全投票一覧(日時順)

第265期予選時の投票状況です。4人より10票を頂きました。

#題名作者得票数
1大学サバイバル蘇泉2
6悲しみを焼いて食う朝飯抜太郎2
8私である私たなかなつみ2
2だって、厳しいから宙空1
3大好き?もずく1
5不思議な三角形euReka1
7何かotokichisupairaru1

2024年10月23日 23時6分10秒

推薦作品
大好き?(もずく)
感想
平気のようでいて、実はスレスレのところにいる。そういう話だと読んだ。たった一人の人間の一言だけが生きる理由だったというのは悲しい。それとも、実はゲームのような感覚で、勝手に決めたルールが「好き」という質問に対して肯定されるというだけだったとしたら、生と死の境界の薄さに、薄ら寒くなるなと思った。親友だと思っていて、これから背負っていくだろう主人公がいたたまれない。


大学サバイバルと迷って、こっちに。大学の敷地を国にするという発想がなかったので面白かった。現実的っぽいメリットも、実際は非現実的に思えるので、もっと突飛なアイデアにしても面白かったかも。それか、(この票の参照用リンク
推薦作品
何か(otokichisupairaru)
感想
ハエだと思っていたらハチで怖くなったがわけがわからない毛玉になったら恐怖がなくなって(実は訳が分からないものの方が怖いと思うけれど)という過程が想像できて面白かった。影が増えて言って闇になるのは何かよかった。後半のカタストロフィは何が何だかわかりません。(この票の参照用リンク
推薦作品
私である私(たなかなつみ)
感想
私を観察する私が分裂して生まれていくという発想と視点は面白い。
五感は共有して身体の感覚はあるけれど、自分で動かせない。おそらく、意思も共有しておらず別の意識があるようだ。
結構なホラーにもなりそうだが、割とのん気である。
筆者の意図とは違うかもしれないが、実際に現実に対峙していない私は、進行形で現実に対応している私と見え方が変わっているが、当事者とそれ以外の違いのように思えた。自分と同じであっても、当事者でなければ見え方は違う。他人ならなおのこと、である。(この票の参照用リンク

2024年10月20日 14時22分27秒

推薦作品
だって、厳しいから(宙空)
感想
今に生きる私たちに考えさせる内容で良かったです(この票の参照用リンク

2024年10月18日 19時41分19秒

推薦作品
大学サバイバル(蘇泉)
感想
日本の大学は、少子化で生き残りに必死という現実社会の状況が前提としてある話で、大学を国家にするという極端な発想(解決策)が面白いので一票。
しかしこの作品ではただのアイデアだけで終わっている。
実際に大学を国家にしてみたらどうなったかという展開の話が読んでみたい。(この票の参照用リンク
推薦作品
悲しみを焼いて食う(朝飯抜太郎)
感想
悲しみという感情を具現化して、それを料理してみるというところまではアイデアとして面白いと思うので一票。
しかしそれ以上の発展がなく、瞬発的なアイデアだけで終わっているので、もう少し展開が欲しいところ。(この票の参照用リンク
推薦作品
私である私(たなかなつみ)
感想
夜、布団に入ってぼーっとしてると、なぜ自分はこんな場所にいるんだろうとまじまじと思ってしまうことがたまにある。
この作品には、そういう、普通は見過ごしてしまいそうなささいな感覚をあえて追求する鋭さがあるなと感心する。(この票の参照用リンク

2024年10月17日 11時45分58秒

推薦作品
大学サバイバル(蘇泉)
感想
筋立てもオチもお見事、楽しませていただきました。(この票の参照用リンク
推薦作品
不思議な三角形(euReka)
感想
緊迫感溢れる状況のはずなのに、やけに静かな状況がシュールで、文学的に感じました。直接的な危機を感じなければ、現実もこういう感じなのかもしれません。(この票の参照用リンク
推薦作品
悲しみを焼いて食う(朝飯抜太郎)
感想
現実的なようで空想上でしかない話なのに、最後は見事に現実的な心が描写される、その行ったり来たりしている感じが楽しめました。浮かんでいる量が疑問符付きの謎の単位であるのも、科学的な嘘っぽさを演出しているように感じました。

『私である私』も良かったのですが、分かるような分からないような、やっぱり分からないような、自分を客観視しつつ制御できないのは分かる気もするのですが…。

『何か』は前半はどうなるか楽しみに読んだのですが、後半の哲学的で分からない展開に戸惑いました。もうちょっと前半を生かせる展開にしていただければ、と思いました。あと、3行目の文頭は、”執拗に”ではないかと思いました。

『大好き?』と『温もり』は、読んでいて自分が病みそうになるので、ごめんなさい、どうも受け付けられなくって。

『だって、厳しいから』は展開が読みにくく、内容も分かりにくくて残念でした。また無理に 1000字にする必要はないでしょう。「どうぶつたちにからまれながら」は「動物たちに囲まれながら」で良さそうですし、「コンプリートボックス的なもの」が分かりにくく、「ほんはまるごと」も”本は丸ごと”であるのが一読では分かりませんでした。”六年生”は小学六年生と思いますが(大学でも六年生になることは医学部などであります)、小学生では世界史は学ばないでしょう。『髄より始めよ』は”隗より始めよ”の間違いですね。そのあたりをきちんとすると、もうちょっと読みやすくなると思います。(この票の参照用リンク

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