第183期予選時の投票状況です。7人より18票を頂きました。
# | 題名 | 作者 | 得票数 |
---|---|---|---|
14 | その日も、女は倒れるくらい働いた | 宇加谷 研一郎 | 4 |
13 | 蛟 | 塩むすび | 3 |
3 | 落ちようと思って | トマト | 2 |
5 | 赤瓦の屋根は海の向こう | 青沢いり | 2 |
15 | 十か条 | qbc | 2 |
16 | 自意識過剰と妥協 | euReka | 2 |
6 | 獅子の山 | ハギワラシンジ | 1 |
9 | 最期まで。 | さばかん。 | 1 |
10 | 死語の辞典 | たなかなつみ | 1 |
つるんとしたなんの傷もないただ「巨大」さだけが是とされる価値観に憧れる。
自我や自意識の鬱陶しさに振り回されるのはもうたくさんだと思いながら、
けれどもそれから完全に隔たることは難しい。「女」のようにミルクティーを作りたい。(この票の参照用リンク)
「藝術のもつ臭さが全くなかった」という部分に物語が潜んでいるように思えるし、その物語を「巨大好き」の話で上手く表現していると思う。(euReka)(この票の参照用リンク)
最後の大量のロイヤルミルクティーのくだりがいいと思いました。(この票の参照用リンク)
回想で登場する昔の夫や芸術家の卵たちの表現が秀逸だと思いました。今期で一番リアリティを感じます。(この票の参照用リンク)
物語から動機や心情の流れを掘り起こすのは、野暮というものではないかと思わされた。
そこにあるのは時間と一緒にいた日々で、感情は単純な言葉では言い表されない。
そのことを厚みのある言葉で伝えてくれる話だと感じました。(この票の参照用リンク)
「彼の中には復讐を終えた私がいるのだろうか」という部分に、さまざまな葛藤が凝縮されているように思える。(euReka)(この票の参照用リンク)
蛟が龍になる、という読みで合っていてほしいです。(この票の参照用リンク)
落ちようと思って落ちるとはシンプルであるが、なぜ、落ちたくなったのかを掻き消そうとする言葉である。そこが、この作品の深さである。(この票の参照用リンク)
作者の表現したいことを私はあまり理解できていないかもしれませんが、文章が綺麗だと思ったので。(この票の参照用リンク)
正直、人間を書くということがどういったことかを私は説明できない。単純に好き嫌いだけでも計れないし、書き方の堅さや柔らかさとも違うが、それでも、いいなぁ、と思う作品であった。(この票の参照用リンク)
心のゆらめきがよかったです。(この票の参照用リンク)
箇条書きの中に、主人公の性格がにじみ出ていたり、同棲に対する想いがあふれていて、何となく物語が見えてくるのが面白い。(euReka)(この票の参照用リンク)
教条主義的な感じもしますが、ユーモラスな感じもします。(この票の参照用リンク)
14「その日も、女は倒れるくらい働いた」とセットで読むことになったので、
相乗効果で双方が面白く感じた。こちらの自意識はとても小さいけれども、
気になって仕方がないうえに、受け入れざるをえない。嫌だなぁと思いつつ頷いてしまう。(この票の参照用リンク)
何か最近自分の身に起こったことをダブルようで選ばさせていただきました。(この票の参照用リンク)
荒々しさがよかったです。(この票の参照用リンク)
僕は好きだったので(この票の参照用リンク)
難解な表現に走ってしまいがちであるが、それがないのがいい。作者らしい視点、作者らしい作品というのは大切である。(この票の参照用リンク)