第2期決勝時の投票状況です。11票を頂きました。
# | 題名 | 作者 | 得票数 |
---|---|---|---|
14 | ちゃろ坊 | 川島ケイ | 5 |
11 | ちいさな命 | 黒木りえ | 4 |
4 | ただいま水虫撃退中 | ツチダ | 2 |
それぞれに一長一短がある。
『ちゃろ坊』[川島ケイさん]は、とてもよい話であって、かわいらしい描写にキャラが光っているけれども、反面、わざとらしく、あざとく見えてしまうのは読者の性格のわるさかもしれない。
『ちいさな命』[黒木りえさん]は、たいへん気もちのわるい話が気もちよく描かれているという異様なコントラストが見事だが、死神うんぬんをただの説明文で見せているのがつまらない。
『ただいま水虫撃退中』[ツチダさん]は、文章も展開もテンポよく、ややスラップスティックなコメディーとしてよくまとまっていると思ったが、冒頭の省略の意味がわからなかった。
けっきょく『ちゃろ坊』を推すのは、難点が「読者の性格のわるさかもしれない」からである(この票の参照用リンク)
ネーミングと不憫なキャラクターに一票。
ちゃろ坊の正体はたぶん座敷わらしだな。
棲みついていた屋敷が取り壊されてさまよっているに違いない。(この票の参照用リンク)
夕陽に向かうちゃろ坊の姿が大変印象的でした。(この票の参照用リンク)
優しい作品。予定調和的で、強い光は放たないが、温かい気持ちに
なれる。才気走らず、マイペースに文をつむぐ真摯さが作品によく
マッチしていた。ゆとりがあり、肩に力が入っていなかった。
他にハートウォーミンな話がなかったので(皆どこかしら暗かっ
たり切なかったり面白かったりする)その希少性も大きい。(この票の参照用リンク)
まいったなあ。
読めば読むほどネーミング以上のインパクトがないのが残念。これが「ちゃろ」や「ちゃー坊」や、それこそ「茶太郎」だったりしたらこれだけの読後感は得られない気がしてしかたない。
もし改稿することがあったら、ぜひ、ただの子供ではなく「ちゃろ坊」であることのインパクトを。期待をこめての投票。(この票の参照用リンク)
『ちゃろ坊』は、いい話とは思うもののそれ以上の印象があまりなく、またちゃろ坊がどこの子か分からないままで終わってしまうのが落ち着かなく感じた。
『ちいさな命』『ただいま水虫撃退中』はどちらも面白かったが、独創性とインパクトと好みで『ちいさな命』を推します。(この票の参照用リンク)
予選では『ただいま水虫撃退中』に投票をしたのですが、決勝にあたり何度も読み返してみたところ、どうも色褪せて見えてしまった。一発ネタ的な要素が強いので、インパクトは強いけど飽きが来るのも早いかもしれない。
『ちいさな命』を推します。死神は余計かと思いましたし、予選で投票しなかったのもそこが原因なのですが、読み返してみるとそこのマイナスよりも、子ども達の生き生きとした可愛さが際立って見えました。(この票の参照用リンク)
黒木・ツチダ両作品を予選では選ばせて頂いたので、どちらも捨てがたい。くじ引きの結果、と言うのはたぶん冗談であるが、『ちいさな命』にした。(この票の参照用リンク)
好みなので。(この票の参照用リンク)
もっかい読んでも、やっぱおもれー。(この票の参照用リンク)
二人のおもしろい関係がおもろかったです。(この票の参照用リンク)