投票参照

第78期決勝時の、#113分間(かおり)への投票です(3票)。

2009年4月8日 22時1分17秒

 「表現力もピアノの技術も上手なのにプロにはならず」の部分は説明のない飛躍かと思ったのですが、実はこれも主人公の想像のうちのことだとわかったのは恥ずかしながら今しがたのことでした。
 主人公は着メロに心をくすぐられていますが、この作品そのものが読者の心をくすぐるものにできていると思います。そんな好みで投票します。(黒田皐月)

参照用リンク: #date20090408-220117

2009年4月8日 14時56分58秒

普段小説をまったく読まない人に教えたくなるような作品、という基準で選んでみたら、予選も含めてこれくらいしか思い浮かばなかった。「暗闇」はともかくとして、「天然」のおもしろがりかたというのは、ちょっとわからない……。誰かおしえてください。

頭でっかちに書いてみれば、80年代にはやった奇想体、いわゆるルネ・ホッケとかがやってたやつの系譜なんでしょうか?

まあともかく「3分間」みたいな話を読むと、それだけでほっとしますよ。

参照用リンク: #date20090408-145658

2009年4月3日 0時17分14秒


 今回の投票は「読後感」に大きく影響させられた。
 思わず膝を叩いてしまうような面白さは残念ながらどれも感じられなかったが、読み終わってからの後味というのも、短編小説の魅力のひとつだと思う。

 その意味では「3分間」が最優秀だった。
 着メロ、月光、ピアノの上手い郵便局員。魅力的なパーツがお互いに衝突することもなく収まっている。そしてラストの暖かな味わいもいい。なのでこれに投票させていただく。

 「暗闇」が次点か。さすがに文章から書き慣れている感じが窺え安心して読める。しかし話の筋は少々分かりにくいのでそこはもうちょっと単純でもいいのではと思えた。
 そしてオチだが、希望が刑罰というのはありきたりすぎないだろうか。多用して魅力がある展開とも思えず、そこが一歩及ばなかった。

 「天然」についてだが、残念なことにこのネタは他の投稿サイトで見たことがある。作者の落ち度ではないにせよ、申し訳ないが二回見て楽しめるネタではない。
 そこのトリックを除くと、最初の作中作部分がギャグとして見ると弱すぎる。またラストも、文章力の低い他の作家をこきおろしてますという感じがして印象が悪かった。

参照用リンク: #date20090403-001714


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