第151期決勝時の、#18安全ではないが、もういい(qbc)への投票です(3票)。
第二項の、「おもんぱかりの人たち」と「個人や生命というものを第一等の理念に置く人たち」の対比で、なるほど自分はこっちの傾向が強いなとか思って読んでたんだけど、作中、前者にスポットを当てつつも語り手がどちらかについては言及されていない。前者の営みが好きだ、と書いているだけ。ずるいなと思うけど、ここで語り手のスタンスが書かれてしまったらそれこそそこでおしまいな気もする。充足なのか諦念なのか、もういい、の意味も揺らいでいて、同時にすっぱり切り捨てる鋭さには追及の余地がない。みごと釣られた気がしなくもないけれど、ここまで読める作品は今期は他にありません。
参照用リンク: #date20150504-005511
予選の時にも誰かが書いていましたが、とうとうこの人、こんなこと書くようになったのか……、と正直驚いて、その先をちゃんと読んでいなかったわけですが。おもんばかってだらけで、そうだよ、だからダメなんだって!!って、ちょっと自分にイラッとした……。
参照用リンク: #date20150503-205430
前半部分はなんとなく時代の空気を表現したものとして理解できるが、後半部分はかなり論理の飛躍があるように思う。言葉で相手をねじ伏せるような強烈なものを感じる。まさに「おもんぱかり」とは対極のものではないのか。
ただ、読んでいていろいろと突き刺さってくるものがあったし、作者の熱が伝わってきたので一票入れる。
参照用リンク: #date20150503-182146