第150期予選時の投票状況です。4人より8票を頂きました。
# | 題名 | 作者 | 得票数 |
---|---|---|---|
2 | 夜は明ける | あお | 1 |
4 | 刹那 | 星砂スバル | 1 |
7 | 初恋の味 | わがまま娘 | 1 |
12 | 言ってはいけない言葉 | 岩西 健治 | 1 |
13 | 金魚ミキサー | 白熊 | 1 |
14 | 赤銅色の正義 | 五十音 順 | 1 |
17 | 盗人の庭 | qbc | 1 |
18 | 古典 | euReka | 1 |
作者はきっと若い人だろう。若かりし日の自分が考えたことにフィットしていて共感できた。20年後にこの作者は、同じテーマでどのような作品を作るのか興味がある。(この票の参照用リンク)
はじめはなんの事だかさっぱりだったが、オチが分かってから読めば、あぁなるほどね、と思う。オチまで辿る経緯を楽しむのと、オチを知ってから楽しむのとで、2度楽しめた。オチも自分好みです。(この票の参照用リンク)
「初恋の味」なんて、他者と共有できそうな部分もあるが、決して共有出来ない特別なものだろう。でもその葛藤をよく表現できていると思う。
そして「白いちご」という未知で特別な物?を物語の導入部に持ってきた上で、初恋(=未知で特別な物)に繋げるという構成が上手いと思った。
しかし最後の2行は、ちょっとわかりにくい。(この票の参照用リンク)
「もう、どうだっていい」以降から、筆が乗っているのが分かる。「ドコモタワー」のところで頭がクラっときた。検索してみたら、エンパイヤステートビルのような、先が尖った形(ヒエラルキー的な形)をした建物の画像をみつけてゾッとした。
ただ、1段落目と2段落目は少し退屈。(この票の参照用リンク)
タイトルだけで、金魚がミキサーにかけられているシーンが浮かんで、うわ〜残酷、と思った。なんとか電気さんのPVにも金魚が使われているのがあって、単なる連想ゲーム的な感じだったんだと思う。一応、最後まで金魚は生きているんだけど、やっぱりそのスプラッターになった金魚のイメージはついて回る。そして、金魚をスプラッターにしたミキサーを、洗って使うだろう彼女が、なんだか怖い。(この票の参照用リンク)
10円玉を握りしめて殴るというのは先に想像しちゃいましたが、素直に面白かったです。(この票の参照用リンク)
倫理的とも受け取れるテーマを、きわめてさりげなく書いている。そのことに少し感動する。
言葉は硬いけれど。(この票の参照用リンク)
独特の雰囲気が伝わってきました。小鳥が喋ったり哲学のアルバイトという異質な存在達に終末感があって良かったです。(この票の参照用リンク)