全投票一覧(日時順)
第123期予選時の投票状況です。7人より21票を頂きました。
2012年12月31日 18時46分7秒
- 推薦作品
- ピンクのガーター・ベルト(なゆら)
- 感想
- オチの方向が意外だったので一票。
ものがなしくおかしい失敗談のまま終わると思い込んで読んでいたので、え、そっち??と楽しくなりました。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 月に泳ぐ(だりぶん)
- 感想
- 題材と雰囲気が好みです。刺さることもないけれど、本読みの人に広く好まれる話ではないかと思います。なんとなく。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 鯉(こるく)
- 感想
- 本当にきっとどうにかなるし、あと10年も生き延びればもっとずっと、自分にも他人にも無神経になれて楽になるよ、と主人公の子に言ってあげたい、言って煙たがられたい、と思いました。(この票の参照用リンク)
2012年12月31日 4時26分7秒
- 推薦作品
- 唐揚げ(岩西 健治)
- 感想
- まずいのか? のやりとりの面白さ、石鹸とナイフの絵、豆腐のようにプルンとした空気の質感。潔癖で内省的で、端々からにおい立つような青臭さがまさに思春期って感じでよかったです。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 月に泳ぐ(だりぶん)
- 感想
- 気だるい午後の空気の中、語られるイメージやエピソードがふわふわ浮かんでいくようで、読んでいてシャボン玉みたいだなあとか思いました。ラストが非常に心地よかった。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 『さよなら二十世紀くん』(吉川楡井)
- 感想
- やや感傷的すぎるかなと思いつつも、語り口の軽さとか漂う虚無感みたいなものがリアルでぐっときました。
ところで桜の芽を食べるって何か元ネタがあったりするんでしょうか?(この票の参照用リンク)
2012年12月30日 18時39分44秒
- 推薦作品
- 面と向かって石を投げよ(豆一目)
- 感想
- 一読してわからない。が残る妙な不快感がもう一度読みたいという気分にさせる。
そうやって二度三度読んでみたが、頭の中の情景がリアルになるばかりで意味はあいかわらずわからない。その不気味さにひかれた。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 年賀状の作り方(末真)
- 感想
- なんか読んでてほっとする。
さあいったい何が来て俺の心をえぐろうとするのかと身構えたところで、この作品がきて本当になごんだ。
よくある落ちのないショートストーリーと方向性は似てるが、どこか違った飛びぬけた感じがする。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 天井わらし(Y.田中 崖)
- 感想
- 最初はああ異種婚姻譚と思いながら読んだが、二回目に読んで初めて主人公は女の子じゃないかと気付いて一気に好きになった。
己の読み違いからくるギャップなので作者のせいじゃないかもしれないが、まあこれも運命ということで。(この票の参照用リンク)
2012年12月29日 23時20分55秒
- 推薦作品
- 唐揚げ(岩西 健治)
- 感想
- 日常の、でもちょっとだけいつもの日常から外れそうな一幕。
退屈で変わらないようで、突然すべてが変わるような何かがしゅっと入り込むような。ライブ感。
こういう瞬間や思いというものは、自分にもあったのかもしれないなあなどと思った。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- ピンクのガーター・ベルト(なゆら)
- 感想
- 楽しい夢のような話。
人が暴発する瞬間を微笑ましく見れた。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 月に泳ぐ(だりぶん)
- 感想
- 作中のシロナガスクジラが泳ぐようなゆったりとしたイメージの流れがね、何だか良いのよ。(この票の参照用リンク)
2012年12月22日 13時29分12秒
- 推薦作品
- 終わりの始まり(qbc)
- 感想
- こないだの滅亡騒動でも思ったんですけど、みんなが「世界の終わりだー」て騒いでる間も世界は普通に続いていて、何と言うかこういう風にもやもやした中で世界はゆっくり終わっていくんだろうな、と思った。世界の終わりが来るとしたら大体の人間は何か思い残しがないように善処すると思うんですけど、普通にご飯作って女の子のこと考えて、最後は嫌な気持ちになるっていうこういう主人公みたいな過ごし方もそれはそれでありかもしれないし、世界がなかなか終わらないこと自体が悲劇なような気がしてくる。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 唐揚げ(岩西 健治)
- 感想
- >石けんに小型の洋式ナイフを刺したイメージ
ここが気持ち悪くてよかった。
主人公のアレな性癖が見え隠れするような。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 月に泳ぐ(だりぶん)
- 感想
- 良かった。王道って感じがした。
黄色い背表紙、月、シロナガスクジラとイメージの連帯感が面白い。(この票の参照用リンク)
2012年12月14日 1時57分38秒
- 推薦作品
- はらから(乃夢)
- 感想
- 現場からコントロールする中央。中央の命令は現場で実行される。
いままでは、それはつながっていなかった。しかし、オバマ大統領がビンラディン殺害を同時に見ていた。
いま、現場と集団の意思はつながっている。大きな思考の逆流がおきている。事実に組織や思考が従う時代になった。
まさにこの劇場型ショーは現場の4畳半からどこかの中央に向かってコントロールを打ち出している。力関係は
中央がよりつよい。それは、動きがないことの裏返しでもある。強い中央で兵士は死なない。……が。
このショートショートでは、自分が消えるスイッチが現場にある。はたして現場はどこなのだろう?
中央ではなさそうだ。世界の中心で自己消滅の
スイッチを押すのではなさそうだ。……辺境は現場とは限らない。……その辺りがちょい、もの足りない。
しかし、自分も消してしまう。このあたりの強さは現場の強さだ。 よかった!
しかし、自分が消えるとは限らない。同時に押せるとも限らない。 このあたりは、原因の不明だ。中央の意図が不明だ。
それも、なにやら意味を含んでいるように感じる。見えるところから、見えない強大な寄りかかりあった。抜き差しならないシステムの中央が見えず。 ……である。 しかし、男は生きている。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 年賀状の作り方(末真)
- 感想
- この季節感、書いているのは秋より前、読むのはクリスマス、緑とイチゴのカキ氷。一年の形骸の厚みを表象する年賀状を
コタツという
ローカルな極みから発想する。まさに、現場から総体としての関係をコントロールしている。
そしてコントロールされたくないと、ぞくっとする気持でサゲているが。……作者自身が黄色い天板の上から逆に社会に
……コントロールされつつ。存在を発信している。……そんな事ができるようになったインターネットプロトコルの時代。
命令が逆流して、遡及する。のがおもしろい。 あ、ちょと説明すると。
妹 > 兄 >冬に冷房 五日のアヤメ >来る正月 >未来の義理兄弟 > 寒気の兄 >好きで食べてる >知ってる妹(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 鯉(こるく)
- 感想
- 池の鯉、でて乞いでて恋池の鯉、みんな避寒池にいっちゃったとしても。少数なら生き残れるのじゃないかな。すこしは深みもあるだろうから。餌もね、すこしはあるだろう。
池の管理者は知らない現場の生情報。金になる情報だったらよかったのにね。智は力とか、無知を知るのが知恵とか、
価値で知を語るけど。 池の鯉のこと気にかけて。 いるのもすこし気持の余裕があるんじゃないかと、感じた。
知は価値だけじゃなくて、
楽しみや、時間つぶしでもあるから、……
きっと、パン耳かなんか投げてもらってどうにかりっぱに冬を越すだろう。そんなことを知っている。おっさんは
心豊かな暇人だなぁ、と、感心した。 はなしの緊張を高める、ねぇちゃんや。 というせりふもよかった。(この票の参照用リンク)
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