第158期予選時の投票状況です。8人より18票を頂きました。
# | 題名 | 作者 | 得票数 |
---|---|---|---|
3 | 八朔溜まり | 池田 瑛 | 4 |
5 | 完成させる現場 | 川端 巳未 | 3 |
18 | 生痕化石 | Y.田中 崖 | 3 |
1 | マンモス解凍して頂戴 | ゐつぺゐ | 2 |
10 | 捨てる | 岩西 健治 | 2 |
4 | 一途 | 星埜 | 1 |
9 | ハンガーゲーム | 桜 眞也 | 1 |
16 | 一手間 | わがまま娘 | 1 |
17 | 土曜日の朝 | qbc | 1 |
八朔溜まり〜ポンカン溜まり〜数々のボール〜 という流れがよかったのですが、
面白く読めた何よりの理由は、序の部分の文章の読みやすさと、
最終文の利き方だったのではないかと思いました。面白かったです。
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自分としては、オチがあんまり好きじゃないんだけど、でも、これが一番かなと。(この票の参照用リンク)
意表を突いた冒頭が見事。細部としてはお年寄りの噂の逸話の入れかたとかいいなと思った。作者さんの作品を読んでいて、土地に根づいた文章はひとつの強みなんだろうとよく思う。例えば「寄り合い」という単語は私にはない。こういう出会いは楽しい。
惜しいのは、終盤で背後を振り返ってしまったこと。「八朔溜まり」という概念を発明した時点で作者はリードしているのだから、読者としてはそのまま突っ走ってほしかった。「信じていいこと」と繰り返す必要はない。それがそこにあるものとして書ききってほしい。(この票の参照用リンク)
八朔溜まりという名前と現象が、なぜかわかりませんが、何か素敵です。坂の多い町で、人知れず八朔が転がっている様を想像したら、ああ、いいなあと思いました。(この票の参照用リンク)
鑑識課の男の犯罪。はらはらどきどきしました。(この票の参照用リンク)
オチが決まってるので好きです(この票の参照用リンク)
単純に、こういうのが好きなんで。(この票の参照用リンク)
好きだからとしか言いようがないのですが。情景描写がいちいち好みです。
丁寧で繊細で、どこか壊れそうなイメージです。
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なんか読んでいて心地よかったです。文章も綺麗でした。(この票の参照用リンク)
文章の表現力のレベルが全体的に高く
また親子の絆を優しい目線で見ることが出来る素晴らしい作品だと感じます。(この票の参照用リンク)
キャラクターが出ていていいですよね(この票の参照用リンク)
好きな文章の構成。
最後の一文の余韻が耳に残るようで好きです。
マンモスの願いに「彼等」が気づく事はくるのでしょうか、
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次から次へと畳みかけるように捨てていく情景が、
最初の期待を裏切るまでに徹底していて、引き込まれました。文章の求心力がすごい。
しかし、なぜ家康。なにか意味があるのかとかんがえたんですが、うーん。
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続き物はずるいなと思いつつ、どうしても中身が気になる。語り手の執着もますます度を超していて気持ち悪かった。気がつけば最後まで読まされている。(この票の参照用リンク)
最後のオチがすごく良いです。怖いけど(笑)(この票の参照用リンク)
せっかく得た仕事を・・と思いましたが、どうせそうなるかを説得力のある形で小説化出来ていると思いました。(この票の参照用リンク)
冷奴を通じて伝わる男女の睦み合い、灰汁など調理上のポイントを通じても、男女間の困難な問題が浮かび上がる。(この票の参照用リンク)
センテンスのひとつひとつが受けつけなくて、個人的にこんなに気持ち悪くて共感できない語り手もないんだけど、ラストの彼女の描かれていない表情とか、言葉の与えた衝撃がありありと伝わってきて、こういう書き方もあるのかと思った。たぶん語り手は笑ってるんだろうな、その言葉は呪いであると共に救いでもある。(この票の参照用リンク)