第258期決勝時の投票状況です。4票を頂きました。
# | 題名 | 作者 | 得票数 |
---|---|---|---|
1 | いいのか | 蘇泉 | 2 |
3 | セロハン | 三浦 | 2 |
曇り空のようなぬるい閉塞感と、そこから少しだけ出ていこうとする瞬間が描かれている。好き。想像する余地がたくさんあるのも良かった。(この票の参照用リンク)
私には、この日本語の粗さが、描かれる風景に合っているように思われました。素敵だなと思います。
(三浦)(この票の参照用リンク)
テンポがよく、一見支離滅裂なようで読みやすい。
感情の発露を面白く読ませる力があると思う。
主人公が嫌悪するもの(セロハン)の正体はわからなかったけど、上手く言えないけど嫌なもの、の比喩なのかな。(この票の参照用リンク)
「なんというか、世の中には楽しいことしかないのに、どうしてあんな不快なものを知らなくちゃならないのか」
再度読み返してみて、心に飛び込んできたのはこの部分。
自分も中学生のとき、戦争のありえないような残虐性を知って、自分と同じ人間が、その同じ人間にたいして本当にこんな残酷なことできるのかと悩んで、絶望して、日常が日常でなくなるような感覚に陥る経験をしたことがある。
そんなこと知りたくもなかったけど、知ってしまった以上どうしようもないという感覚。
そういう昔の気持ち(日常が変わる感覚)を思い出せてくれたので一票。(この票の参照用リンク)