第246期予選時の投票状況です。5人より12票を頂きました。
# | 題名 | 作者 | 得票数 |
---|---|---|---|
7 | 焚火 | 霧野楢人 | 4 |
4 | 黒い幽霊 | Dewdrop | 3 |
9 | アイ アム インフォメーション | テックスロー | 3 |
3 | 愛を。 | 吟硝子 | 1 |
8 | からすのめがねやさん | 川野 | 1 |
雪と林の中にいる二人の様子が浮かび上がる。学校、母親との軋轢や、全然違う大人との交流関係なども一緒に立ち上がってくる。濃密な物語に瞬間つかる。(この票の参照用リンク)
世代を超えた二人の自然の中での対話、いい味を出していますね。理不尽は学校の中だけでなく、社会に出てからもどうしても出会ってしまいますが、それを聞けたのも良い時間であったことでしょう。(この票の参照用リンク)
自然や事物との距離感がいい。
励ましと教え、折り合い、若者とメンター、ですね。(この票の参照用リンク)
綺麗に作りすぎている。
だが、そこがいい。(この票の参照用リンク)
内容もリズムも読みやすい。幽霊の緊張感が微妙に残ったままのコメディ風味の継続というのが、力量なのかも。
(笑)が多用されるのはわざとだろうが、あまり効果的に思えなかった。(この票の参照用リンク)
祓と払、同音異義語を用いて、この世とあの世の過重労働の恨み言をうまくまとめましたね。実はこれらの字の旁(つくり)は、“二つに分ける”という意味合いとしては同じなのも面白かったです。それこそ、なんでお金って“払う”んでしょうね?ちなみに、”仏”は本来はにんべんに”西国”と書いたそうです。(この票の参照用リンク)
誰かに話してみたくなる。(この票の参照用リンク)
『女の笑顔が自分の好みである』で「でしょうね」となった。しびれなような感覚、わからないでもない。(この票の参照用リンク)
美術館での特別な印象を見事に千字弱にまとめましたね。現代芸術ならありそう、と思わせてしまう構成が見事でした。
『廃校と少女と、午後の音楽』も面白かったのですが、ここまでするなら歌詞は、あまり評判の良くない英訳詞ではなく、オリジナルのポルトガル語で歌って欲しかったですね。tenned が”天真爛漫な”であることは初めて知りました。
『からすのめがねやさん』は、カラスは光るものが好きですから…。ほのぼのとした時間の過ごし方は悪くないようにも思いますが、長年勤めた店を辞めてまでして、なぜ山間の集落を巡る生活を選んだかが気になりました。実は逃亡者の探索が本業かもしれません。
『オープンワールド』はドラマチックな最後の演出のための警備員の不在?などがちょっと作り物に感じてしまいました。最後の「「」」のカギ括弧の重複も必要性が理解できず、それでちょうど千字になっていることで、うっかりだとしてもわざとだとしても、残念に感じてしまいました。
『愛を。』は印象作品ですが、それ以上のものは感じられませんでした。
『夜明けの天使』は作者の頭の中の構想が読者に伝わるまでの形になっていないのを感じました。
前期の決勝で「『はじめての料理教室』への投稿コメントを見たが、予選での投票が本戦の投票に影響するというのは何かが違うように思えてならない。」とのご意見を賜りました。失礼しました。最後まで迷った理由を言語化できず、頭に浮かんだ理由を軽く書いてしまいましたが、差を感じている以上はそれを説明できるまで考えるべきでした。良い作品にケチをつけるようなことを書きたくなくて、逃げてしまったのもありました。以後気をつけます。(この票の参照用リンク)
心象がしっかりしている。(この票の参照用リンク)
ホラーだった。設定が面白いので短い中で十分印象的になっている。タイトルからのギャップもよい。落ち着いて、考えれば考えるほど怖い。(この票の参照用リンク)
作品の雰囲気、流れるような文章が良い。(この票の参照用リンク)