第78期決勝時の投票状況です。9票を頂きました。
# | 題名 | 作者 | 得票数 |
---|---|---|---|
11 | 3分間 | かおり | 3 |
24 | 天然 | 三毛猫 澪 | 3 |
22 | 暗闇 | qbc | 2 |
- | なし | 1 |
「表現力もピアノの技術も上手なのにプロにはならず」の部分は説明のない飛躍かと思ったのですが、実はこれも主人公の想像のうちのことだとわかったのは恥ずかしながら今しがたのことでした。
主人公は着メロに心をくすぐられていますが、この作品そのものが読者の心をくすぐるものにできていると思います。そんな好みで投票します。(黒田皐月)(この票の参照用リンク)
普段小説をまったく読まない人に教えたくなるような作品、という基準で選んでみたら、予選も含めてこれくらいしか思い浮かばなかった。「暗闇」はともかくとして、「天然」のおもしろがりかたというのは、ちょっとわからない……。誰かおしえてください。
頭でっかちに書いてみれば、80年代にはやった奇想体、いわゆるルネ・ホッケとかがやってたやつの系譜なんでしょうか?
まあともかく「3分間」みたいな話を読むと、それだけでほっとしますよ。(この票の参照用リンク)
今回の投票は「読後感」に大きく影響させられた。
思わず膝を叩いてしまうような面白さは残念ながらどれも感じられなかったが、読み終わってからの後味というのも、短編小説の魅力のひとつだと思う。
その意味では「3分間」が最優秀だった。
着メロ、月光、ピアノの上手い郵便局員。魅力的なパーツがお互いに衝突することもなく収まっている。そしてラストの暖かな味わいもいい。なのでこれに投票させていただく。
「暗闇」が次点か。さすがに文章から書き慣れている感じが窺え安心して読める。しかし話の筋は少々分かりにくいのでそこはもうちょっと単純でもいいのではと思えた。
そしてオチだが、希望が刑罰というのはありきたりすぎないだろうか。多用して魅力がある展開とも思えず、そこが一歩及ばなかった。
「天然」についてだが、残念なことにこのネタは他の投稿サイトで見たことがある。作者の落ち度ではないにせよ、申し訳ないが二回見て楽しめるネタではない。
そこのトリックを除くと、最初の作中作部分がギャグとして見ると弱すぎる。またラストも、文章力の低い他の作家をこきおろしてますという感じがして印象が悪かった。(この票の参照用リンク)
「3分間」
前半の状況説明がくどいように感じました。恵里佳の気持ちの揺れが「見せ場」になるところだと思うのですが、そこが骨組みだけになっている感じがしました。
「暗闇」
最初の一行で読点を入れてないのかなと思い、実際その通りだったので、話に入るのに邪魔になりました。「きみ」が少しうるさく感じました。内容はわかりにくくもあったのですが、そこはプラスにもマイナスにも働くと思います。うまく作ってあるなと思いました。
「天然」
ばらさずに(作中作にせずに)最後までやってほしかったです。または一行でひっくり返すか、などでもよかったと思います。言い訳している感じがしました。
面白かったです。
(この票の参照用リンク)
バカにしてすみません。
と思わされたので。(この票の参照用リンク)
今回の作品には、作者の優勝するという意気込みが感じられました。
そこが嫌らしく思ってしまい、予選では投票しなかったのですが、見事に決勝まで残ったことを素直に評価したいと思います。(この票の参照用リンク)
3分間 正直面白さがわかりません。
暗闇 うまい。地獄的で、見せられている幻っぽさがよく出ていると思います。
天然 最後の段落が無ければこっちに投票してました。(この票の参照用リンク)
単純に一番楽しめた作品に投票。
濃いのに読み易い。締めも素敵。(この票の参照用リンク)
テーマが軽い訳ではないが、心に響いてこない。どれも致命傷。次回に期待。(この票の参照用リンク)