第151期決勝時の投票状況です。8票を頂きました。
# | 題名 | 作者 | 得票数 |
---|---|---|---|
18 | 安全ではないが、もういい | qbc | 3 |
22 | 生物 | euReka | 3 |
14 | 遺すもの | kyoko | 2 |
第二項の、「おもんぱかりの人たち」と「個人や生命というものを第一等の理念に置く人たち」の対比で、なるほど自分はこっちの傾向が強いなとか思って読んでたんだけど、作中、前者にスポットを当てつつも語り手がどちらかについては言及されていない。前者の営みが好きだ、と書いているだけ。ずるいなと思うけど、ここで語り手のスタンスが書かれてしまったらそれこそそこでおしまいな気もする。充足なのか諦念なのか、もういい、の意味も揺らいでいて、同時にすっぱり切り捨てる鋭さには追及の余地がない。みごと釣られた気がしなくもないけれど、ここまで読める作品は今期は他にありません。(この票の参照用リンク)
予選の時にも誰かが書いていましたが、とうとうこの人、こんなこと書くようになったのか……、と正直驚いて、その先をちゃんと読んでいなかったわけですが。おもんばかってだらけで、そうだよ、だからダメなんだって!!って、ちょっと自分にイラッとした……。(この票の参照用リンク)
前半部分はなんとなく時代の空気を表現したものとして理解できるが、後半部分はかなり論理の飛躍があるように思う。言葉で相手をねじ伏せるような強烈なものを感じる。まさに「おもんぱかり」とは対極のものではないのか。
ただ、読んでいていろいろと突き刺さってくるものがあったし、作者の熱が伝わってきたので一票入れる。(この票の参照用リンク)
18 安全ではないが、もういい
小説というよりエッセイかな。物語っていただきたい。
14 遺すもの
しっかり描いてあるけれど、気が滅入ります。四作品の中では一番小説らしい。もうちょい遊んでも大丈夫です。
19 ワーカーホリック
死体を描写しなかったおかげか、却って想像力をかきたてられました。確かに似た者同士です。
22 生物
これに投票するのは腹立たしいです。疵も多いし。もうちょいしっかり書いて欲しい。でも結構面白かったから仕方ありません。(この票の参照用リンク)
時間を費やして読んだことを肯定的に思えた文章、予選の時にもそういえばこれを読んだなと覚えていられた文章は、かろうじてこの一つだけ。(この票の参照用リンク)
殺しても死なないような虫だとおもったけど、あんがいさみしがりだね。
ほぼ絶食ってところはおもしろい。(この票の参照用リンク)
よく出来た小説だと思いました。(この票の参照用リンク)
文の落ち着き具合が、今の自分の読む態勢に対してちょうど良かったです。あとは、予選票で書いてしまって特に書くこと残っていないです。(この票の参照用リンク)