第227期予選時の投票状況です。9人より24票を頂きました。
# | 題名 | 作者 | 得票数 |
---|---|---|---|
1 | 妹にクッキーを、 | いぶき | 6 |
8 | 豚飼いの野望 | 瓶八 | 4 |
4 | うろ | テックスロー | 3 |
7 | くしゃみ代行株式会社 | Y.田中 崖 | 3 |
3 | 桜の頃に | 千春 | 2 |
5 | 夜の商いびと | たなかなつみ | 2 |
6 | ゴーヤ姫 | euReka | 2 |
2 | 最高の死に場所を探しに | 糸井翼 | 1 |
9 | 線香代わりに | 志菩龍彦 | 1 |
面白かった。 結局妹に、またクッキーをあげようと言うのかな?(この票の参照用リンク)
姉妹ゆえの複雑な気持ちが伝わってきて、で読んだあとは気持ちの良いお話だと感じました。(この票の参照用リンク)
妹の方が先に結婚した、というくだりが好きです。ノスタルジックな作風に成功していると思います。(この票の参照用リンク)
言葉の重複など推敲不足を思わせる点が幾つかあるものの、良い作品だと思った。意図した演出かは不明だが、冒頭で臨場感が出ているのが実は過去の話で、途中一気に時間が飛ぶ展開が面白かった。あと、目に浮かぶのが好きな人でも妹の顔でもなく妹のランドセルというのは、思い出というもの全般において共感できる。(この票の参照用リンク)
面白かったです。クッキーづくりが好きを可視化すること、という書き方がよかった。妹の描き方もいい。お姉ちゃんが好きだという気持ちが端々からわかる。(この票の参照用リンク)
仲が良すぎる姉妹だからこそ起きた青春の一コマがとても可愛らしかったです。感情のすれ違いが様々なことをもたらしますが、結局は仲良しでいられるのはとても素敵なことですね。(この票の参照用リンク)
中世ドイツが舞台でしょうか?世界観が好きです。(この票の参照用リンク)
豚飼いがなぜ、峠の安全のために宿を建てることを切望したのかがよく分からなかったが、物語がよく分からない方向に向かう感じが面白かった。(この票の参照用リンク)
豚飼いはヴェラが好きだったように、読もうとすれば読めるが、あまりそっちに寄せていない書き方がよかった。20年宿を建てるためにお金をため続けるモチベーションは、豚飼いの純粋な気持ちに支えられていると思う。その20年の間の鬱屈であるとか、煩悶のようなものを一気に飛ばしているので、いい意味で豚飼いにすごみが出たと思う。(この票の参照用リンク)
二十年かけて家一件分、現在の日本でなら 4000万円くらいでしょうか?養う家族がいなかったにせよ、嫁の来手がないほどの苦しい生活の中、毎年 200万円をため続けたその努力の継続性と未来への展望は素晴らしいものがありました。そのような人が、職業から蔑まれるのは寂しいものがありますね。もちろん、彼ではなく領主や大公こそ、民のために峠道や宿を整備するべきでしたが。
『線香代わりに』はこの季節らしい、友への弔いの物語でした。素敵な雰囲気が描かれていました。ベートーヴェンは Beethoven なので、語頭は”ヴェ”になりませんが、わざとかな?
『最高の死に場所を探しに』もこの季節らしい内容ではありましたが、私も経験がありますが、「他人への迷惑を考えるだけの心の余裕があるなら、まだ死ななくていい」と思います。
『うろ』は…苦手な内容ですが、警鐘の意味が込められているのなら世に問う意味もあるでしょう。
『ゴーヤ姫』はシュールな感じが気に入りましたが、著名人や国賓は辞めたくても辞められないのが難しいところですよね。三十年の労苦は、できれば「敵対勢力や暗殺者から姫を守ること」であってほしかったです。(この票の参照用リンク)
歪んでいたり複雑だったりする心情を取り扱う作品は好きです。加えて書き方が上手い。(この票の参照用リンク)
好みではないけれど後に残る。
「穴ならもう空いていた。」がどこに繋がってるのかわかりにくくて違和感があった。(この票の参照用リンク)
成り行きが端的に正確に丁寧に書かれている。
落ちの段落で、穴が空くほど見つめる→穴ならもう空いていた。とやるのは少し狙いすぎていて、他部分の品位の高さと少し合わないような気がする。
最後は底の見えない暗い穴に焦点を合わせて終わるが、この「うろ」が、何を考えているのかわからない、なのか、もう修復不可能なほど絶望している、なのか、あるいは別の何かなのか、ということがはっきりとはわからない。この解釈を読者に委ねるのがこの作品の狙いの一つなのかなと私は受け取った。
やめようと思っている、悪いことだと思っている、そういう感情を持ちながらやめられないでいるわけと、許しをギャラリーの存在にではなくいじめ対象から得ようとしている「僕」の精神性が、ちゃんと連絡している。(この票の参照用リンク)
現実のダークな部分を含めながら、この奇妙な世界観が上手だと思いました。(この票の参照用リンク)
世にも奇妙な物語にありそうです。最後の書き方がゾッとします。(この票の参照用リンク)
話は簡単だが、皮肉と、なんとなく感じる社会の薄暗さ、加えて登場する固有名詞がだいたいくしゃみで面白かった。
次点で最高の死に場所を探しに、でした。(この票の参照用リンク)
そんないい男、裕也が、初めてバイトしたって、書いてないのが、
1000字小説? かな? (この票の参照用リンク)
高校生か、大学生でも一、二年生の、初々しい心の変化と関わり合いが素敵でした。女性の恋が長続きしないのは、容姿や雰囲気で男性にもててしまい、自分に合う相手をきちんと探せてないからかもしれません。まずは自分を確立することが良い恋と巡り会うために必要なのかもしれませんね。(この票の参照用リンク)
何気ない世間話に自然に挿しこまれる設定と、ほどよい説明のバランス。
読みながら後ろに広がる世界を感じられて楽しかった。(この票の参照用リンク)
地球人にもわかる感情が書かれているので読みやすかった。(この票の参照用リンク)
筋書だけあって、テーマがない感じ。
まあ、出会いが、、、最高って、テーマに成るけど、
楽しい話になってる。(この票の参照用リンク)
瓜子姫やかぐや姫とちょっと名前が近いゴーヤ姫。
ゴーヤ感は、個性つよすぎ感と謎の爽やかさで効いているのか?
最初の3行のほぐしで、この作品を楽しむ精神状態になれた。(この票の参照用リンク)
どう生きるのかは、どう死ぬのかと同じことかもしれないな、ということを考えた。
親切?な死神が主人公の自殺を思いとどまらせるという結論への展開に、もう一工夫欲しい気はするが。(この票の参照用リンク)
丁寧な描写で安心して読める。しんみりと盆らしくてよかった。(この票の参照用リンク)