第170期予選時の投票状況です。3人より8票を頂きました。
# | 題名 | 作者 | 得票数 |
---|---|---|---|
11 | 鏡 | 宇加谷 研一郎 | 3 |
9 | 満腹王子、空腹になる | qbc | 2 |
15 | 草むら | euReka | 2 |
13 | エンジェル | 塩むすび | 1 |
もう一人の自分と会ったり話をしたりするというわけではなく、ただ覗き込んだり、お互いの存在を気にしているだけという妙な距離感が面白い。
ただし後半の、鏡の中の自分という下りは必要なのだろうかと思う。前半に出てくる「K」の話をさらに展開すべきだったのでは。(euReka)(この票の参照用リンク)
まず何よりも難しい知識がなくても楽しめたことに感謝したい。インテリをあらわにした過去の小説よりも遥かにいい。(この票の参照用リンク)
展開がお上手だなぁというのを、何よりも強烈に感じました。
するすると流れるような文章で綺麗な構成をなしていて、
語られる内容にはおかしみと緊張感があって、丁寧に作られたお話だと思いました。(この票の参照用リンク)
どうでもいいような内容だけれど、私と王子のやり取りが面白い。「Do」という言葉も、意味不明な言葉かと思ったら途中でダジャレになったりして、飽きさせない工夫がある。
でも、最後の「これは、十年前のできごとだ。」という終わり方は、かなり適当な(取ってつけたような)気もするが。(euReka)(この票の参照用リンク)
語り口の軽さがしっくりきて、笑いました。Do Do 言いすぎです。
通常が満腹だとしたら、空腹は少ないハレの時間だったのでしょうか。
最後の行のもつ意味を考えて、ちょっとしんみりしました。(この票の参照用リンク)
面白かった。ループ感は「エンジェル」よりいい。よくできているなぁ、と思うがその先の感想が書けない。でも、いいものって取って付けたような感想はいらないと思う。というのも毎回、これはダメっていう感想は書けるけれど、ここがいいからこの作品はいいっていう感想はなかなか書けないからで、ストンと身に落ちてしまえば、それだけでいいんだと思うのである。(この票の参照用リンク)
「彼女」の部分の展開には中だるみを感じたのですが、
序の部分で興味を引かれ、結末の部分でのその反転が気持ちよく読めました。
主人公に特段な感情的な浮き沈みがないのが面白いと思います。(この票の参照用リンク)
面白かった。「圭子の圭は土二つ」と「草むら」と比べた。途中ぐちゃぐちゃだが、最後で取りあえず着地した感じで終わるからだろう。本当は「満腹王子、空腹になる」に入れようかとも思ったがどうしても気になってこちらを選んだ。(この票の参照用リンク)