全投票一覧(日時順)

第16期決勝時の投票状況です。16票を頂きました。

#題名作者得票数
15(削除されました)-5
18昭和三景朝野十字4
10頼むよ サンタ真央りりこ3
3白昼夢2
9カタカタゆう1
16竹井さんの傘川島ケイ1

2003年12月23日 0時0分19秒

推薦作品
(削除されました)(-)
感想
予選と同じく一点賭け(この票の参照用リンク

2003年12月22日 23時59分26秒

推薦作品
(削除されました)(-)
感想
とりあえず決勝に残っただけありどれも良く出来ていると思いますが、あえて落とすとなると、まず白昼夢と昭和三景がベタ過ぎなので消え、カタカタと頼むよサンタが好みでは無いので消え、こんな感じにばすばす切ってしまって申し訳無いですが、ともかくカアルと竹井さんの傘が残りました。竹井さんの傘は完成度が素晴らしく、特に川上弘美完コピ度は満点なんですが、しかしわたしが川上弘美が好きかと言えば、どうかなあ、と言った感じなので、ごめんなさい。今回はカアルに。結局、カラスは賢いなあ、としか言ってないけれど、楽しめました。(この票の参照用リンク

2003年12月22日 23時26分6秒

推薦作品
(削除されました)(-)
感想
作者がテーマを把握し、支配していることにおいて抜群です。独創性、芸術性、斬新さにおいても抜群です。(この票の参照用リンク

2003年12月22日 21時32分28秒

推薦作品
昭和三景(朝野十字)
感想
予選では見逃していた。でもこれは面白い。けっこう好みかも知れない。(この票の参照用リンク

2003年12月22日 12時7分24秒

推薦作品
昭和三景(朝野十字)
感想
登場人物がそれぞれ感情を波立たせても、
物語そのものは淡々としているので、とても印象に残ります。

それにしても「かせいじん」というと、オーソン・ウェルズが
真っ先に頭の中で浮かびました。意図されてなかったらすみません。(この票の参照用リンク

2003年12月22日 1時43分5秒

推薦作品
竹井さんの傘(川島ケイ)
感想
 純粋に物語です。もしかしたら作品自体には何も意味がないのかもしれません。でも、だからこそでしょうか、私はこの作品が貴重に思えます。我々の人生に、もともと意味はありません。私はそう考えます。意味はあとから誰かがつけるものです。それは他人かもしれないし自分自身かもしれない。
 私は、この作品が好きです。(この票の参照用リンク

2003年12月21日 23時41分49秒

推薦作品
(削除されました)(-)
感想
予選で推したなかではこれだけ残った。
でも優勝して欲しいのはこの作品。(この票の参照用リンク

2003年12月21日 14時31分45秒

推薦作品
頼むよ サンタ(真央りりこ)
感想
 気になる作品は、「カアル」「昭和三景」「頼むよ サンタ」の三作。
 「カアル」は、最後のカラスの言葉で『人間』という言葉を使っているのが、どうも、ぴんと来ない。それと『キーボード』も合わせて、格好の良い訳ではないと思った。
 「昭和三景」は気にいってるが、できれば子供で統一して欲しかった。最後の父母兄のエピソードはいらない。読みながら感じていた不気味さが、ここで全て打ち消しになり、復活もしなかった。
 「頼むよ サンタ」は、『エントツから僕を救い出してくれるんだ。』の部分がおよそ子供らしくないわけで、しかし「カアル」「昭和三景」の上にあげた点よりも違和感がないのは何故だろう? 「頼むよ サンタ」というませたタイトルと、出だしの部分が、伏線のような役割でもしてるんだろうか。読みの流れを阻害するものもなく、ピュアが「気持ち悪い」と感じる作品が予選通過作にあったが、「頼むよ サンタ」はそのような嫌悪感もなく、ちょっとあっさりすぎるかな、とも思うが、投票するならこの作品、と思う。(この票の参照用リンク

2003年12月21日 0時47分56秒

推薦作品
昭和三景(朝野十字)
感想
かせいじんもなんだかわからないし、「日本七人の原爆子供たちです」という日本語としてギリギリの表現も、特別その後どうなるわけでもなく、放置されたまま。悲しそうな顔をしたり、ぽろぽろと涙をこぼしたり、反吐を吐いたりしても、なにも解決しない。起きた出来事、セリフ、人物、書かれた文章をつぎつぎと投げ捨てていく。振り返ることに意味がないので、物語は進むしかない。というか、進むことしかできないので、振り返ることなどできない。物語が進むこと、つまり読むことに自由が無くて、非常に窮屈で、しかし、すばずばと投げ捨てられる快楽に捕らえられて、読み進まないわけにはいかない。それを「昭和」という。ああ、そうだな。と、僕は思う。「昭和」とはそういう時代だったかも知れない。作者の意図がどうあれ、これは素晴らしい作品だ。(この票の参照用リンク

2003年12月20日 23時34分13秒

推薦作品
頼むよ サンタ(真央りりこ)
感想
物語自体は、クリスマスというとすぐに思いつくような設定であるのだが、この短い字数の中でとにかく登場人物がいきいきと「動いて」いることに目を奪われた。さりげなく光る言葉や表現も、物語の「空気」をうまく創りだしている。特異な設定で読み手を引き込むのもひとつの技だが、ありふれた物語をいきいきと描き出すことのほうが数倍難しいのではないだろうか。 (この票の参照用リンク

2003年12月20日 22時11分34秒

推薦作品
カタカタ(ゆう)
感想
これがいいと思う。(この票の参照用リンク

2003年12月16日 18時3分27秒

推薦作品
昭和三景(朝野十字)
感想
「白昼夢」どうしても詩としてしか読めない。しかも良質の。物語性を感じきれないので、今回は推せません。南さん、ごめんなさい。
物語りということを基準に置いて「カタカタ」「昭和三景」「竹井さんの傘」の中から、一番おもしろいと思った「昭和三景」に投票します。(この票の参照用リンク

