第123期決勝時の投票状況です。6票を頂きました。
# | 題名 | 作者 | 得票数 |
---|---|---|---|
9 | 月に泳ぐ | だりぶん | 4 |
2 | 年賀状の作り方 | 末真 | 1 |
12 | 鯉 | こるく | 1 |
主題が少し弱いかという気もするが、そこ以外は文句のつけるところがない。
最初から最後まで丁寧に作られており、さらりと読める割には手間のかかった作品ではないかと伺わせる。(この票の参照用リンク)
やっぱり、改めて読み返してみても今期一番記憶に残ったのでこちらに投票させて頂きます。
文句のつけようがないくらいに整った良いお話だと思いました。(この票の参照用リンク)
ふわりと浮かび上がる、心地よい読後感に。(この票の参照用リンク)
予選投票出来なくてごめんなさい。今月は迷ったけどこれにします。
前半の子どもの頃のエピソードからの、
>その代わりにこの歳になって新しく知りはじめることは、全てが細かくてシステマチックでつまらない。
というのが合わさってとても良い味を出しているなあと。
ラストも悠々と空を泳ぐクジラが想像できて好きです。(この票の参照用リンク)
「鯉」と、面白さに勝るのはどんな理由か考えてみた。
鯉のほうは、おなじように、題名にオチを持ってきて。
主役とかさなると思われる、作者の気持が、どんな状況なのかを、書いている。
……そして、
どうするか。 は、書いていない。
作り方のほうは、創作したふたりの人間を書いている。
……そして、これからふたりがどんな風に生きるのか。何となく感じることができる。
そこが、笑える。 〜の、ではないか? と、考えました。
「鯉」の書き方もすごくうまい。何の説明も要らない。自然に、
池の鯉を見るシーンに移っている。
どっちか選ぶ、のは、決めたくない。心境です。(この票の参照用リンク)
鯉が表題にされているところから好きです。悠々と泳いでいた鯉がこちらに気づくや寄ってくるからよい。泥色をした顔が「一心不乱に口をパクパクとさせている」様子はまぬけです。
爽快感のない一幕ですが、だから妙に含蓄あるセリフを吐くおっちゃんも似合っていますね。(この票の参照用リンク)