全投票一覧(日時順)

第144期予選時の投票状況です。6人より16票を頂きました。

#題名作者得票数
8無人島池田 瑛5
1少し濃い夜志島洲3
4白地岩西 健治2
10哀れな祈りスナヲ2
11あっ白熊2
2夢は窓にとララバイ・グッドバイ1
6台風の喜多なゆら1

2014年9月30日 21時59分13秒

推薦作品
白地(岩西 健治)
感想
デリートっていうのは具体的にどんなことが行われるのか、
いろいろ妄想膨らんで、楽しく読みました。
白―ブラック―ブラウンの部分の描写が好きです。(この票の参照用リンク
推薦作品
無人島(池田 瑛)
感想
幻想的でコミカル。状況的にはどうしようもないのだけれど、
主人公は妙に落ち着いているし、描写は淡々とユーモラスだし、
読んでいる自分もゆったりと描写の細部を楽しみました。
無駄な描写がまったくないのがすごいと思いました。小道具ひとつひとつが生きていて。
ラストの本棚の納品部分は、「僕」ではないけれども、思わず笑ってしまいました。(この票の参照用リンク
推薦作品
あっ(白熊)
感想
行動を起こさない方が負けるという自分のルールに固執する感じが、
主人公のいやらしさを浮き立たせていて、面白かったです。
「自分の正しさ」を誰かと共有するための努力をする勇気があれば、
最後の「一抹の虚しさ」はなかったのかな。(この票の参照用リンク

2014年9月30日 0時15分10秒

推薦作品
少し濃い夜(志島洲)
感想
少しべたな話かもしれませんが、如何にもありがちな心の動きの襞が微細に描かれて居る様な気がしました。(この票の参照用リンク
推薦作品
無人島(池田 瑛)
感想
アイディアが秀抜だと思いました。カフカの変身では無いですが、不条理そうに見えて、淡々と進んで行くビジネスマンの日常でしょうかね(この票の参照用リンク
推薦作品
哀れな祈り(スナヲ)
感想
小学生の子供が死んだ事をきっかけに生じる夫婦間のいろいろ。いかにもありがちな、などとは済ませられない深刻さがある。夫婦のきずなが問われて居るのだ。(この票の参照用リンク

2014年9月28日 22時24分17秒

推薦作品
少し濃い夜(志島洲)
感想
視点と文章の運びが冷静。鍵のくだりは思わずあるあるって笑ってしまった。ぐだぐだと心中を吐露して終わってしまうのではなく、最後の一文で「濃い夜」にぐっと引きしめるのがうまい。それから「ああ、ビールが飲みたい」もポイント高くて、その前ふりがあることで「息苦しい」と終わっているにもかかわらず読み手は読後にビール飲んだ爽やかさを感じてしまう。バランス感覚がいいと思います。(この票の参照用リンク
推薦作品
白地(岩西 健治)
感想
言葉の選び方が面白い。白からのブラック、ブラウンの流れと語感が楽しいです。(この票の参照用リンク
推薦作品
無人島(池田 瑛)
感想
なんだろう。なんか、好きなんですよね。
絶望的な状況なんだけど、流れてる空気が静かでのんびりしているからかもしれない。現実味がないと思うし、本棚の話も不思議でおかしくて笑ってしまうけれど、きっと絶望的な状況ってこういう手応えだよな、という妙な説得力があります。(この票の参照用リンク

2014年9月28日 21時13分46秒

推薦作品
台風の喜多(なゆら)
感想
最後が「あれよあれよ、くるくるとほどける帯よさらば」で句点なく〆られるのが好きだった。(この票の参照用リンク
推薦作品
無人島(池田 瑛)
感想
理由のわからぬ不条理系。読みやすかったのと、そういう話が好みなので。(この票の参照用リンク
推薦作品
あっ(白熊)
感想
うまく言えないが、男の行動や心の動きが、とても人間らしくてよかった。他人にはちっぽけかもしれなくても、本人には重大な必死さというか。(この票の参照用リンク

2014年9月27日 22時58分44秒

推薦作品
夢は窓にと(ララバイ・グッドバイ)
感想
明日の音が聞こえてしまったので仕方なく。(この票の参照用リンク
推薦作品
無人島(池田 瑛)
感想
丁寧に書かれていて感じの良い作品。(この票の参照用リンク
推薦作品
哀れな祈り(スナヲ)
感想
しまった、やられたと思った。ちょうどいい絶妙な描写。(この票の参照用リンク

2014年9月13日 2時7分56秒

推薦作品
少し濃い夜(志島洲)
感想
行間で語るのが上手い。「発泡酒の缶をペコリと潰した」で、私の頭に、350mlではなく500mlの長い缶ビールが頭に浮かんだ。「高校生の時の彼女で童貞を喪失した、彼のことを。」で、主人公の初めてはこの彼であったのだと、何故か確信した。繰り返しになるが、行間で読ませるのが上手い。

余談だが、ハルカトミユキというバンドでも活躍しているらしい福島遙の『空中で平泳ぎ』という歌集に収録されている「夏行きの夜汽車に乗っていることの不思議をひとまず恋としておく」という和歌?を、この短編を読んで思い出し、物語の余韻が二重に響き、少し、こい、昔、を思い出した。
余談が長くなったが、素晴らしい作品なので一票。(この票の参照用リンク

編集:短編 / 管理者連絡先: webmaster@tanpen.jp