仮掲示板

64期全感想

こんばんわ、お久しぶりです。
全感想を書きました。
ご参考までに。

ところでチキンさんはいつになったら返信してくれるのだろうか。
待てといわれれば待ちますが、もう5ヶ月くらい経過しているんだけども。



1
火薬をいっぱい集めちゃうとこなんかは、少年っぽくてよい発想だと思いますが
なんとなく散漫とした印象でした。
最後の段落を何とかしてもよかったのではないかと思いました。


最後のオチを持ち出すための前フリの文章のほうがいかれて面白かったので
オチなんかいらなかったのにと残念に思いました。
「金を出せ」といわれた瞬間オチがわかってとってもがっかり。


喫茶店の様子か、もしくはミルクティーか、ウエイトレスか
とにかく何でもいいから、もう少し丁寧に描写すれば
このあとの落胆振りがもっと効いてくるのではないかと思いました。
あまりにも中途半端すぎる。
200円でミルクティーはかなり安いでしょう。
いっそのことシナモンドルチェラテ・フラペチーノとか何飲まされてんだかわけがわからないような名前にしちゃってもよかったかもしれません。


加也か。なぜまた性別がわからないような名前にしたんだか不思議ではあるんだけど
それはさておき
この女子はもっとどろどろした状況に置いた方が面白いことをいろいろ口走ってくれそうで
これくらいの甘ったるい片思いだか何だかたいして難しくも無い状況だと
この自己陶酔振りが発揮できない。
いっそのこと不倫にしたほうが個性が生きると思いました。


少女マンガに置き換えてみて、どこかに面白みがあるだろうかと考えたけど
私には無理でした。
新人漫画家デビューの読みきり16ページくらいを読んでいるような気持ちになりました。


ごめんなさい、わからない。


神様の風貌がもっと書き込まれていれば、なっちゃんの行がもっと生きたような気がします。
最後はもらったほうが、そこから急に物語が動き出す雰囲気が出せてよかったのに惜しいなあと思いました。
物語の焦点の当て方が違うような気がしました。


面白そうな設定なので、きちんとした小説にしたらもっと面白いのではないかと思いました。
プロット読んでいるような気がしましたので。


私の中に在るものを総動員して読んでみたけれど
よくわからなかったですよ。
僕はお父さんで、彼女は女優、そして絵本「ちいさいおうち」
これらの鍵で何処まで推し量ればよいものか。

10
ふと自作を思い出した。
これ↓
http://tanpen.jp/32/11.html
立場が似ていて面白かった。


11
文体と内容がいまひとつかみ合っていないように思いました。
これが秀逸に合っているのが何度も昔の話で申し訳ないけど
「リンゴを選ぶとき」かなあ。
もう一つ、抗いがたいようなそんな魅力が付されればよいのになあと思いました。
それとは別に安房直子の「鳥」を思い出しましたよ。

12
久々に短編を読んだら
古田さんと剛さんがこんな所で!
って、あの剛さんでよろしいのでしょうか。
それから「虎ノ門」、今日初めて読んだんですが面白かった。
みんな、わかってるよね?あの話だよ!あれあれ!って言いたくなりましたよ。

13
こんなとんちきな子供を産んでしまったらどうしようかとにわかに不安になりました。
うかれ具合が岡田あーみんっぽくて好きですが。

14
きっちりきちきちとした描写はすっきりしていいですね。
頂いた二万円というところが、他人行儀でいいですね。

15
死人の方が生き生きとして、俗世間っぽさまるだしで
その視点が面白かったです。
三浦さんは年毎にどんどんうまくなっていくのでうらやましいです。

16
きらら受賞作では?
違ったかなあ。違っていたらすみません。

17
出産もそうだなあとしみじみ。
満月で生まれるといわれるけれど、実際は大潮になると出産ラッシュ。
陣痛室はおのおののうめき声であふれ
次から次へと赤子が生まれます。
ちなみにうちの沼エビは、最後の一人です。

18
着物に関わる仕事についているせいか
いろいろと気になるので、たくさん書くことになると思います。

まずお姉さんの着物を弟が着るという点
男が振袖を着るにはいろいろと問題があると思います。
まず肩幅が違うため、裄が合わない。
おしりの肉が無い為、帯がきまらない。
等など。
これらの問題をなんとかクリアするには相当腕の立つ着付け師に頼まなければならない。
彼は誰に着せてもらったのか。
振袖は晴れ着なので自分では着ることが出来ない。
帯も長すぎるし。もちろん、帯結びだってかなり凝った創作帯になる。
文庫とかはこの着物は合わないだろうし。

いろいろ考えたら、着物を着付けている様を書いたらどうだろうと思った。

真っ白い足袋をはく。素肌に下着をつける。お越しを巻く。
男だからなおさらだけど、肩から鎖骨、胃にかけてなだらかな丘になるように綿をつける。
(男は胸よりも肩が前についている場合が多いので、胸がくぼむと襟の抜きが無くなる)
腰まわりにタオルを巻きつけ、おしりの部分にもタオルをくくる。
そこになるべくなら上物の絹の長襦袢。これが女の肌である。
鏡に映せば、曲線の体が出来上がっていく様が見て取れると思う。
それだけ補正してやっと着物をまとう。

