第31期決勝時の投票状況です。17票を頂きました。
# | 題名 | 作者 | 得票数 |
---|---|---|---|
9 | 月下美人 | 長月夕子 | 6 |
17 | 最後のひとり | qbc | 6 |
26 | プルシャに会いに行く | るるるぶ☆どっぐちゃん | 5 |
これまでにない、清潔な恋愛作品に敬意を表して。(この票の参照用リンク)
一人まじめな人(この票の参照用リンク)
今期決勝に残った三作は、それぞれに違った個性をもち、しかもいずれも一つの作品として読むに耐えるもので、大変よかったと思う。
「プルシャ」という言葉は耳慣れないが、どこかで聞いたことがあると思って、ちょっと検索してみたら、なんでもインド哲学方面の語であったようだ。よくわからないが、世界のはじまりに存在していた原人、あるいは魂・精神という概念であるらしい。
それはそれとして、この作品を理解するのにそう役立つとも思えないが、作品そのものは面白く読んだ。「わるい親父だなあ。(そこがいいのですが)」の一言に尽きると思う。
『最後のひとり』も、文章構成ともなかなかよく出来ていたと言っていいのだろう。ただ細かい所で取りこぼしている部分があって、共感しきれなかった。たとえば、地球で「生き物が最後の一体」になる時、それが人間とは限らないのではないか。あるいは「悪人がはびこる」「税金がとられる」「好きな女にはふられる」というのが、再生を拒む理由としてはいかにも薄弱に感じられた。絶望の底が浅いといわねばならない。
ずいぶん悪く言ってしまったが、元来ショートショートというものに理解のない読者の意見なので、あまり深刻に受け止めずにこれからも頑張って書いてもらいたいと思う。
長月さんの『月下美人』を推すことにした。本来はもっと長く書くべき題材と思われ、どこを刈り込んでどこを残すべきか悪戦苦闘という様子もうかがえたが、現実的な題材をとりあげて、現実の枠の中で読めるものをしっかり構築しようとする姿勢を評価したい。全感想など、ふだんの作者の積極的な活動も含めて、応援したい思いで一票を投ずる。(この票の参照用リンク)
今回はこれです。花なのか指なのか、うーんどきどきする。(この票の参照用リンク)
この中ではこれ。
しごくささやかなことですが、三点リーダー(…)は二つ重ねってないと読んでてひどく違和感を覚えます。まぁ印刷物でのルールなので、ネットの文章ではあまり気にしない方がよいのかもしれませんが。(この票の参照用リンク)
月下美人の花は、たった一晩の為に一気に咲き上げ、その美しさを誇ります。彼女も彼に会うべく待ちわびた夜に、彼女の隠し持っていた美しさを咲き上げ、誇ることでしょう。(この票の参照用リンク)
決勝に残った作品の中で一番好みでした。
3作品とも趣きは違うけれど面白かったので
他の作品をもっと読みたいと思わせてくれた
この作家さんに投票します。(K)
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とぼけた感じがよかったです。「ええ、昔といっしょですから」のたたみかけが笑えました。
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はじめまして。
作品を読ませていただき、ありがとうございます。
投票理由(感想):qbcさんの「最後のひとり」が、「あっけらかんと残酷」な点に惹かれました。(この票の参照用リンク)
会話のリズムと、最後の一人なのにまったく緊張感のない独特の雰囲気に引かれました。(この票の参照用リンク)
この手のショートショートにはどうしても既視感がつきまとうのだけど、それなりに面白かったので一票。(この票の参照用リンク)
小難しい話は抜きにして感覚で選ぼうと思い三作品を読み直した末、こちらに一票投じることにしました。しゃれた会話をたしなむ二人が好きです。でも宇宙人はもっと好きです。(この票の参照用リンク)
プルシャの姿を想像すると哀しくなります。
親父のワルさにしびれました。
ハンバーグが食べたいです。(この票の参照用リンク)
っていうか、皆さん。「プルシャ」が優勝しないっていうのはおかしいよ。いまさら推薦理由なんて書かなくても読めばわかると思うんだけどな。まあ「世界でなんとか」がベストセラーになる時代だから投票制ってこんなものかもしれない。だから結局ここで優勝したどうだ、っていうのはほっといてとにかく、るるるぶさん、おもしろかったです。(この票の参照用リンク)
再読しても変わらず面白かった。全然わからないのに心惹かれる。なんだろうなあ、ほんとに。(この票の参照用リンク)
引き込まれる。
個人的には直線を意識させておいての混乱が非常に
官能的だった。(この票の参照用リンク)
一読、面白い。
色彩豊かである。(この票の参照用リンク)