第231期予選時の投票状況です。7人より17票を頂きました。
# | 題名 | 作者 | 得票数 |
---|---|---|---|
1 | ひばりのや | 瓶八 | 3 |
2 | クリスマスプレゼント | いぶき | 3 |
3 | PINK MOON | テックスロー | 2 |
5 | 正しい! | 宇加谷 研一郎 | 2 |
6 | サンタクロースへの手紙 | 朝飯抜太郎 | 2 |
7 | 双子のダンス | euReka | 2 |
8 | 図書室の幽霊 | Y.田中 崖 | 1 |
9 | 母の声 | たなかなつみ | 1 |
- | なし | 1 |
俳句には詳しくないので、それについての評価はできませんが、句作にまつわる背景が
とても丁寧に描かれていて、するするするっと風景が浮かび上がり、凧糸と共に現れる
人物とのやりとりへと自然に移るのがとても心地よく、最後まで気持ちよく読みました。(この票の参照用リンク)
俳句はあまりわからないので、どの句もピンとこなかったが、俳句に読まれた風景、円環の流木や凧揚げの様子がとてもよく目に浮かんだ。特に後者では「風の重さ」が心地よかった。
何でもないような風景を、俳句で切り取り、また短編という形で切り取る、二重で日常を味わう感じがとてもよかった。(この票の参照用リンク)
父が俳句を楽しんでいるのでつい選んでしまいました。文章も思考も俳句も子供の遊びも、野外に出て実物・自然物に触れるのは大事なことだと思います。…”私”は句を捻りすぎとも思えますが。
『双子のダンス』も雰囲気が良くて迷いましたが…、教授の前でダンスを踊らなければ無事に回収されたのに、また屋根や壁を透過移動できる宇宙人にピストルが効いたのか、変なところが気になりました。
『図書室の幽霊』も黄昏時の情景が素敵で迷いましたが、幽霊の席と分かっていたのなら驚きも減るかもしれませんし、事前対策や先生との相談もできていたのではとも思いました。帰れない異世界への誘いも、時に感じては受けてしまうものかもしれません。
『PINK MOON』も恋人に可愛く見てもらいたいという女性の心がきれいに描かれていたのですが…、やや普通でしたか。今回はライバルが強力でした。
『母の声』はありがちとはいえ、特に後半は読みたくない作品でした。そんな母がきれいな花を咲かせられるのか、子らは痛みに耐えてまでその母を救おうとするか、千字にまとめるには内容が重すぎましたね。(この票の参照用リンク)
先生への心境の変化に。(この票の参照用リンク)
素敵なクリスマスプレゼントですね。意識しない憧れに惹かれてしまう少女の眼差しに気付いた先生、素晴らしいです。物語に惹き込まれて、読み終わってからタイトルに気付いたくらいでした。(この票の参照用リンク)
ショーウィンドに映る憧れ。ほしい? と、聞いている憧れ。
そんなスジだと感じた。
少女の気持ちが伝わる クリスマス。読者にプレゼント伝わる。(この票の参照用リンク)
冬。私生活を謳歌している若い女性。従属的ではない女性の意識に魅力がある。童謡「月」や藤原道長のイメージとも繋がる。女性の胸の膨らみと月の満ち欠けが重なる。ピンクでなければならないし月でなければならない。(この票の参照用リンク)
イケメン? 気持ちが伝わる。 誉めてよく関係しあわせ。
気持ちが読まれて、幸せ美女。 美女の潤いちょっと官能?
恋人の関係が伝わってきた。(この票の参照用リンク)
正しいって言葉そういやあんまり日常で使わないなと思った。正しいと思う番号に〇をつけてください、というように書きものでは見るけど。あなたは正しい。僕も正しい。そうだよね。(この票の参照用リンク)
読みやすいよく意味が流れ込む文章。伝わってきた。
>すぐに僕の前から消えていった、
〜から、読み返さないと意味がとれなかった。???
???
結局愛がタダシさの意味? なのか? とか断ち切れた
意味の流れ込みを、
+++
考えた。。。 計算が間違っている。 正しければ月にも行って、
、、、帰ってこれるん 〜だよ。 <斎藤一人サンの好演
+++
計算の間違いは、 愛=>コミュニケーション
その人を、主役は、、、愛せなかった。 ???
===
読者は愛したい。愛されたい。 〜から。。。小説を読む。
? とか、、 計算した。(この票の参照用リンク)
伏線に。電子天秤をサンタにお願いする子ども、なかなかいい趣味だと思う。(この票の参照用リンク)
これまた素敵なクリスマスプレゼント、子への最大の贈り物は親の頑張りかもしれません。『絶対重感』を持つ方は技術者として特別な仕事ができるでしょうし、その子だからこそ、幼くして電子天秤やドローンを欲しがるのでしょう。末尾の一文も素敵ですね。確かに、親への子の最大の贈り物は無事に生まれてくることでしょう。(この票の参照用リンク)
双子になることにしたという冒頭がまずすごい。ゲノム解析はプライベートに踏み込む
からだめとか、双子になる儀式だとか、もうわくわくしかなく、そこへ実は宇宙人だった
というトンデモ展開に「ピストル使いの教授」という落ち。完璧な展開ではないかと。(この票の参照用リンク)
「ピストル使いの教授」いいですねえ。微妙に語呂が悪くて格好悪い感じが。前半のまだるっこしくてかわいらしい、微妙に幼稚な描写を吹き飛ばすカタルシス。悪い夢から覚まさせてくれるような。殺したところで終わるのがちょうどいい。(この票の参照用リンク)
「幽霊」は『幽霊たち』のことかなと思っていたら、簡単に覆された。少し不思議な話。
冒頭から「幽霊の席」とあるので、端から「幽霊」だったのですね。「幽霊」を借りた
「私」はどうなるのかな。「私」にとって真に怖いことは起こらないような気がしました。(この票の参照用リンク)
膜を剥ぐのは関係すること、それ即ち生きることだと思っていたら、あっさり母が死んだので驚いた。愛憎表裏? 掌を返す子どもたちもなかなか味わいがある。(この票の参照用リンク)
今回は、最後まで興味を持って読める作品が少なかったし、内容も今一つだったので票無しにしたい。
『クリスマスプレゼント』は、最後まで読めた作品で、中盤までは面白く読めたが、最後がよく分からないし、読者に丸投げの終わり方だったので票は入れないことにした。(この票の参照用リンク)