投票参照

第162期予選時の、#10いつも大変お世話になっております。(テックスロー)への投票です(2票)。

2016年3月30日 19時23分5秒

機械的な自己実現は嫌だな。でもおもしろかった。そして「なるほど」というように、その世界観が読めてよかった。
例えば、撮った写真のピントを、後日、変えられるカメラが商品化された。冷凍と解凍の技術が進んで、レンジでチンして、「これが一流シェフの料理」もしくは「お母さんの手料理ですよ」と言われて食べさせられる未来が、いつかやってくるのではないか。
こんなことみたいに、技術がずっと進んでいくと、いつか、誰もが「はい、これがあなたの自己実現です、どうぞ」と言って、手渡される未来が来るように考えられる。紋切り型でも、どんどん細かくしたものを、いつか「はい、用意しましたよ。これでしょ、あなたの自己実現は。あなたのために用意された自己実現ですよ」と、言われてしまう。でも僕たちは、あくまでもそれは紋切り型だって、思うだろうな。作品と関係ないかもしれないけどそんなことを思った。(熊)

今期というか、投票するために全作品を読んでいて、投票しない作品は途中で見切りをつけて、読み飛ばしてしまうのだけど。読み飛ばしてしまう作品と、今期投票した3作品のように全部読む作品の、違いはなんだろうかと考える。
読み飛ばしたくなる作品は、読みにくさを感じたからで、一応読み飛ばしても、作品の最後の部分は確認のために読んでいる。たぶん、冒頭を読んで、ああもういいやと、最後を確認して済まされてしまうような書き方をしていては、いけないのだろうな。僕も書くときは、文も展開も、するすると、とどこおりなく進んでいくものを書くようにしないと、いけないのだろうな。

参照用リンク: #date20160330-192305

2016年3月20日 18時18分26秒

 書き出しの「魂」とは何を意味しているのか? この時点ではまだニートなのだから「魂を売った仕事」はしていない。流れからすると「比喩ではない自身の魂」を売ったとも考えにくい。「世界で最後のニート」という職に就いていたということなのか? キーボードを打つ仕事の内容(電話の会話のようだが、キーボードをたたいていることから会話ではないようだ)が理解しにくいが、面白そうな気配はある。何千を4千として8時間労働だと1件に7.2秒しか使えない。初めての仕事にしてはスキルが高過ぎる。もしかすると最初の純白のブラウスと最後の花柄のブラウスはリンクしていて、最初の魂とは、送信ボタンを押す仕事のことであり、だから、この話はループしているのかも知れない。

参照用リンク: #date20160320-181826


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