第141期予選時の、#14ココロ(白熊)への投票です(1票)。
主人公に共感できたので1票。
相手を傷つける言動を、客観的な自分はそれを認識しながら、分かっていながらも相手を傷つける言動をしてしまうのは、若者の行動原理(若かりし頃の自分の反省を含めて)なのかもしれない。そして、そんな傷つける言動をした自分をも受容してくれるような存在、作品の冒頭で出てきた「海」のような広大で寛大な存在が、この恋人なのだと知ったとき、安心し、無防備にその恋人を愛することができるようになり、人の心は一歩成長するのかもしれない。この体験は、海を見たことがない人が、その広さを信じられないのと同じで、体験したことがないと分からないかも知れない。
と、ここまで書いて、この小説への感想を書いているのか、自分の体験の回想を書いているのか分からなくなった。
とにかく、素晴らしい作品なので1票。
参照用リンク: #date20140613-001700