全投票一覧(日時順)
第94期予選時の投票状況です。11人より26票を頂きました。
2010年7月31日 22時35分15秒
- 推薦作品
- おおきなかぶ(長月夕子)
- 感想
- 登場人物の陰影を飛ばしているので、犬猫ねずみ、果ては畑や庭(「猫の額ほどの庭」!)や農場、そしてお日様までもが登場人物の立っているところ、あるいはそこにとても近いところに居座ることになっていて、こうなると手塚治虫が描く群像のようににぎにぎしく(姦しくない)、それが成瀬巳喜男とか50年代イタリア映画とかが思い浮かぶ筋を運んでいくのだから、これで楽しくならないわけはないのでした。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- それでも(くわず)
- 感想
- そこはかとなくブニュエルなもので笑ってしまうのでした。(この票の参照用リンク)
2010年7月31日 9時38分55秒
- 推薦作品
- グリール(葛野健次)
- 感想
- 初めて見る名前を見るにつけあー今年も夏休みが始まりましたねとうんざりするアタマのおカタい僕をこんなに見事に裏切ってくれた初めて見る名前は初めてです。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- それでも(くわず)
- 感想
- 印刷して壁に貼ったり、何かこう、三次元的に印刷できるのなら抱き枕にして熱帯夜を乗り切りたいくらいに好きな作品。9編読んだ後の読後感と言っても過言ではない情報量。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- フェンキュラング(キリハラ)
- 感想
- 三つ目はとかく悩んだのだけれども、「人々は炎の鳥を、丁重に葬る」の一文で決定的に惹かれて、「とうとう灰色の水になる」でこれにしようと決めました。頭に浮かんでくる絵が美しくて圧倒されました。(この票の参照用リンク)
2010年7月30日 23時59分17秒
- 推薦作品
- さよならの言葉(のい)
- 感想
- 今期一番。
短編小説のテーマとしては同性愛はかなり手垢がついていて、そのまま出すとつまらなく、ひねりすぎるとメインが薄れるという難しさがある。
そのどちらにも陥らず、絶妙というしかない完成を見せた傑作。手放しで褒めたい。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- それでも(くわず)
- 感想
- 今期二番。
なにが面白いのかわからない。だけどたしかに惹きつけられる。不思議な魅力。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- スピード(リバー)
- 感想
- 今期三番。
一人称の妙味。ナンセンスな笑いを、読者がすんなり納得が行く形でまとているのはさすが。(この票の参照用リンク)
2010年7月29日 0時48分55秒
- 推薦作品
- スピード(リバー)
- 感想
- 俺は疲れているのかもしれない、という思いが、本作品への投票によってますます強まる。
まあ、それでも押し切られてみるのもよいかとも思う。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- グリール(葛野健次)
- 感想
- 押し切られて投票するのもよいのだが、やはり自分なりに何らかの理解を得て初めて、その作品へ票を投じるべきだと個人的には思う。
その意味では、本作品を理解することは終ぞできなかった(まだ期日まで時間あるけど)。
それでも投票するのである。何故だか(作者の投稿1作目ということもある)。だが、個人的にこういった投票は今後やめにしたい。投票する理由を探して、それで期日が来れば時間切れだったというだけの話。(この票の参照用リンク)
2010年7月18日 3時32分9秒
- 推薦作品
- それでも(くわず)
- 感想
- 髪を洗う
ジミーちゃんはガリガリと頭を痒く
@いろんな考えが浮かび深いとこで渦巻きすぎて上手いこといえへんし、言葉にできへん。
かしこそうなやつに馬鹿にされるけど、実際阿呆にしかみえへんからまあええか。おまえらの××××とか空気であっさり見抜かれてんの、バレたらショックで死ぬかもなあ、いえへん、いえへん。
知的障害、植物状態も頭の中はこんな感じですね。
ものすごく血が巡ってます。
失恋では髪切る風習がジャポネ、いや日本にはかつてAlive 、いやあったらしいのですが
私は日に12度は確実に切っています。おかげさまで、え?ああ、そっち
塩まけ塩!みそぎじ・や・あ!このNENCHAKUSHI津!
とざっぱあん髪洗う
もうかいい、じんmachine!
必ず12人のジンマシンが廻りに、
おいおい、好きになるぞあんたの女を。
ハゲ寄るな、うそかわいい姉ちゃんに仕事させれ
でした。ばいちゃ
金武
(この票の参照用リンク)
2010年7月13日 1時2分26秒
- 推薦作品
- さよならの言葉(のい)
- 感想
- 正直やられたなあ、という感じ。
全体的な印象としては、同性愛者の悲哀のようなものが表現されていると思ったのだが、物語や文章に妙な軽さがあって、だけどその軽さというのは決して軽薄なものではなく、不思議とあたたかい何かあるような気がした。(この票の参照用リンク)
編集:短編 / 管理者連絡先: webmaster@tanpen.jp