第217期予選時の投票状況です。7人より18票を頂きました。
# | 題名 | 作者 | 得票数 |
---|---|---|---|
7 | マスク | 糸井翼 | 4 |
1 | 短い弔い | 大町はな | 3 |
5 | コーヒーとミルク | 千春 | 3 |
10 | パーフェクト・ジジイ | 伊吹ようめい | 3 |
9 | 少年少女物語 | euReka | 2 |
4 | 怖い…… | テックスロー | 1 |
6 | オパール | わがまま娘 | 1 |
8 | 痣食 | 志菩龍彦 | 1 |
ありうべき未来の風景に思える。ひと昔前の常識が、何か事件をきっかけに徐々に変わり、
現在から見ると、知識のない時代の乱暴な風習に思えるのは、よくあること。そして、
「未来」から見た現在の現実は、知識を重ねても暴ききれないこと。面白かったです。(この票の参照用リンク)
おそらく、原始時代のさらにその前の時代は、何かで陰部を隠すことなく生活していたのだろうが、今の人間からすればあり得ないことだ。
コロナ禍におけるマスクの着用もそれにどこか通じるものがあって、人が集まる場所でマスクを付けていないと白い目で見られたりする。
この作品は、そういうアナロジー的な面白さがあるし、今のコロナ禍の状況を、少し引いたところから考える視点を与えていると思う。(この票の参照用リンク)
仮面に触れる、で落ちてると思う。そのあとの一文はなくてもわかるのでないほうがいいと私は思った。(この票の参照用リンク)
平安貴族は冠・烏帽子を被っているのが当然で、烏帽子を脱ぐのは家族の前でくつろぐときだけ、感覚としては下着を脱ぐようなものだったと言われます。恥の感覚は時代や土地ごとに異なり、”婚前の男女は性行為はしてもいいけど一緒に食事をしてはいけない”という風習がある島もありました。異なる感覚を理解できるようでありたいものですね。(この票の参照用リンク)
転生ものかな、、、と、読み進むと、あれ、奴隷モノだった。
資本主義の人生描写。 すごいと感じた。(この票の参照用リンク)
顔の見えない悪意はこのサイトでも最近結構描かれることが
あるテーマという印象があって、世間がそれだけぎすぎすしていることなのかと思う。
ただ、そういう顔の見えない悪意は、結構ネットに結び付けて
語られることが多い中で、この作品の舞台はコールセンターというところが
大きく違う。同じ電話を受けるおそらくは、同じ制服を着た同僚たちが、ばたばたと
悪意に倒されてまた立ち上がる姿、悪意の発信と受信の同時性は、電話じゃないと伝わらない。
源氏名が「鈴木」ではなく、「鈴木理香」とフルネームであるところがとてもよかった。
お客様に決して明かされることはないであろう架空の下の名前は何のために存在するのだろう。(この票の参照用リンク)
クレーム対応はストレスがかかる仕事と思います。本当にお疲れ様です。ストレスを吐くためだけにそこに電話する人もいるようですし…。
『多数決』と『言葉泥棒』は現在の日本で普通に起こっていることのようで、本当に恐ろしく感じました。『パーフェクト・ジジイ』は微笑ましくて良い作品だと思いました。付け髭なら気軽に入手できると思いますよ。(この票の参照用リンク)
大切な人に自分の一番の顔を見せていたのでしょうね。誰かを通じてしか自分を捉えることはできないけれど、大切な人から見える自分の姿をこうして見せてくれるなんて素敵です。
自分の一番の顔を見せることができる、そんな相手と出会いたいものです…。(この票の参照用リンク)
いいなあ。ちょっと苦みのある怜子に榮二がミルクを継ぎ足すような。個人的にこの作品の
一番気に入ったところは、榮二の冗談とも言えない冗談です。別に面白いことは何もないし、
二人の関係性次第では空気が悪くなる恐れがあるのに、自然に笑える関係がとてもさわやかでした。(この票の参照用リンク)
今回は飛び抜けた作品もない代わりに、絶対に選びたくない作品もなく、粒ぞろいだったと思います。
そんな中で、ストレートに男女の心の通い合いを描いたこの作品は心に残りました。心を許せる相手には素敵な笑顔を見せられるものですね。(この票の参照用リンク)
めちゃくちゃ笑いながら読みました。パーフェクト・ジジイ、素晴らしすぎる。
夫妻で力を合わせて華麗なるジジイとババアになっていく様がめっちゃよかったです。
そしてラストの瞬間の、わかるわかる感。オチも決まっていてパーフェクトだと思います。(この票の参照用リンク)
孫ができるとなって頑張って仙人を目指す姿がほほえましいです。なにより、お話全体が幸せな雰囲気に包まれています。(この票の参照用リンク)
ずーっとパーフェクト・ジジイになるという目標に進むことで、自分の感情の変化にふたをしていたのが、
最後に涙としてあふれ出て圧倒的なカタルシス。母親や父親の役割なんかは、育児本やそういうテレビなんかで
いくらでも心構えを教えてくれるけれど、ジジイのハウツーってのは、あんまりないのかな。
読んだことないけど、内館牧子の本とか、そんな感じなんだろうか。あと、ナントカのトリセツとか、
そういう本。でも形からどう入るのかなんて、どっちの本も教えてくれなさそう。(この票の参照用リンク)
誰しも自身こそが物語の主人公だと思いがちだけど、大きな物語は自身の外側で起こり、
自分は単なる通行人だと思い知らされる話はよくある。自身が物語の書き手として、
登場人物たちを生み出す話も。本作はそれを逆向きに語る。面白く読みました。(この票の参照用リンク)
誰もが物語を持っている、当たり前かもしれないけれど、考えさせるテーマだと思います。少し幻想的な雰囲気もまた魅力です。(この票の参照用リンク)
異化小説、 メタ小説。 実際に中国の緑化に人生を使った。
人がいたのを連想した。
中国の緑化以外にもなにかやった立派な人なのかもしれない。
しかし、私の場合、緑化は魅力的で、、、いいコトしてくれたと
、、、感じる。 私のエゴ? だなぁ、、、とも、感じる。(この票の参照用リンク)
なにが? オパールなの? 乳白色の二時のか輝き。
オレも、なにか、 しなくちゃぁ、、とか、感じた。
。。。あ、虹ね、、、にじをわたって、、、 なにか、、、(この票の参照用リンク)
これが一番よい。(この票の参照用リンク)