第130期予選時の投票状況です。7人より16票を頂きました。
# | 題名 | 作者 | 得票数 |
---|---|---|---|
5 | 終章 | なゆら | 4 |
7 | ハンデぃモップ | 白熊 | 3 |
10 | 骨董通り | qbc | 3 |
6 | 水面下からの手紙 | 豆一目 | 2 |
2 | 隣のI LOVE YOU☆ | Misako | 1 |
8 | 黙夏 | 吉月結良 | 1 |
9 | ごめんね、ぬけ床 | あかね | 1 |
- | なし | 1 |
短くまとめられていておとぎ話風な感じが好みです。(この票の参照用リンク)
引き込む力に。(この票の参照用リンク)
加速度。なゆらさんの吐き出す言葉には本当にスピード感があると思います。
この作品もマッハで駆け抜けて行ってくれました。
冒頭のさも今までも物語があったんですよとでも言うかのような始まり方が好き。単純に真似したいと思った。(この票の参照用リンク)
凄まじい。序盤の「脳だけなんだから」の軽いずれからもうぞわぞわくる。共感を誘う風を装いながら全く受け付けないそっけない語り口。決定的な「俺、鬼だって。」まで流れるようにカーブして、そのまま最後まで突き抜けてしまう。強烈でした。(この票の参照用リンク)
短い小説ならではと思いますが、意味を読み解く楽しさがありました。(この票の参照用リンク)
世界の歪め方に。(この票の参照用リンク)
これは文句なしで。作者さんの今までの作品とのギャップに驚きつつ、こういう、体の内側を引っ掻き回されるような文章に出会えると嬉しくなります。(この票の参照用リンク)
言葉の選び方に。(この票の参照用リンク)
入り組んだ骨董通りや雑然とした骨董屋の風景が眼に浮かぶ。
文章もまた少しずつ読者をその風景の中へと引きずりこむかのようにのらりくらりとしていて良い。(この票の参照用リンク)
主人公の打算まみれの思考を綴るテンポが印象的でした。
後半の突然の展開がおもしろかったです。(この票の参照用リンク)
丁寧な手紙を読んでいくにつれて、反対の意味を持っていることに気づかされるところがおもしろかったです。気づかいではなく呪いの言葉だったのですね。(この票の参照用リンク)
「あなた達」って誰なのでしょう
手紙形式で書かれているのに「あなた達」
しかも「甘い汁を啜り続けたあなた達」
水を使うってそんなに悪いこと……?
推薦者には、私がどんな気持ちで手紙を記しているかわかりませんでした。
それは無理解かもしれないけど、しかしほんとうに理解できないので、とても怖い作品でした。(この票の参照用リンク)
最初は「これで終わりかよ!」と苦笑いしたのですけど
この文字数でいきなり終わらせてしまっているから笑えたのだと思い直しました。
このような構成もアリだと思ったので推薦です。(この票の参照用リンク)
三つ目は悩んだんですがこちらに。
括弧でルビの代わりにするの、短編においてはいいイメージを持っていませんでした。その文字数分、話の中身に注ぎ込めるのではと思ってしまうので。でもこの作品は、括弧書きのルビまで含めて一つの文体として成立させているのがいいなと思いました。
……って小難しく言ってみたけど、要はこの中二っぽさ(褒めてる)が単純に好きなんです。コンピューター・カウボーイって! どうなの! とかいうところまで含めて好きです。
ただ、勢いがあるのにクライマックス直前で終わってしまって尻切れとんぼな印象を受けたこととか、「嬢ちゃん一人」がそんなに大事なのか二回も言ってるところとか、まだ改善の余地があるように感じられました。
というわけで今後の期待も込めて投票。(この票の参照用リンク)
どうして「ぬけ床」なのかな、と思わず考えてしまいました。
ぬか床をめぐる男と私のやりとりがおもしろかったです。(この票の参照用リンク)
なし。悲劇と、被害者の憐憫は、ずいぶん違うと思う。
雨が降る土地に住んだのは、だれ? 父親? 祖父?
雨が降らない土地に住んだのは、だれ? 母親? 祖母?
雨を呼んだ儒者は、だれ? 悲劇はカタルシスで、雑誌になるが、……。
同情や恨みは、ちょっとねぇ〜 恨みはなまざかな。ナマデあたまから食べるのは人間じゃない。 と、思うので、ざっし編集者の立場でみると、推薦作品は、ないですねぇ……。(この票の参照用リンク)