2003年12月16日 3時52分37秒

推薦作品
白昼夢(南)
感想
どうして散々○○○や×××をXYZされているこの僕が、今さら感謝などしなくてはならないのか!
と、そんな傲慢な憤慨もありながら、まあ大瑕瑾を優勝とまで評価してくれた事については、もう少し素直に感謝して年齢相応に大人になってもたまには良いのでは、と思うし、何より空いた時間もあるので、まあ徹夜覚悟で決勝投票をしてもいいかなと。

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カアル
今の僕にはよく価値が分からない。ただ他の人の感想を読むと、ひょっとして文章を吟味する第三者を納得させるには、構成とか描写とか薔薇麒麟とか、つまり僕がとてもじゃないが使いたくても使えない技術が必要なのかなあ、とは感じる。

昭和三景
昭和三景というタイトルからなんとなく「昭和の三景を扱っているのだろう」と想像できるし、空行で区切られている三つの部分が三景に相応するという事で、まず間違い無いとは思う。そして僕には一の部分が「かせいじん=アメリカ軍」、二の部分が「原爆」、三の無茶苦茶な部分が「狂った日本」を表しているのかな、と少々貧困な発想しかできず、そういった単純な事ではない何らかを意図しながら書き手は書いたのではないかとも想像するのだけど、今の僕にはそれ以上解読できていない。

白昼夢
とても綺麗に書いていて素晴らしい。「坊主が白湯のようなものを持ってくる」などのイメージ自体も面白いし、改行多しが夢のスローモーな雰囲気(もどかしさ)に合っている。ただ後半が「ただ単に意味の分かりにくいもの」になってしまっている気もする。そして僕にはとても書けないが、「白昼夢」みたいなのが書ける人は意外に多いのでは、という気もする。

カタカタ
これは細かい部分の指摘になってしまうけど、冒頭の二行、「片肩?かたかた?カタカタ?」と「私は今まさにカタカタ状態」がつながりにくい。
さてラスト、おそらく「二人は心を共有し合えた」という意味だろうとは思うのだけど、僕にはどうしてもこの二人が共に分かり合えるとは思えない。その原因はおそらく、「はめてあげましょう」「かわりに僕の左目を」といった左目の彼の非献身的積極性だろうと思う。

頼むよ サンタ
「パパ!」ママのこの不自然な言動が気になる。クリスに隠したいのなら「そうね、パパに聞いてみましょうか」なんてパパに託す真似はしないのでは。しかもこんな軽率なパパに。
良い悪いの問題から離れると、名前の「クリス」とか「サンタを追求する行動」とかは、男の僕にしてみればミキハウスCMに出てくるような可愛い少女以外にあり得ないのだが、女の人にしてみれば「ときめきトゥナイト」の鈴世のような可愛い少年以外にあり得ないのだろうか。

竹井さんの傘
「小さいころ、わざと傘をささずに帰る」「そんなのは子供のやることだ、とどうしても」この竹井さんの主張が、やっぱりよく分からない。ただ単純に、傘を捨てるという行為が「投げ出し」「責任放棄」を意味しているだけの気もするけど、もっと深い事を隠喩しているのかもしれないし、結局竹井さん(まあ、書き手)の言っている真意を感じ取れる人は楽しめるし、感じ取れない人は楽しめないのかも。
ただそういった、真意を遠まわしにするような竹井さんが、積極的に自分について能書きたれるような鼻につく真似をするだろうかとは思う。
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と、いう事で、色々と書いた挙句に、無しにすると格好良いかと思ったけど、それも書き手の皆さんとしてはがっかりすると思うので、「白昼夢」という事で。(この票の参照用リンク

2003年12月15日 16時36分47秒

推薦作品
白昼夢(南)
感想
予選で推した「白昼夢」「カタカタ」の両方が通ってしまった。本当は「幼い木」がイチオシだったのでつらいところ。
でどっちかというと「白昼夢」。上手さではカタカタが上な気がするが中身というかアイデア・テーマの深さでこっちではないか、と思う。というかカタカタも浅くはないがなまじ「カタカタ(音)」上手い分、わかりやすくというかちょっとエンターテイメント風な読後感になってしまった。でもカタカタもいい。むしろカタカタのやり方であればもっとどんどん書けると思う。白昼夢ではもう書けない。この点で今回は譲ってくれい。
もっと読みたいのはカタカタの方の人でもある。また書いてください。白昼夢の人は次は同じ手通用しないのではないだろうか?(この票の参照用リンク

2003年12月9日 10時57分11秒

推薦作品
頼むよ サンタ(真央りりこ)
感想
いいですね。こういう独特の世界が原稿用紙3枚弱で収まっているのを見かけると幸せな気分になります。今出ている短編の中では一番「動機」がはっきりとしている作品に思えます。何で1000の文字がここにあるのか。おごらずへりくだらず技におぼれず、明るく悲しく。ありきたりのよくできた短編には「ファン」がつきにくいのですが、やはり最後はこの作品の様な独自の世界ですね。ありがとうございました。(この票の参照用リンク

2003年12月9日 6時40分23秒

推薦作品
(削除されました)(-)
感想
 「カアル」と「カタカタ」のどちらにしようか迷いつつ再読し再々読し、どうしても「うっとおしい」にひっかかるな惜しいなと「カアル」に投票。久しぶりに音のひびきのきれいな小説を読めたのはうれしかったのだけどね、惜しいね、「カタカタ」。だけど「今度買っとこ。」にノックダウンされちゃったよ。(この票の参照用リンク

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