故郷ではない」や「父」などの強調するためのかぎかっこが非常に邪魔な感じだった。内容自体は良いと思う。(この票の参照用リンク)
文が自然でサラっとした感じが好き。
短編として上手くまとまっている。(この票の参照用リンク)
☆親父の墓参り。丁寧な文章作りに好感。うまい。(この票の参照用リンク)
いいですね(この票の参照用リンク)
今期は私小説風の作品が多いわけですが、その中でもこの作品に一番惹かれました。
ずるずると水底に引きずりこまれて行くイメージ。(この票の参照用リンク)
語り口がたまらない。一言一言に共感できる。自分が書いてもこうはいくまい。
計算ではなく、天性のセンスで物語っているようだ。(この票の参照用リンク)
「ポストに投函するのは多くが祈るような類のものかもしれない。」がよかったです。(この票の参照用リンク)
これも手堅い印象です。(この票の参照用リンク)
読み返して面白いかというところがウィークポイントだとは思うけど「なるほど」と思ったので。(この票の参照用リンク)
☆この作者おもしろいよね。(この票の参照用リンク)
エンダーのゲームを思い浮かべていたら「そっちか」と思わされたので。これも再読時の印象は弱くなるだろうけど。(この票の参照用リンク)
うぅ〜〜ん。戦うと、競うは、まったくちがうなぁ。と、かんじた。現在日本はねじれ国会となって。
これは国民の意思で。あると、いわれている。しかし、意思が二つあっては行動できなくなってしまう。
行動は絶対にひとつなのだ。半分妊娠ということもない。成功と失敗はどちらかにひとつという事ではないだろうが、行動はどう考えても絶対にひとつなのだ。
相反する意思は、(おそらくはうずくまって)敵対に打ち破られるのを待っている行動だ。
何か薄い、浅いかんじがするとしたら、息抜きの青空を見上げている。からかもしれない。
空の上から
>なんて青くて美しい惑星なのだろう、と。
みおろす行動を意識することを、杞憂という。だから、もっと、日常から小説の中に読者を引きずり上げる。ことが必要かも〜 と、考えた。(この票の参照用リンク)
インパクトのある書き出し。
続きが読みた〜い!!(この票の参照用リンク)
こんな感想を書こうと、アイデアと方向がポンと浮かんだ後読み返して笑った。
>その小説は売れた。
はあ、そうですか。よかったですね。それから、
>なぜ小説を書いているのか忘れたまま、また新しい小説を書き始める。
なぜ男なのか、それは多分作者の村山さんが男なのだろう。(もし、男でなかったら女に間違いない)と、想像した。
>水平線から、光の矢が〜〜
と、いう歌があって。それをはじめて聞いたときすごくいいフレーズなのにほかの言葉がぜんぜん、
耳に残っていなくて。もったいないなぁ……と、感じたことを思い出して。そこで、
小説家が自分の今の状態を書けば、必然、現在・テンポラリィな文書になるのではないだろうか。そうだ、今回の感想は、作家の現実が、社会の現状でそれは、読者の環境・今日の生活に他ならない。
水平線から光の矢が、……〜子はともの方を向いて小舟のへさきに座って、顔だけを背けて速度を増していく舟の掻き分ける白波を見ていた。そんなことを思い出しながら、作家はまったくちべつなことをかいていた。 ……またあたらしい小説を。
って、ことですね。いいアイデアですが。作家の身勝手ないやな性格が書けていない。自分のことをかくような、思いやり優しさがある。……ここは、ひとつ太宰のように。人のことを欠いて自分のことのように思わせるテクニックが必要なのではないかなぁ、っと感じた。 (この票の参照用リンク)
これくらい夢がないとダメだよね〜、と思った。(この票の参照用リンク)
すぃ〜っと、はなしの流れに乗れた。 >パンチェッタに1cm幅に、 ……こんな難解な文章
よくするりと読ませるものだ。 はぁ、感服いたしました。料理うんちく話は、だれでもたべる
おいしいごちそう。この共感を土台に、人間関係のテーブルを広げないと面白くない。まず、
対話のしている。ひとりのどちらかの役目はわたし食べる人。……な、はずで、両方食べる人ならレストラン。
その辺がわかるともっと小説家の今日のすがたがみえるようになると、もっと面白くなる。せっかくの文章力、素材のよさをテーブルの上に彩り良くならべるともっとよい。と、感じた。(この票の参照用リンク)
最初はぱーっと読み飛ばしてしまったのですが、読み直すと現れる景色がとてもきれいでそれが絵具から出て、美術室に帰ってくるのがとても、綺麗にまとまっていて、良いなと思いました。(この票の参照用リンク)