第106期予選時の投票状況です。14人より29票を頂きました。
# | 題名 | 作者 | 得票数 |
---|---|---|---|
1 | I Was Young And I Needed The Money! | キリハラ | 4 |
4 | 黒猫のサイン | 和泉翠 | 4 |
11 | アルプス9998 | ハードロール | 3 |
18 | お留守番 | 西直 | 3 |
7 | 和尚だからって一人称をわしと言わん | なゆら | 2 |
8 | 論語 | 金武宗基 | 2 |
13 | うそつきは泥棒の始まり | 堀口 | 2 |
17 | 六畳二間、十五年 | 柿谷 | 2 |
21 | 『頭蓋蟹の恐怖』 | 吉川楡井 | 2 |
3 | タロサ海に行く | 甲斐千春 | 1 |
5 | 祭りの夜 | カルシウム | 1 |
6 | ミルグラムの実験 | Qua Adenauer | 1 |
9 | 銀行ごっこ | 足跡 | 1 |
14 | 幻影の街 | 出口 成明 | 1 |
安定して居る様な感じが好もしかった。内容的な拒絶感が全然なかった訳ではりませんが。(この票の参照用リンク)
一読したときは物がうまく思い描けなくて、やや不親切な印象を抱いたけれど、二度三度と想像しながら読んでいるうち、それが逆に魅力的に感じられた。
読んでいて妙にわくわくした。(この票の参照用リンク)
情景と会話と背景の説明がみごとにバランスよく999文字にまとまっていると思う。
初夏の空の下の、古くてでかいホーンスピーカーなんて無条件にときめく。未来の話なのに妙に懐かしい雰囲気なのも良い。(この票の参照用リンク)
全感想あげようとして、昨夜からこつこつ書いてたんですが、一瞬にして全部消えてしまったので怒りを込めて
……ではなくて、
結果、今回は投票に値するのが本作ぐらいかなと思った次第。雑多な印象はあるけど、総じて好みに合ったので。ガールズバンドとか、SF観とか、ガールズバンドとか。(楡井)(この票の参照用リンク)
物語の展開がいいなあと素直に思えた。(この票の参照用リンク)
タロサの後の作品だったのでタロサには悪いけどタロサに引きずられてなんとなくもったいない感じに思ってしまったけど、しっぽを振って、とか、銀の首輪、とか楽しんで仕掛けている様子が伝わってくるのが微笑ましかった。PN回文なんですねー(この票の参照用リンク)
これも最後が印象的。作為的に読み返したくなるよう仕向けられているのは気にくわないが、まんまと読み返してしまったので(この票の参照用リンク)
ネタバレになってしまう感想は避けたいとは思いますが、それだと感想が書けないので、まだ作品を読んでいない方は、この感想を読まない方が良いでしょう。
そのまま黒猫として居付いても、物語として成り立つと思うのですが、最後にああなると、えっ、ともう一度読み返してしまいます。
なるほど、良く考えた、と言いたい。
(Qua)
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ハルミン(晴美)で笑った。テルミンキャラ。ほのぼのした天然保母さんはいい。 天職だって(笑) そういえばアゴゲンもハルちゃんだったな。抜けっぷりがよろしい。 こういう作品はいいね。 (この票の参照用リンク)
1万弱で9998…ハイジ…子ヤギねたはみんな知っているけどユキちゃんて…知らんやろそんなん…もう最初っから脇目も振らずの飛ばしっぷりにとにかく圧倒されました。(この票の参照用リンク)
今期のコメディ賞。
あるあるネタを丁寧な描写でまとめて読ませる作品になっている。笑わせてもらった。(この票の参照用リンク)
水彩画の滲む色彩。危なくてエロいのに爽やか。
見た目きれいで口当たりがよくて、こういうのを毒って言うんだろうなと思った。(この票の参照用リンク)
なんとも淡々と、変態的な(というと失礼かもしれないが)文章が続く点に衝撃を受けたので。(この票の参照用リンク)
気持ちわるくてよかった。書いている人の恥じらいが一切伝わってこないところもよかった。(この票の参照用リンク)
俺和尚 と、七五的なリズムでぼつぼつ語る ギャグみたいなシリアスなギャグな本気が、笑いをさそいます。 和尚の不器用さ。 よかったね、和尚。 愛を伝えれて。(この票の参照用リンク)
苦手なスタイルなんだけど印象に残った。うまく着地していると思う。(この票の参照用リンク)
つまり言語の問題ですね。真理というものは一つの生き方であり、言語というものは自分の生き方を考え、行動し、検証するという行為そのものだと思います。いろいろと考えさせられました。(この票の参照用リンク)
金武氏の久々のヒット。
胡散臭い占い師のような語り口が楽しい。捕まりますと何度も言ってるとこなどたまらない。
真似できない天性のセンスを感じる。(この票の参照用リンク)
最後に、ガツン、と衝撃がある感じが良かった。
言い切らなくても良い気もしたが、そのもやもや感がくせになる作品に感じる。(この票の参照用リンク)
#4と同じ傾向の作品という気がします。
もし、3票の投票権を2作品に振り分けられるなら、#4に2票、こちらに1票と分けたいところです。
草食系男子が増えているという話は良く聞きますね。それを食べるのは肉食系女子であっても良いわけで、最後の一文が、草食系男子が彼女を食べる、というのではなく、彼女が、草食系男子を食べるというものであったなら、果たして?
勿論、全体を調節する必要が出てきてしまいますけどね。
(Qua)(この票の参照用リンク)
こうした内容をべたつかせずに書いているのがよかった。(この票の参照用リンク)
内容はまったく好みでないが、文章読んで、読みがいのある唯一の作品だと思った。ブラウン管に映し出される兄の姿とか。「劣化した畳が丸く沈」んで、そこに「影を澱のように忍ばせ」ているんだよ、うまいよねえ。というか、柿谷さんて高橋さん?(この票の参照用リンク)
鳥肌立った。随所に盛り込まれた触覚的な気持ち悪さがすごい。
外れた頭から足が八本生えるシーンを想像した。(この票の参照用リンク)
不気味なのでよかった。これも書いている人がこういうカニがいるんだと疑ってなさそうなのがよかった。(この票の参照用リンク)
各所で、無言劇があって筋が通っていて面白かった。
いい名と感じた場所を挙げると、
>、僕の首におむすびをさげてくれ
おやぁ? どうするよそれ、いぬの首飾りははずれないぞ。と、
おもうとこだが、世にはペットをかえない人たちは半数以上。
わが子の命の恩人もペットにできなきゃ、横向くしかない。
夏、海水浴誰もが行くだろう。その程度の時代性もある。
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これもああいいなあと。話の展開が好きだなあと思えた。(この票の参照用リンク)
ミルグラムの実験を知っている人にとっては、だから何、で終わる話なんじゃないか。
知らなかった私は、まず読んで、題のミルグラムって何?と思い検索して、オチを知って成程、となった。
作者がその効果を狙ったのかはわからないけれど、読者がすぐに隣のタブ開いて検索できるネット公開の小説で、オチを外部に置くという仕組みを面白く感じた。(この票の参照用リンク)
シンプルでよかった。(この票の参照用リンク)
題名の通りこの世は幻影なのか?一人の男性が社会の存続の鍵を握っている。色々な出来事が彼の想像の産物でしかなかった。
最後で意外な展開に驚きました。(この票の参照用リンク)