第282期予選時の投票状況です。4人より8票を頂きました。
| # | 題名 | 作者 | 得票数 |
|---|---|---|---|
| 1 | 死神が、枕元に立っている! | 阿多見 | 2 |
| 2 | 星の記憶 | OS | 2 |
| 3 | あたらしい命 | こるく | 2 |
| 4 | 一日だけの転校生 | euReka | 2 |
死神を騙すという、話のアイデア自体は面白い。
でも死神があっさりと主人公の偽装工作を許してしまったのは、少しもったいないし、死神側の反応や対応についてもう一展開あってもよかったかなと。
まあそうなると、最後のオチも変わるかもしれないけど。(この票の参照用リンク)
名作落語『死神』とその元になったグリム童話『名付け親になった死神』を再アレンジしたこの作品、見事に999字にまとめましたね。原作はどちらも金に目がくらんで自分の寿命を縮めてしまいましたが、本作はテンポも結末も読後感も良く仕上がっていました。(この票の参照用リンク)
この作品の構成は、映画などの映像作品として考えると場面が次々に入れ替わっていく感じが理解しやすいのかなと思う。
映画における編集(場面の切り貼り)のような表現手法で、そのアイデアは面白い。
しかし映画と違って文章で表現されているせいか、「花嫁」「娘」「母」などがいったい誰を指しているのかや、構成そのものが分かりにくなっている点が惜しいかなと。(この票の参照用リンク)
記憶の受け継ぎがきれいに描かれていて素敵に感じました。
『あたらしい命』は、ありそうな日常を丁寧に描いていて、壊れかけた洗濯機を最後にうまくつないだようにも思えましたが、ちょっと話の展開とつながりが残念に感じました。高校受験に対してたいした意識も無い中学生には塾代などの費用を掛ける必要はないでしょうし、洗濯機も最近はドラム式よりも普通の縦型の全自動式が人気のようですよ。買い換え費用は夫の小遣いから出してもらいましょう。(この票の参照用リンク)
前半の、洗濯機の故障や家族の描写は、よくありそうな日常を少しユーモラスな形で切り取っていて、悪くないなと思った。
しかし後半は、泣く赤ん坊と、故障した洗濯機を無理に結びつけて、上手くまとめようとしているように感じる。
前半のリズム感や描写の雰囲気を、後半も続けて欲しかったような。(この票の参照用リンク)
『あたらしい命』
つながりがよく、言葉に無駄もなく、伏線があり、比喩がオチになって話がよくできている印象を受けました。行動の理由も通っている気がしました。これを期に過去の作品を読んでいますが、どれも面白い。描写もいいし、世界観も広いですね。
『死神が、枕元に立っている!』は"ウルフ探偵とまぬけな死神事件"のような懐かしい雰囲気がして、嬉しくなりました。(この票の参照用リンク)
魔法少女ものテイストのコテコテの導入から、それに対するアンチテーゼのような展開が純粋に面白かったです。甲冑兵はそもそも何者なんだ。ツッコミどころを跳ね除ける疾走感で、まさに1000文字小説というフォーマットだからこその作品だよなあと。(この票の参照用リンク)
起承転結が起転転転となっている本作、話の展開がめまぐるしく変わり、そのシュールさには笑わせていただきました。(この票の参照用リンク)