第141期予選時の投票状況です。5人より9票を頂きました。
# | 題名 | 作者 | 得票数 |
---|---|---|---|
7 | 天国の耳 | 赤井都 | 2 |
13 | 脾臓 | qbc | 2 |
16 | 「まぐろ その23(デリバリーピザ編)」 | なゆら | 2 |
3 | あなたはそこに立っている | 長月夕子 | 1 |
14 | ココロ | 白熊 | 1 |
- | なし | 1 |
ありきたりなラインから突飛なところまで飛ばすにはセンスと技術がいるので、今期ではそういう、いわゆる短編らしい構成の短編の中で一番説得力があって地に足がついていて面白かった。(この票の参照用リンク)
おとぎ話の様な雰囲気は描写によって担保されて居る。深刻な内容は「小人」の描写などで少しは救われる。「生きろ」と言う勧告は読者にも伝わった筈だ、それも描写によって担保されて居ると思う。(この票の参照用リンク)
登場台詞が衝撃的でした。(この票の参照用リンク)
過不足なくおもしろかった。(この票の参照用リンク)
マグロかっこいい。最後に楽しませて頂きました。(この票の参照用リンク)
まぐろがバイクを運転出来るのかと言う、細かい事に拘らないストーリー展開ですね、とにかく細部のおかしさを感じさせないストーリーテリングに徹して居ると思いました。(この票の参照用リンク)
早春から仲春にかけてであろうか、最初は「水仙」「残雪」など丁寧な描写でストーリーに説得力が有る。やがて4月22日。地域によっては闌春となっても残雪はあろう。しかし「あなた」はいない。「あなた」を思って居る。(この票の参照用リンク)
主人公に共感できたので1票。
相手を傷つける言動を、客観的な自分はそれを認識しながら、分かっていながらも相手を傷つける言動をしてしまうのは、若者の行動原理(若かりし頃の自分の反省を含めて)なのかもしれない。そして、そんな傷つける言動をした自分をも受容してくれるような存在、作品の冒頭で出てきた「海」のような広大で寛大な存在が、この恋人なのだと知ったとき、安心し、無防備にその恋人を愛することができるようになり、人の心は一歩成長するのかもしれない。この体験は、海を見たことがない人が、その広さを信じられないのと同じで、体験したことがないと分からないかも知れない。
と、ここまで書いて、この小説への感想を書いているのか、自分の体験の回想を書いているのか分からなくなった。
とにかく、素晴らしい作品なので1票。(この票の参照用リンク)
これはもうほんとに見たことない、という作品に出会いたいものだ。(この票の参照用リンク)