全投票一覧(日時順)
第163期予選時の投票状況です。6人より15票を頂きました。
2016年4月30日 21時28分0秒
- 推薦作品
- 何処へ(奈月)
- 感想
- 穏やかな不安とでもいうのか、春独特の空気が感じられた。一文一文は取り立てて上手くはないが、無駄がないというか、構成がよく出来ていると思う。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- #15 銀座・仁坐・入座(Gene Yosh (吉田 仁))
- 感想
- 限りなくエッセイに近いので小説としての評価はできない。しかし、最後まで飽きずに読めたので一票。それから「カンパネ」とは宴会のことだろうか? 調べてみたがよくわからなかった。あと、最後のほうに出てくる「我々」とは誰のことだろう。(この票の参照用リンク)
2016年4月30日 15時5分49秒
- 推薦作品
- takeo(なゆら)
- 感想
- 狂気じみたユーモアに一票。毎度毎度ありがとうございます。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 家のするめ(qbc)
- 感想
- 単純に好みの問題として、表現が好き。対句や反復、倒置などの技法が効果的に使われていて、時間をかけて練られた文章、という印象を受けました。(この票の参照用リンク)
2016年4月26日 1時1分9秒
- 推薦作品
- takeo(なゆら)
- 感想
- ちょっとごり押しだけど楽しかったです。春武夫でふきました。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 家のするめ(qbc)
- 感想
- これは凄い。歪にデフォルメされた絵画。文体とは新たな視野を生み出すための媒介。美しい。読めてよかったです。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 反論(euReka)
- 感想
- 「これで百年分です」の破壊力。久しぶりにひっぱたかれた感じでした。(この票の参照用リンク)
2016年4月24日 20時39分18秒
- 推薦作品
- ハラスメント(テックスロー)
- 感想
- 「俺」が女子社員の脇を見てしまって、その晩にその娘にお酌される。
ふたりの「虚無」の場所は脇と喉仏で、マニアックなフェティッシュだなあとおもう。「虚無」がまるわかりなのってあやういな。
主人公の「俺」は下心まるだし。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- #15 銀座・仁坐・入座(Gene Yosh (吉田 仁))
- 感想
- 昔の銀座という土地は訪れようがなくてたとえば昔の文士が書いた銀座にも香気を感じる。
一方、この投稿作の「銀座」は接待が遺構のように浮かびあがり、そこから汗の臭いがする。
この「カンパネ」の座に執念じみて残りたい男性も多いものだなと鼻白みながらも、
でも、そうはいっても、この無縁な銀座の内幕が実写めいて書かれていて少し嫉妬してしまう。この自分の嫉妬心が面白くて投票する。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 反論(euReka)
- 感想
- 一行目が抜群に素晴らしい。
感想として、ぼくも時間虫や神様と話してみたい。
嫌われちゃいそうだけど。
(tochork)(この票の参照用リンク)
2016年4月20日 21時35分21秒
- 推薦作品
- 悲しみのソーセージ(白熊)
- 感想
- 第一印象、何かいいなぁと感じています。僕の中の出来事をきっと周りは無意味だと思っていても、僕は真剣にその時々を生きている。最初の一文が最後の一文で漢字へと変わり、少しずつ完成されていくイメージを持つ。大人になっていくような。
体を揺らす行為から特定のイメージを持ったので、少し調べてみました。自閉症や発達障害の子供たちの中にはロッキングという体を揺らす行為をする者がいるそうです。感覚遊び、緊張を和らげる、リラックスしているなど理由は様々ですが、最初に読んで、そのようなイメージを持って、それが実際にあることなのだと分かりました。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- takeo(なゆら)
- 感想
- 立川談志が、言葉のイリュージョンについて語っていたことを思い出しました。ある言葉と、関連のない別の言葉をつないだときに漂うズレの面白さ、言葉のチョイスの妙を、立川談志はイリュージョンと呼んでいました。
はじめちょろちょろなかぱっぱ、赤子泣いてもふたとるな。というような加速度。唇を舐める女のブルース。
ただ、言葉遊びに振り回され過ぎているので、面白いけれど、票を入れるとなると別かなぁ。でも、面白いからいいか。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 反論(euReka)
- 感想
- 別に原発のことは書いてありません。時間虫という虫がいるということだけが書いてあります。少し考えさせられました。○○がらみの小説は押し付けがましくて好きではありませんが、これは好きです。潔いです。
こういう話ってどこがどんな風にいいのかという感想は難しいようです。最初、唐突に時間虫のことを書いて、読者(わたし)は突き放されました。突き放されるとは、あえて面白くもないことを読まされるということです。あぁ、なんだ、と思っていたところにズドーンと時間の意味が見えてきます。なぜ、時間を食べるようになったのか、みかんや警官は蛇足のようにも見えます。でもこの突き放しが効果を生んでいるようです。(この票の参照用リンク)
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