第267期予選時の投票状況です。3人より6票を頂きました。
# | 題名 | 作者 | 得票数 |
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4 | 昼休みの公園で出会う少女は危険 | euReka | 2 |
1 | 知らんけど | OS | 1 |
2 | 楽陵真珠飯店 | 蘇泉 | 1 |
3 | ピエロ | 病みねこ | 1 |
5 | ビートルズ偏在 | 朝飯抜太郎 | 1 |
前半の、転げ落ちるように転落していくくだりがすごかった。小さなものに少しだけ手を差し伸べただけだったのが、立場は逆転し、逆らえずに、洗脳されて、身も心も立場も奪われていく。これは現実にも起きうる恐ろしさがある。
そちらがすごく良かったのだが、終盤の唐突さにはついていけなかった。(この票の参照用リンク)
犬のペロが亡くなってからずっと外に出られなかったはずの少女がそのときには外に出ていて、エスカレートしていく要求には二日目の時点で、もうそこには行かないようにする選択肢もあったはずですが、状況に魅入られてしまった時ってこういうものかもしれません。意外な結末が語り手にとって幸せだったか不幸だったか、人生はあるがままを受け入れざるを得ないのかもしれませんね。
『ピエロ』は、普通の現実社会もそうかもしれませんが、周囲の笑顔を全て見下しとばかり捉えたら心が破綻するので、深読みしすぎない鈍感力も人生を生きて行くには必要に感じました。…読んでいて、ちょっと辛くなってしまいましたね。(この票の参照用リンク)
妖怪に魅入られてしまった人間の話か?ダイバーシティとか真実の話なのか。
シュールさと、違和感はすべて認識しながらも、「か、可愛い」と感じて「付き合えんか」と思う主人公の異様さが恐怖感を醸し出す。
面白かった。(この票の参照用リンク)
楽陵市(らくりょうし)は中国の山東省徳州市に位置するそうですね。三国志の魏の武将の徐晃が出身者だそうで、またナツメの品種、金糸小棗の産地として知られています。そのナツメは、強壮・鎮静作用に加え、催眠作用もあるそうです。ともあれ、幻の料理を胸に仕事に励むっていいものですね。(この票の参照用リンク)
サーカスのピエロは、一般的には、芸で人を笑わせる仕事だから「自分より下の者を見て安心する」ような蔑みの対象とは違うと思う。
あるいは、サーカスではなく見世物小屋のような、特殊な姿をした人を見世物にするような場合だったら、そこに出演する人は蔑みの対象になっていると言えるかもしれない。
この作品には、そういう設定のミスはあると思うが、純粋にただ物語を語ろうとする姿勢があって、そこに好感が持てる。(この票の参照用リンク)
ビートルズによって、その楽曲によって、諍(いさか)いが回避されるのは本当に素晴らしいことだと思います。現実にはなかなか現場に彼らの幽霊(生き霊?)は現れてくれませんが、頭の中にその音楽が流れるだけでも違いますね。音楽には力がある、いえ、政治利用として音楽を語ることについては、坂本龍一は嫌ったようですが。(この票の参照用リンク)