第53期決勝時の投票状況です。11票を頂きました。
# | 題名 | 作者 | 得票数 |
---|---|---|---|
24 | みやび | 三浦 | 5 |
34 | 木の子ステーキランチ(ナスビ入り) | 曠野反次郎 | 4 |
21 | 秘密 | 長月夕子 | 2 |
『みやび』を食べてみるとあまり美味しい食べ物ではなかった、というのがまたいいと思いました。よくできた話だ。(この票の参照用リンク)
悩んだがこれが一番
ほう
となった。(この票の参照用リンク)
楽しげなお葬式いいなあと思ったので(この票の参照用リンク)
どれを選ぶかはかなり難しいし迷ったんだけど、最終的な決め手は現在だけの話じゃなくて、ここ(小説の舞台)に存在するものと存在しないものの繋がりを感じさせ、なお死に負性のイメージを持たせていないところでこれにさせていただきます。(この票の参照用リンク)
「文章を読む」という行為は、それが行為である以上多かれ少なかれ読む側のエナジーを要する。「読まなければ」と思ってしまう作品が多いなか、『みやび』は「読みたい」と思わせてくれた作品でした。
死という甘やかな香り、旅路の果てというボーダー、能動的な受動。肌理細やかな作品ですね。(この票の参照用リンク)
予選でも推したこちらに1票。(この票の参照用リンク)
「口をあんぐりと開けて」食べているハンバーグがとても旨そうに思えてひどく腹がへった。(この票の参照用リンク)
決勝になると、好みの問題かなと思うけど
さりげなさのなかに、しっかりと人の存在がある
この作品に。(この票の参照用リンク)
「僕たちこのままでいいのか」という雰囲気が充満していて、楽しい関西弁の会話を一回だけ使うところなんてうまいなあよくできてるなあと思いました。職人芸。(三浦)(この票の参照用リンク)
本当は三作とも選びたい気持ちです。三浦さんの「みやび」の完成度(「みやび」の設定、甘やかな死、住人と私のズレの見事な描写など)、素晴らしかったです。曠野反次郎さんの文章はもう、それだけで。でもここは、完成度の高さはもちろん、個人的な理由ではありますが、懐かしい空間を思い出させてくださった、長月夕子さんの「秘密」に。長月さん、ありがとうございました。(この票の参照用リンク)
美しさを求めた結果が、そこにある。それだけで、それ以上のことを邪推する必要はないと思います。
艶やかではないが、飛躍がないから揺るぎない。それをこの字数で出せるのだから、相当の密度なのでしょう。凄いです。(この票の参照用リンク)