第44期決勝時の投票状況です。14票を頂きました。
# | 題名 | 作者 | 得票数 |
---|---|---|---|
13 | 熱 | 西直 | 5 |
12 | 池袋ブルース | 朝野十字 | 3 |
27 | バスケット・クソ度胸ボール | ハンニャ | 2 |
- | なし | 4 |
最後まで悩んだのですけれど、予選でも推した「熱」に一票入れたいと思います。(この票の参照用リンク)
タイトル、構成、姉妹、奇妙に絡まったような印象で、三作品中最も記憶に残ります。(この票の参照用リンク)
情景の詳細過ぎる部分までがこちらに伝わってくるような物語内感覚。
シンプルな内容ながら、とても心地よく読ませていただきました。(この票の参照用リンク)
かなり悩みましたが「熱」に投票します。(この票の参照用リンク)
微妙な姉妹関係が描かれていると思った。
ハンニャさんの作品もおもしろかった。(この票の参照用リンク)
失礼ながらハンニャさんの「クソ度胸ボール」というタイトル
が個人的に受け付けられなかった。というわけで、読んでませんごめんなさい。
西直さんの「熱」は文章はとても読みやすくてわかりやすいといつも思うんだけど、内容を映像化してみるととってもこわい。これってつまり小学生くらいの女の子が、かばんの中に頭と首が
切れた生物(もしかして人間?)の死体をいれていて、友人の女の子がそれを触ってデヘッデヘッって言う話ですよね? 川端康成の小説にも死んだ美女と添い寝する話があったと思うし、古今東西の文学ではそういうのを扱っていて、それはそれで問題ないと思うんだけど、ちょっと強烈でした。
朝野十字さんの「池袋ブルース」には「感動した!感動した!」というのはなかったんですが文句をつけるところもないので(朝野さんにはもっとおもしろい代表作がこれまでにある)、消去法の結果、「池袋ブルース」に投票します。個人的に投票する・しないではなく(出来、不出来の波は誰でもあるので)朝野十字さんの作品が「短編」で読めるのは毎月の楽しみのひとつなので、今後も気が向いたら作品投稿してほしいなあと思っています。(この票の参照用リンク)
うーむそんなに会話キモいかなあと他の票に反応してみる。いや本当にその感覚がちょっとのみこめなかったので。
投票者の方に凹まれても困るのだけれど、こんな風に切り捨てられたら私だったら傷つくだろうなあと思ったりする。久しぶりに作者として参加したから尚更そう感じるのだろう。いわば「キモい」という一語は本当に純粋な「読者」の感覚というもので、こういう感想を受けるのは『短編』として貴重なことだし、また本当の書き手として必然なのであろう。こんなことは朝野氏は先刻承知であられるだろうと思うが。
一応私なりにその「キモさ」を忖度してみると、この二人があまりに互いに気心が知れすぎているように見えるということだろうか。
それにしても仄聞するところ朝野さんが『短編』投稿を当分止めるというのはたいへん残念なことである。いつも作品としてきちんと成立しているものを出されていて私は楽しみにしていた。気が向いたらまた参加してほしいなと思います。こんな風に書くとまた「キモい」とか言われそうですが。
末筆ながら西直さんとハンニャさんの作品もよかった。ただ私事ながら最近体調がわるいせいで『熱』はちょっと辛かった。『バスケット・クソ度胸ボール』は誰かも書いていたけれど、どうも情景が浮かびにくかった。選手が天井を支えるというシーンでは、『キン肉マン』を思い出したりした。でも最後の外し方は好みだった。(海)(この票の参照用リンク)
「バスケット・クソ度胸ボール」と優劣つけがたいが、「バスケット・・・・」
の方は、観客がどのように観戦するのか、審判の立ち位置は、など、見えてこない部分が気にかかった。映像化しやすい作品だけに、それが欠点となる。
「池袋ブルース」は、電話での軽妙な(なげやりな?)やり取りでしかないが、それだけになおさら「ブルース」が感じられた。ただ、歌枕「池袋」はちょっと重過ぎるかも。(この票の参照用リンク)
この勢いが好きです。(この票の参照用リンク)
文章を読んで久々に、噴き出したりニヤニヤしたりするのではなく、声をあげて笑った。なかなか貴重な体験をさせてもらったので一票。
あと読み返すと票を入れなかった「トーストとトマト」が面白かったので、何となく申し訳ないなぁと思った。(この票の参照用リンク)
これは凄いと予選で推しものが通らず、予選通過作を改めて読み直してみたけれど、そこにはやはり歴然とした差があるように思い、確かにこういったものが残るのだろうと思いはするが、やはり釈然としない。推薦作「なし」にするなら投票しない方がよいようにも思うのだけれど、釈然としないという意志表示をしておきたかったので、推薦作「なし」としたい。
『バスケット・クソ度胸ボール』
どうせなら最後ぺちゃたんと潰れてしまえばすっきりしたと思う。
『池袋ブルース』
確かにくすりと笑えるのだけれど、それだけであって、ホラが大きいのに作品としてはあまりに小さくまとまり過ぎているように思う。面白いことは面白いが朝野十字氏的にこれでよしとするのはどうだろうか。
『熱』
単に好みだけでいうとこれが一番好みであるのだけれど、改めて読み返してみると、グロテスクを売りにしている漫画で(サイコ系というのだろうか?)、いかにもありそうな一場面で、安直であり、工夫が足りないように思えてしまった。もう一捻りあるか、もう少し生理的にザラリとくるところがあればよかったと思う。
改めて感想を書いてみると、どうもないものねだりをしているようなのだけれど、今期に限っていえば、予選を通らなかったものの中に、率直に凄いと思えるものがあったので、それと同じくらい面白いと思えるものがなかったので、消極的に一作選ぶというのは不純である気持がして、やはり推薦作「なし」ということにしたい。(この票の参照用リンク)
甲乙付けがたく、今回は推薦作品なしとさせて頂きたい。(この票の参照用リンク)
(三)推した作品が残らなかったという事もありますが。
『池袋ブルース』
洗井君の「んなわけないだろ」と「三千年も電話がつながりっぱなしかよ」は、もっと冷たい反応の方が主人公との関係が良く出るんじゃないかなあと思いました。
『熱』
姉妹の年齢(差)がわかるだけでも印象は良くなったような気がします。
『バスケット・クソ度胸ボール』
野暮ったいところが好印象ですが、ところどころで野暮になり過ぎて勢いを殺しているように感じました。(この票の参照用リンク)
『熱』を推そうかと思ったのですが前半が厭なので止めました。
『池袋ブルース』の会話文のキモさは何なんだろうっていうのは言い過ぎかもしれないがそう思ったので仕方ない。
『バスケットなんとか』は「はやく逃げろ〜」まで読んだ。最後まで読んでいない。
たくさん悪口を書いて申し訳ないのだけど、
申し訳ないです。すみませんでした。(この票の参照用リンク)