第23期決勝時の投票状況です。10票を頂きました。
# | 題名 | 作者 | 得票数 |
---|---|---|---|
27 | ひまわり | るるるぶ☆どっぐちゃん | 4 |
9 | マニュアルどおりではない、ちょっといい接客 | 桑袋弾次 | 2 |
- | なし | 4 |
しばらく「短編」から遠ざかっていましたが、この作品にやられました。不思議な作品で、感想もうまく書けないのですが、退屈な日常を打破する力があると思います。投票数があまりに少ないのが気になって、また「短編」に向かわせてくれたこの作品に初めての票を投じます。(この票の参照用リンク)
予選では絶賛したが、いまよむとそうでもないかもしれない。
とはいえ、決勝ではこれが一番であることに変わりはない。
この言語感覚は唯一無二だ。(この票の参照用リンク)
正直、何を書いているのかさっぱりわからないのだけれど、やはりどうにも面白いと思う。もうこれはそういうものだなあ。
読解する気などはないです。おそらく私には無理だしね。ただ面白いと思うだけ。(この票の参照用リンク)
『短編』的な作風が固定するのは何となくよくないと思うので、投票の時には、できるだけ新しい作者さんを顕彰したいと考えるのであるが、そうすると今回は桑袋さんを推したいのだが、やはり私には抵抗があった。
それでも、私的感想ではいささか意地のわるいことを書いたが、読み直してみると、独特な味わいは感じ取れた。初めの現実的な部分と、それが妄想的な話へずるずると逸脱していくあたりが何とも自然である。さらに最後の締め方がまた余情があるといえばあって、そのあたりが支持を集めたのかなあとおもう。
いつもながら『ひまわり』はよかった。この稿を書いている現在おそろしく暑苦しくて、濡れタオルで頭を冷やしながら文を綴っているのだが、まあそれは私事として、夜の海辺とピアノ、そこに海から上がってくる聴衆を思い浮かべれば凄気があって、読むほどに一陣の涼風を感じる作である。「ひまわり」で首尾照応した所も引き締まっている。(海)(この票の参照用リンク)
独特のユーモア。話芸に近い。ネタ自体の力はさほどでもないが、話の持って行き方がうまい。ムダがない。いわゆるミニ番組的な、ソツのない面白さ。意外に好みも分かれにくいと思う。(この票の参照用リンク)
けっきょくのところ男は何をしたかったのか解らない、というか繰り返して読むほどに解らなくなっていたんだけど、落ち着いて読んだら5行目に書いてあった。コンビニの狭い控室に、女と老人と老婆、いったい何人隠れていたのか気になります。
『ひまわり』は音が好きです。ぐあらごがきいん。(川野)(この票の参照用リンク)
どれも予選でなら推せるけれども、決勝では推せないと判断しました。(この票の参照用リンク)
決勝三作品。読んで満足感を得たのはどれだったろうかと。それは23期すべての作品中で堂々優勝たりえる作品なのだろうかと。
ということで、今回はなしが妥当であろう。(この票の参照用リンク)
「短編」的に平均値のどうでもいい話三つが残った印象。小説雑誌に載っていたら読むか飛ばすかと考え、どれも飛ばす程度の作品。読む人もいるだろうし、だから決勝に残ったのだろうが私は飛ばす。
かようにテンションが低かったので今回は投票しないでいようと思っていたのに「ボイコット」等という穏やかならぬ表現を見かけたせいで落ち着かない。「投票しない=ボイコット」にはならないだろうが「なし」があるので「なし」にしておく。(この票の参照用リンク)
作品によりますが、むしろ予選の作品の方が水準が高かったように思います。強いて挙げるなら「マニュアルではない...」かとも思いましたが、もう少し意外性を取り入れて欲しかったという思いから、今回は該当なしにさせてもらいました。(この票の参照用リンク)