第266期決勝時の投票状況です。4票を頂きました。
| # | 題名 | 作者 | 得票数 |
|---|---|---|---|
| 5 | ETC／一般 | テックスロー | 3 |
| 1 | 昔は厳しかった | 宙空 | 1 |
何だかわからないけど、彼女にとっては必要なことだったのか。
その何だかわからない感じが、小説っぽい。
よどみなく進み、読後感もすっきりしないようで、さようならと言えたことでさわやかな感じがある。
次点は「ベイビーボム世代」だが、タイトルが一番良くて後は惜しかった。赤ちゃんが爆発しても死なないのはよかったけど、そりゃ帰ってこれないよね。帰ってくるまでをセットにしてほしかったし、戦時国際法で守って欲しかった。次世代が超能力というありきたりな何かではなくもう一段飛躍が欲しかった。最後の火星も、そんなことを言われてもなあ。という感じだった。（この票の参照用リンク）
自分が目指す内容、ありふれた人々の日常の物語性のある断片。私と彼女との関係性も読み手の想像で広がる。こんなん書けたら最高だ。
「二時間」は声を出して笑った。オチが効いてて良かった。（この票の参照用リンク）
おしゃれで素敵でした。良い読後感をもたらされましたね。
『大相撲煉獄変』も推したかったのですが、キリスト教ではサタンとルシファーは同一ですし、ルシフェル親方を怒鳴りつけた紋付き老人が決戦に関われなかったのも残念でした。相撲協会の力士心得の六番目に”食べること”が、唯一肯定形で示されているのは面白かったです。（この票の参照用リンク）
再度、読んでみると、
「1000円が私の小遣い兼心の支えの元になっている。」
「家も、火も、全部山。」
「起床から就寝まで、全て山にまかせれば、昔の気風を感じることができる。」
「時間も、なにも、止まることが大切とは限らない。」
「それは、何時も走ってて、走り疲れたって云う認識でいいとおもう。そういうときはたいてい歩いているんだ。」
という表現は、普通はしないし面白いなと思う。
昔の短編（このサイト）には、こういう面白い表現をする人がいたなあと、懐かしい気持ちになったので一票。（この票の参照用リンク）