第265期予選時の、#6悲しみを焼いて食う(朝飯抜太郎)への投票です(2票)。
悲しみという感情を具現化して、それを料理してみるというところまではアイデアとして面白いと思うので一票。
しかしそれ以上の発展がなく、瞬発的なアイデアだけで終わっているので、もう少し展開が欲しいところ。
参照用リンク: #date20241018-194119
現実的なようで空想上でしかない話なのに、最後は見事に現実的な心が描写される、その行ったり来たりしている感じが楽しめました。浮かんでいる量が疑問符付きの謎の単位であるのも、科学的な嘘っぽさを演出しているように感じました。
『私である私』も良かったのですが、分かるような分からないような、やっぱり分からないような、自分を客観視しつつ制御できないのは分かる気もするのですが…。
『何か』は前半はどうなるか楽しみに読んだのですが、後半の哲学的で分からない展開に戸惑いました。もうちょっと前半を生かせる展開にしていただければ、と思いました。あと、3行目の文頭は、”執拗に”ではないかと思いました。
『大好き?』と『温もり』は、読んでいて自分が病みそうになるので、ごめんなさい、どうも受け付けられなくって。
『だって、厳しいから』は展開が読みにくく、内容も分かりにくくて残念でした。また無理に 1000字にする必要はないでしょう。「どうぶつたちにからまれながら」は「動物たちに囲まれながら」で良さそうですし、「コンプリートボックス的なもの」が分かりにくく、「ほんはまるごと」も”本は丸ごと”であるのが一読では分かりませんでした。”六年生”は小学六年生と思いますが(大学でも六年生になることは医学部などであります)、小学生では世界史は学ばないでしょう。『髄より始めよ』は”隗より始めよ”の間違いですね。そのあたりをきちんとすると、もうちょっと読みやすくなると思います。
参照用リンク: #date20241017-114558