全投票一覧(日時順)

第76期決勝時の投票状況です。9票を頂きました。

#題名作者得票数
22檻の中の仔猫 qbc5
1黒い羊アンデッド3
6エイミーyasu1

2009年2月8日 23時49分58秒

推薦作品
檻の中の仔猫 (qbc)
感想
今期はどう考えてもるるるぶ☆どっぐちゃんの『ワン』が圧倒的だった。が、決勝に残ってないので投票しようがない。

『黒い羊』は、「テレビ」「リモコン」「五十円玉」などの小道具の使い方が下手だった。存在感がなかった。永遠を一瞬に凝縮するにはイメージがとっ散らかりすぎていた。

『エイミー』は、なぜこんなものが書かれたのかわからなかった。みんなの言う「オチ」というのが何を指すのかわからないせいかもしれない。おそらくもう二度と読み返すことは無いだろう。

『檻の中の仔猫』は、正直に言えばあまり読みたくない。残酷な話が個人的に好きでないからだ。しかしこれは小説だ。小説がパンパンに詰まっている小説だった。
他の二作品が優勝するくらいなら、というほどに低く評価しているわけではないが、これに投票するしか無いのだった。(この票の参照用リンク

2009年2月8日 12時21分17秒

推薦作品
檻の中の仔猫 (qbc)
感想
「檻」=「小説」
「仔猫」を「檻」に閉じ込めた。シュレーディンガーの猫。(この票の参照用リンク

2009年2月7日 22時3分38秒

推薦作品
黒い羊(アンデッド)
感想
今回は「黒い羊」を推させてもらう。
狂気を表現するというのはバランスが大切で、狂気の度合いが甘いと安っぽく見え、行き過ぎるとギャグのようになってしまう。この作品はそのバランスがちょうど良かった。
お話としてもすっきりまとまっており、読み終わって素直にいいと思える。
ただ欠点を言うなら、やはり黒い羊のイメージは陳腐すぎる。ここさえなんとかなれば文句なしなのだが。

「エイミー」は面白さが掴みにくい作品だった。使われているパーツの一つ一つにそれほど魅力を感じられない。起承転結がはっきりしたお話ではないので、それ以外の点で惹きつける力がないとどうも弱い。
文章は段落一字下げをいちいち言うつもりはないが、句読点の使い方がやや違和感のあるものだった。

「檻の中の仔猫」は最後まで迷った。ストーリーの面白さや文章表現の巧みさ、セリフの魅力などは今回決勝では随一だ。ただ問題はオチの一文。これでお話が大きく変わってしまっている。それが吉か凶かを断言することはできないが、個人的にはひどく興ざめさせられてしまった。無意味な夢オチのようなだらしなさを感じる。人によっては楽しめるかもしれないので完全に主観の判断だが、今回の投票は見送らせてもらった。(この票の参照用リンク

2009年2月6日 22時59分5秒

推薦作品
檻の中の仔猫 (qbc)
感想
黒い羊良かったです。けどなんかが足りない気がした。これは多すぎる事もないと思ったので。(この票の参照用リンク

2009年2月5日 3時22分17秒

推薦作品
檻の中の仔猫 (qbc)
感想
スペースや三点リーダの決まりごとを守らないと読者にとって読みにくいというのもあるけど、その分文字数が稼げるのでずるい。こちとら毎回身を削る思いで一文字を削ってるのに。という理由でもってエイミーには入れません。ずるさを払拭できるほどおもしろいわけでもないし。
残る二作品はわりかし比較しやすかったのですが、『檻の〜』の方が断然暗い。わかりやすい暗さがあります。一方『黒い羊』はわかりにくい。比喩がまるで機能してません。読むのが疲れます。めんど暗い。
『檻の〜』の読後に覚えたいやーな感じはなんなのだろう。体験しないととても書けない内容だと思うのですが、この世界観を想像だけで構築しちゃうのもとんでもない力量でしょうから、実話にせよ虚構にせよ、qbcさんすげぇ、と思います。
落ちは他に思いつかなかったか、考えるのをやめちゃったんじゃないかと勝手に考えていますが、誰か他に落としどころを見つけたら教えてほしいです。(わら)(この票の参照用リンク

2009年2月3日 21時35分16秒

推薦作品
檻の中の仔猫 (qbc)
感想
よくこれだけの分量の物語を詰め込んだものだと、ただひたすら感心しました。会話文の使い方が秀逸だと思います。(この票の参照用リンク

2009年2月2日 19時51分30秒

推薦作品
黒い羊(アンデッド)
感想
今回はこれが一番。優勝。(この票の参照用リンク

2009年2月2日 1時10分28秒

推薦作品
エイミー(yasu)
感想
まずそれぞれに一言感想を。
『黒い羊』は、これはあくまで未確認の推測にしか過ぎませんが、この作品はとある超短編サイトに掲載されたものでしょうか。
あるいはそれ用に書かれたものでしょうか。
タイトルと作者名に見覚えがあるので。
無論、それ自体は評価に繋がりませんが、それを前提としてみるとアンデッドさんの『黒い羊』はテーマに奥行きがないというか、よくある絶望ものだなと。
文章は巧みですが、斬新さがないと感じました。また死に際の幻想としても、『黒い羊』という題材をもう少しうまく機能させることが出来たんじゃないかと思います。
個人的な好みによるものなので、再掲うんぬんは最早関係ありません。


『檻の中の仔猫』は最後の一行が本来評価すべき部分ではあるのでしょうが、単なる夢オチに部類されるのでしょうか。
もしくは実際の出来事との境目に逆に不安を持たせる意図があったのかもしれません。
どちらにしろ、形式的には真新しさがなく、あえて乾いた文章にしているのだと思いますが、同じようなテーマの『黒い羊』と違って文が魅力的には感じませんでした。
乾いた文章により気狂いを思わせるという手法は、すでに使い古された感があり、どうもよくあるパターンのコラージュにしか思えませんでした。

最後、『エイミー』ですが至極個人的なことを挙げれば、いくら横書きだろうと文頭一マスあけないのは見辛く感じます。
ですが、あえて内容優先で評価すると、この話は特に何でもない話のように思えますが、三作品の中で一番キャラクターが立っていて、オチも綺麗についている。
他の二作が絶望の色が濃かったことが災いして、本作の“どうでもよさ”が良心的な日常を描いていて好感が持てます。
本作も典型的な話運びで並ぶ作品が違っていたら変わっていたでしょうが、今回の並びだからこそ、人の深い感情を描かずにして人を描くことが可能だということ、もしくは日常に垣間見える小説よりも奇な部分を感じさせたところが印象的でした。

ということで相対評価ではありますが、『エイミー』に投票いたします。(この票の参照用リンク

2009年2月1日 20時45分0秒

推薦作品
黒い羊(アンデッド)
感想
今期の一番は、奇跡の絶妙さを有する本作だと思います。
次点はいくつかありますが、失礼ながら『エイミー』は違うと私は思っております。(黒田皐月)(この票の参照用リンク

編集:短編 / 管理者連絡先: webmaster@tanpen.jp