第29期予選時の投票状況です。7人より14票を頂きました。
# | 題名 | 作者 | 得票数 |
---|---|---|---|
16 | ミイ君 | るるるぶ☆どっぐちゃん | 5 |
2 | 楽園 | サカヅキイヅミ | 2 |
15 | 静寂を聴く | 三浦 | 2 |
8 | 白い世界 | 黒木りえ | 1 |
11 | guatemala | 市川 | 1 |
13 | おいしい年賀状 | 江口庸 | 1 |
14 | 走れ! | 宇加谷研一郎 | 1 |
17 | 黒猫 | 曠野反次郎 | 1 |
We will rock youで「どんどん、にゃー」、に負けました。(この票の参照用リンク)
#16 ミイ君
詩的散文にとどまりがちな作者だが、
今回はショートショート的オチがついている。
どっちがいいとか言うつもりはなくて、
作品本位で、今回はこれで成功していると思うので一票。(この票の参照用リンク)
文学的な観点から乖離した感想で申し訳ないのですが、
「どん、どん、にゃー」が頭から離れません。
卓越した猫度を誇る秀作です。(この票の参照用リンク)
かわいいんですが、かわいいのはずるいよ。でもかわいいので一票。(この票の参照用リンク)
猫になりたい。(この票の参照用リンク)
「花」と「死」でついるるるぶさんを思い浮かべてしまったんですが、るるるぶさんよりわかりやすかった。だからどうってわけでもどうしろってわけでもないんですが。
面白かったです。(この票の参照用リンク)
「それじゃあ死にます」
言ってみたい。(この票の参照用リンク)
この世界は何となく好きです。(この票の参照用リンク)
これを選ぶ。「由緒ある家柄に対する反抗だったのだろうと男は考えた。」のあたりは分かるようで分からないようで、要するに文章の展開が上手くない。設定の説明部分は作者にとっては自明なのだが、初めて読む人間にとっては自明でない。風景や感情を描写する以上に、設定の説明部分、つまり架空の世界の約束事を描写するのは難しい。そのへんをもう少し練って欲しい。他は良いと思う。良くまとまっているし、ぎゅっと握ったときに確かな手ごたえがある。中身がある。(この票の参照用リンク)
短さの中にも「物語」を感じました。(この票の参照用リンク)
レトリックに拘った作品はそれだけで大好きです。
まず冒頭の文句に惹かれ、つい内容を見定めたくなってしまいます。
途中いくつか穿ち過ぎかと思える修辞もありましたが、
一旦これがこの方のスタイルなのだと割り切るとすらすら読めました。
シニックな口調も好印象です。
何となくですが、この作者さんは肥大した自意識を描くのが得意なのではと思われました。(この票の参照用リンク)
#13 おいしい年賀状
つい一票入れてしまいがちな江口庸。
そろそろ長編も書いて発表してもらいたいものだ。(この票の参照用リンク)
「ばぶ」的エピソードは新しくはないけど、それを外してもおもしろい話に仕上がっていると思いました。タイトルが断然よかった。ユーモアがあって、文章に余韻がありました。(この票の参照用リンク)
「おかえりなさい。遅かったのね」
言われてみたい。(この票の参照用リンク)