第259期予選時の投票状況です。3人より7票を頂きました。
# | 題名 | 作者 | 得票数 |
---|---|---|---|
3 | 瓶を開ける | 青沢 | 3 |
2 | 新入生オリエンテーション | 蘇泉 | 2 |
1 | 人形による月と夜明け | たなかなつみ | 1 |
4 | 空想少女と空腹少女 | euReka | 1 |
優しいのはいいけれど、その優しさを押し付けてくるというか、相手の気持ちを察しようとしない態度には、たしかにイラッとくるかもしれないなと思った。(この票の参照用リンク)
いくつかの感情とつながる繊細な一つの価値観の萌芽が、具体的なエピソードで、自然に描かれている。確かな技術力を感じた。
これから先の「私」の行く先もいろいろありそうだな、描かれてほしいと思った。(この票の参照用リンク)
主人公の前向きな心持ちが素敵でした。男女関わりなく、こうでありたいものですね。一方で、男はこういう女性の心に敏感でありたいものだと思います。
『空想少女と空腹少女』は、言いたいことは分かる気もしますし、末尾の一文も印象深くはありましたが、作者の意図がちょっと伝わって来にくい気がしました。
『人形による月と夜明け』は、すみません、やっぱりよく分かりませんでした。”でくのぼう”を連呼されると、読んでいる自分が貶められている気分になりますし、月の光も、せっかく美しいのにやっぱり貶められているようで、どうにも元気が出ませんでした。(この票の参照用リンク)
都市伝説に対して、真っ向から否定はするけれど、存在を無視するわけでもなく、それなりな対応をする。そういう微妙な扱い方に、何かあるんじゃないかと、勘ぐってしまうかもしれない。
ステレオタイプ(こういうものにそれがあるのかわからないが)な感じがなくて、オチを予想させず良かったと思う。(この票の参照用リンク)
素晴らしい!作者得意の学校もので、ついに見事に落としてくれる作品を読ませていただきました。…これを本当にやっている学校もあるかもしれませんね。(この票の参照用リンク)
言葉を持たぬ者と、持つ者、そして言葉を持たぬ者を操る者という三者の物語。
とても面白く魅力的な発想で、自分もその設定で何か書きたくなる(もちろん他人の発想を流用したりはしませんが)。
この物語のメッセージは、この世の中における政治的な暴力への嫌悪のようなものかなと。(この票の参照用リンク)
小説に書かれる存在と小説家が一緒に描かれる小説は好きだ。ただ書く方は楽しいが、読むほうは、情景があやふやになってしんどくなるけれど、歯茎に刺さるポテチがかろうじて現実感をつなぎとめている気がする。「小説のクソ作者」って言われてるのもいい。
あと突然あらわれた「あらゆる小説や創作物とは関係のない存在」が面白い。何となく創作物と創作者という別次元の存在が一緒に書かれていることを受け入れてきたのに、さらに別の次元の存在が出てきて、場はカオスになるし、結局お前も刺さるんかいというオチもいい塩梅だ。(この票の参照用リンク)