第2期決勝時の、#14ちゃろ坊(川島ケイ)への投票です(5票)。
それぞれに一長一短がある。
『ちゃろ坊』[川島ケイさん]は、とてもよい話であって、かわいらしい描写にキャラが光っているけれども、反面、わざとらしく、あざとく見えてしまうのは読者の性格のわるさかもしれない。
『ちいさな命』[黒木りえさん]は、たいへん気もちのわるい話が気もちよく描かれているという異様なコントラストが見事だが、死神うんぬんをただの説明文で見せているのがつまらない。
『ただいま水虫撃退中』[ツチダさん]は、文章も展開もテンポよく、ややスラップスティックなコメディーとしてよくまとまっていると思ったが、冒頭の省略の意味がわからなかった。
けっきょく『ちゃろ坊』を推すのは、難点が「読者の性格のわるさかもしれない」からである
参照用リンク: #date20021018-231925
ネーミングと不憫なキャラクターに一票。
ちゃろ坊の正体はたぶん座敷わらしだな。
棲みついていた屋敷が取り壊されてさまよっているに違いない。
参照用リンク: #date20021018-192630
優しい作品。予定調和的で、強い光は放たないが、温かい気持ちに
なれる。才気走らず、マイペースに文をつむぐ真摯さが作品によく
マッチしていた。ゆとりがあり、肩に力が入っていなかった。
他にハートウォーミンな話がなかったので(皆どこかしら暗かっ
たり切なかったり面白かったりする)その希少性も大きい。
参照用リンク: #date20021009-005001
まいったなあ。
読めば読むほどネーミング以上のインパクトがないのが残念。これが「ちゃろ」や「ちゃー坊」や、それこそ「茶太郎」だったりしたらこれだけの読後感は得られない気がしてしかたない。
もし改稿することがあったら、ぜひ、ただの子供ではなく「ちゃろ坊」であることのインパクトを。期待をこめての投票。
参照用リンク: #date20021005-092418