第162期予選時の投票状況です。8人より20票を頂きました。
# | 題名 | 作者 | 得票数 |
---|---|---|---|
6 | 卓くんとの再会 | 三浦 | 3 |
9 | 女の子は泣きながらドーナッツを食べる | なゆら | 3 |
12 | 草を食べる社員たち | 白熊 | 3 |
17 | 街 | かんざしトイレ | 3 |
10 | いつも大変お世話になっております。 | テックスロー | 2 |
21 | 白 | qbc | 2 |
4 | 古の都 | kadotomo | 1 |
5 | 昨日見た夢 | kei | 1 |
15 | 平日プラネタリウム | 岩西 健治 | 1 |
19 | キリマンジャロの雪 | 宇加谷 研一郎 | 1 |
最後の二行の、何も変わらなさにやられました。
リフレインがきいていて、その直前に示されていた希望がすぱっと断ち切られた感じで、
おさめ方の巧みさに 1 票です。(この票の参照用リンク)
淡々と語られる感傷に。(この票の参照用リンク)
中学1年の時なにがあったのか、「早川に助けてもらった」とはどうゆうことか、よくわからない。
上手に小学生の頃の回想から同窓会へ場面を飛ばしている。
読みながら死者と会いたい話してみたい気持ちに気づき、一票入れようかと思った。(この票の参照用リンク)
この世界が、思っていることがすべて言葉に出てくる世界だったら、どんなに素敵なことだろう。(熊)(この票の参照用リンク)
発見に。(この票の参照用リンク)
鉤括弧、誤植かと思って二度見した。発想が面白い。密度がある。(この票の参照用リンク)
コアラ的生活、コアラ的働き方と言うのは有るのかもしれませんね(この票の参照用リンク)
読み返しても内容がよく理解できない。意図的に文を複雑にしているのか。いるのだろう。何度か目を通すがとっかかりになるものが見つからない。不完全性はある。ある部分と部分を入れ替えると意味が通じる、というような読み方。作者の解釈を教えてほしい。もしくは解説をお願いしたい。
草を食べるとは言うがユーカリは草なのか。フトモモ科ユーカリ属であることは分かったが、どうも樹木であるように思う。社員たちとは会社員のことだと理解したが、日本の会社員をいっているのか。主人公の会社のことだけをいっているのか。日本人が嫌われている割りに主人公の会社ではコアラはひとりのようである。そうなると各社1から2名のコアラが日本に分布しているのか。(この票の参照用リンク)
読みながらワクワクできた。そして年季すら感じさせる結末。(この票の参照用リンク)
序→トイレ→おっくうの流れのなかで、徐々に引き込まれていきました。
どこに行き着くのかわからないまま連れ回される感じがよかったです。
街の把握が崩れる様が「おっくう」なエピソードのなかに入っているのも惹かれました。
そしてタイトルが「街」。なるほどと。(この票の参照用リンク)
お化けと言うのは案外、人の心の中にだけ潜む物なのかもしれませんね。(この票の参照用リンク)
執着に。(この票の参照用リンク)
機械的な自己実現は嫌だな。でもおもしろかった。そして「なるほど」というように、その世界観が読めてよかった。
例えば、撮った写真のピントを、後日、変えられるカメラが商品化された。冷凍と解凍の技術が進んで、レンジでチンして、「これが一流シェフの料理」もしくは「お母さんの手料理ですよ」と言われて食べさせられる未来が、いつかやってくるのではないか。
こんなことみたいに、技術がずっと進んでいくと、いつか、誰もが「はい、これがあなたの自己実現です、どうぞ」と言って、手渡される未来が来るように考えられる。紋切り型でも、どんどん細かくしたものを、いつか「はい、用意しましたよ。これでしょ、あなたの自己実現は。あなたのために用意された自己実現ですよ」と、言われてしまう。でも僕たちは、あくまでもそれは紋切り型だって、思うだろうな。作品と関係ないかもしれないけどそんなことを思った。(熊)
今期というか、投票するために全作品を読んでいて、投票しない作品は途中で見切りをつけて、読み飛ばしてしまうのだけど。読み飛ばしてしまう作品と、今期投票した3作品のように全部読む作品の、違いはなんだろうかと考える。
読み飛ばしたくなる作品は、読みにくさを感じたからで、一応読み飛ばしても、作品の最後の部分は確認のために読んでいる。たぶん、冒頭を読んで、ああもういいやと、最後を確認して済まされてしまうような書き方をしていては、いけないのだろうな。僕も書くときは、文も展開も、するすると、とどこおりなく進んでいくものを書くようにしないと、いけないのだろうな。(この票の参照用リンク)
書き出しの「魂」とは何を意味しているのか? この時点ではまだニートなのだから「魂を売った仕事」はしていない。流れからすると「比喩ではない自身の魂」を売ったとも考えにくい。「世界で最後のニート」という職に就いていたということなのか? キーボードを打つ仕事の内容(電話の会話のようだが、キーボードをたたいていることから会話ではないようだ)が理解しにくいが、面白そうな気配はある。何千を4千として8時間労働だと1件に7.2秒しか使えない。初めての仕事にしてはスキルが高過ぎる。もしかすると最初の純白のブラウスと最後の花柄のブラウスはリンクしていて、最初の魂とは、送信ボタンを押す仕事のことであり、だから、この話はループしているのかも知れない。(この票の参照用リンク)
とにかく、畳みかけるような文章に見せられました。
主人公の諦めと焦りが相半ばする状況と文章とがうまく噛みあっているように思います。
そして、老女の存在感がすごくいい。(この票の参照用リンク)
思うところはあるが、安定しているので一票入れる。
いいと思う。かみ合うか、かみ合わないかのぎりぎりの会話が好きである。「お正月・彼」の「・」がやたらと気になって。いい意味で。前作もそうだが、狂っている。だからいいのであるが、今回はパンチがなかった。パターンに陥っているような。「バス亭」→「バス停」(この票の参照用リンク)
ストーリーがおもしろかった。ストーリで読ませてくれる作品は少ない。最初、話し方がなよなよしてるから、もっと歳の下の女性だと思っていたけど。(熊)(この票の参照用リンク)
好きな女の子にバカをみられたくなくて商品棚の影に身を隠すシーンが、今期の作品で一番好きです。(この票の参照用リンク)
案外、地球自体が小さな村なのかもしれません。(この票の参照用リンク)
おもしろかったです。
ヘミングウェイはほとんど読んでないです。(この票の参照用リンク)