第214期予選時の投票状況です。8人より18票を頂きました。
# | 題名 | 作者 | 得票数 |
---|---|---|---|
12 | そうして書き終えた私も上を仰いで同じく叫ぶ | えぬじぃ | 5 |
5 | ソーセージ侍 | アドバイス | 3 |
10 | みらてる | 志菩龍彦 | 3 |
3 | やせた動物 | euReka | 1 |
4 | 滲 | ハンドタオル | 1 |
6 | マイブログ | 糸井翼 | 1 |
7 | マジナイ | わがまま娘 | 1 |
8 | スクリーンの向こう側 | 千春 | 1 |
9 | 5:43-44 | テックスロー | 1 |
11 | 春を解き放つ | たなかなつみ | 1 |
自分自身が試し書き、という発想はすごく不安な気持ちにさせられます。良い作品の後ろにある、日の当たらない試し書きは消えていくことしかできないのでしょうか…読者の私自身も自分が本物か試し書きなのか、思わず考えてしまいました。(この票の参照用リンク)
芸術に関するよくある話かと思って読んでいると、最後の2行で梯子を外されて地面に叩きつけられるという構成で、千文字ならこういうのもアリだなと思った。
「試し書き」については、自分が試し書きとして生まれてきたのなら切ないけれど、試し書きには試し書きとしての生き方や希望もあるんじゃないかなと。
そういうことを考えさせられたので一票。(この票の参照用リンク)
やられたー! 内容は一見残酷なのに、どこかコミカルさを感じるのはなぜだろう。小説は、電子データの場合だととくに、推敲がしやすくて、まだ修正という救いがあると思う。人生だって修正はきくでしょうに。本人が完成したと思っているのに実は試し書きでしたっていうの、残酷だけどやっぱり滑稽。謙虚が一番だね。(この票の参照用リンク)
自分が他人の試作品なのでは?というのは考えるだけで恐ろしいですね。割り切れるのであれば自分の存在理由を「過去と未来をつなぐために」と思えるかもしれませんが…。より良い作品を生み出す力の一部になれるのであれば、悪くない一生かもしれません。(この票の参照用リンク)
いやはや、つきという字が読めて、まわりが暗くなってその、
字が意味を現実化するのかな? っと、感じたら、、、
空白二行、、、自分は作られているって、、、オチですか。
手馴れたえぬじぃ 様の手法、小説の毛皮のてざわり感じます(この票の参照用リンク)
荒唐無稽さが神がかっている(この票の参照用リンク)
狂っている側になるのは、狂った世界で不満を溜めつつも平静を保つよりもずっと楽なのかもしれないなと思いました。(この票の参照用リンク)
いろんなことを詰め込んで、それが破綻していないのは、作者の語彙と知識の守備範囲の広さによるものだと思う。あてずっぽうに投げたボールに作者自身が追い付いて、より遠くへ蹴飛ばす。ポンポンと一緒に読みながら飛んでいくととんでもないところに着地する。
「村の狂いを薄める」っていいな。薄めるて。カルピスじゃないんだから。(この票の参照用リンク)
未来に繋がるモノと繋がらない理由。題材的にはありがちかもしれませんが、テンポよく進んで期待通りに事が起こり畳まれるという流れと纏まりの良さが小気味良く感じられました。(この票の参照用リンク)
インパクトでは今回最強でした。読み終わって呆然としてしまいましたね。(この票の参照用リンク)
ドキット。しました。驚愕! なんか文章のはこびがうまいと感じました。
サゲと感じる。
>麻痺しかけた頭で、美穂は、「ああ」と思った。
>だから、理絵の電話には誰も出なかったのだ、と。
この、2行もすごくきいてる。(この票の参照用リンク)
動物も、タバコも、キャメルでしょうね。(この票の参照用リンク)
人の拝んでいるものなんてそんなものなんだろう、と思ってしまいます。(この票の参照用リンク)
ありがちな話とも思いますが、日常ホラーとしてよくまとまっていたと思います。(この票の参照用リンク)
ホメオパシーは知識としてはありましたが、まさか宝石まで原料にするとは。この作品を読んで初めて知りました。実在するんですね、ルビーのレメディ。
愚直そうな男の愚かな行為と、それを蔑まずに新たな道を提案する主人公。好きな展開です。
本文でそんなことは一切書かれていませんが、たぶんこの主人公は善良な魔女なんじゃないかなと思います。(この票の参照用リンク)
最初はとくになにも感じずにさらっと読み流してしまいましたが、時間をあけてしっかり読み返すと良さがわかりました。
男女のすれ違いの切なさと、友情と愛情の違い。最後に返されたメッセージはどちらの意味だったのか。
もやもやする感じが恋愛物としていいと思います。(この票の参照用リンク)
読むと暗くて寂しい気持ちになるけど、強い現実味が感じられます。遠いどこかの話ではなく、すぐ身近な出来ことのように。
人の醜さ愚かさを延々と描いたあとで、人は人が好きという結末にするのは、救いがあるのか。追い打ちをかけているのか。
どちらかはわかりませんが、きれいにまとまっていると思います。(この票の参照用リンク)
なんか、うっとうおしさ、種が落ちる前の枯葉、地に落ちて
泥にまみれて、春が来る。 って、おもしろさがあったよ。(この票の参照用リンク)