第144期予選時の、#8無人島(池田 瑛)への投票です(5票)。
幻想的でコミカル。状況的にはどうしようもないのだけれど、
主人公は妙に落ち着いているし、描写は淡々とユーモラスだし、
読んでいる自分もゆったりと描写の細部を楽しみました。
無駄な描写がまったくないのがすごいと思いました。小道具ひとつひとつが生きていて。
ラストの本棚の納品部分は、「僕」ではないけれども、思わず笑ってしまいました。
参照用リンク: #date20140930-215913
アイディアが秀抜だと思いました。カフカの変身では無いですが、不条理そうに見えて、淡々と進んで行くビジネスマンの日常でしょうかね
参照用リンク: #date20140930-001510
なんだろう。なんか、好きなんですよね。
絶望的な状況なんだけど、流れてる空気が静かでのんびりしているからかもしれない。現実味がないと思うし、本棚の話も不思議でおかしくて笑ってしまうけれど、きっと絶望的な状況ってこういう手応えだよな、という妙な説得力があります。
参照用リンク: #date20140928-222417