第93期決勝時の投票状況です。10票を頂きました。
# | 題名 | 作者 | 得票数 |
---|---|---|---|
9 | 傷の話 | でんでん | 4 |
28 | 動く物を食べる | えぬじぃ | 2 |
18 | 月留学 | 立川雪 | 1 |
- | なし | 3 |
滑り込みなんで理由を書いている暇はないが、世界観が好もしかった。(この票の参照用リンク)
「ナイフ」が出てきて、それまで巧く紡がれていたとらえどころのない世界観がなんだか急に現実味を帯びてしまうところが難点だと感じましたが、そこを差し引いても三作の中では最もおもしろいと思ったので。(この票の参照用リンク)
予選で投票した作品のうち、決勝に残った「傷の話」に投票します。
この作品はいろんな観点から感想が書けそうですが、本日は来期投稿締め切りでもあるので、遠慮させていただきます。良い作品をありがとうございました。
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うまいと思ったし、誰にでも好かれる作風かなと。しかし、「傷」という普遍的なテーマを持て余しているような印象がして、少し不満も感じた。(この票の参照用リンク)
予選では他の作品に投票しましたが、こう三作並べてみると、これが面白いと思うんですよねえ。
世代間の格差をベースに、ひねりも効いてるしインパクトもあるし。(この票の参照用リンク)
安定して読める実力がある。
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どれも決勝に進むほどの魅力を持った作品だと思いましたが、読後の自分の行動になんらかの影響を与えてくれたのがこの作品でした。(この票の参照用リンク)
#9
ストーリー自体はごくありふれた話だった。なので描写命だと思うのだが、『三日月のように細いナイフ』とか陳腐すぎて見たくなかった。
他、感想を書くほどでもなかった。(この票の参照用リンク)
全体的にうすい。
第93期 #9 傷の話
傷を小説内部で「何か」として象徴化させる手法だけれども、これは1000字の中に奥行きを出す手法として有効だと思うけど、それ以外に面白みがない。
第93期 #18 月留学
忘却が価値になることはテーマとして面白かったんだが、それしかない。それしかない。
第93期 #28 動く物を食べる
うまくまとまっている。だが、畢竟、それだけだ。(この票の参照用リンク)
投票締切当日まで悩んだ。『月留学』と『動く物を食べる』、いずれもそつなくまとめられてはいるが、何かが足りない。大切なものは、たぶん、そつなくまとめるために切り捨ててしまったものの中にある。確かに、ひとつの作品について深く考えることは危険がともなう。ともすると作品の均衡をつき崩し、破綻に追いこみかねない。でもそこを通過することで初めて、書かれたものは小説たりうる。そういう果敢さはむしろ、予選落ちしたいくつかの小説に見つけることができた。(でんでん)(この票の参照用リンク)