着物は女の人生を吸い取っているらしいです。
女装で着物をというアイテムはすごく面白いと思います。
江戸川乱歩にそんな風な小説があったように思います。


19
「さすが〜」というセリフはなくても十分伝わるし
無い方が逆に面白いと思いました。
R25かなんかで、人間国宝は人間が国宝ではなくてその人間の技なりが国宝であるというのを読んだので
そういうのを斜め上から見て書くとこんな感じなんだろうなと思いました。



Re:64期全感想

長月さん、感想ありがとうございます。わーい♪(笑)
そして気まぐれで色々とお返事書かせていただきます。


〉11
〉文体と内容がいまひとつかみ合っていないように思いました。

梅田太秦さんへのレスにも書きましたが、違和感は、あえて残しました。
という言い訳。でもホントなんですけど。
推敲不足とだけは言わないでください! 鱗が泣きます。(笑)
でも、やっぱり、短編に置くなら、ちゃんと文体を整えるべきだった! …と後悔。
自作が掲載されてるの見て、こんなに違和感感じたこと&作品、ないです。(泣)


〉これが秀逸に合っているのが何度も昔の話で申し訳ないけど
〉「リンゴを選ぶとき」かなあ。

「リンゴ〜」はもう、私の中でも、十字架背負っちゃった、みたいな☆(おどけるしかない…笑)
あれを越えないとなあ。
でも、「リンゴ〜」とか、今回のとか、こういう方向の作品は、世に問いたくないんですよ。
だから、長月さんに「書き割り家族」と切って捨てられるような(←あえてこういう言い方をしますが)方向で、投稿してきたんですが、今回、とっぱらってみました。それで「リンゴ〜」を思い出していただけたなら、私としては「1ポイントGET!」って感じです。(笑) ありがとうございます♪


〉もう一つ、抗いがたいようなそんな魅力が付されればよいのになあと思いました。

前半の現実的な場面を書きすぎました。こんなに書くつもりなかったのに。(笑)
前半削って、後半をもっと膨らませる、というより、いきなり「爪が剥がれたので医者へ行った。」から始めてもいいと思います。それで1000字を丸々使って描く、と。
でも、今までの作風と(たぶん)違うので、今回はこれくらいゆっくりなペースで幻想に入ってったほうが(今までの投稿作品を読み慣れてくださってる皆様のためには)良いかと思いました。いつもの感じかなーと思って読んでる途中で、「え?」って思ってもらえたら今回は成功かな、と。…そんなもん、考えないほうが、スパッといったかもしれません。うう。(泣)
というよりむしろ、前半が書けたのが、これまで短編に投稿させていただいてきた成果なので(私にとっては)、これはこれで私にとっては完全形です。前半、削りたくないな、と。そういう意味では、前半が「短編でこんだけ育てていただきました、っていう感謝状」であり、「でもごめんなさい先祖返りしちゃいました」が後半で、「次どうするつもりなんだ、私…」というのが今の心境です。


〉それとは別に安房直子の「鳥」を思い出しましたよ。

ああ! 読んだことない! 読んでみます〜!
…と思ったらネットであらすじ発見しました。確かに似てますね。(笑)
http://misty.rose.ne.jp/mona/story/04ta/tori.html

でも「鳥」のほうが幸せそうだ。うう。うらやましい。

Re*2:64期全感想

他の方の感想を読んだりして、いろいろ考えたのですが
わたなべさんの作風は「感情を描く」というか
「感情で描く」という雰囲気があるのだと思いました。
そして多分作品の方向性が私と似ているところがあって
でも切り口が私と全然違うので(というか表現方法が)
そこが私の中で違和感なんだと思いました。
で、「りんご」に違和感を感じずにすっとその世界に入っていけるのは
私が書かない世界であるというのも(もちろん作品の完成度は置いておいて)一つの理由かなと思います。
私が短編で魅かれる作品はほとんど、私の外にある世界を見せてくれる(と思っている)。
わたなべさんの作品のどこか根っこの根っこか、もしくは葉っぱの葉っぱの先の方で、私の囲う世界と触れ合うものがあるのかもしれません。

ちょっと漠然としたものなんですが、今期の感想の補足として。

Re*3:64期全感想

長月さん、ありがとうございます。

〉他の方の感想を読んだりして、いろいろ考えたのですが
〉わたなべさんの作風は「感情を描く」というか
〉「感情で描く」という雰囲気があるのだと思いました。

今期のも含めて、そう思われるのでしょうか?
というのも、今期は感情を(で)描かない方向を目指したつもりなので…。
今期の作品も感情系(?)に読めるようなら、もっと削ぎ落としてみようかな、と。
もしよかったら教えてください。


〉そして多分作品の方向性が私と似ているところがあって

これがとても意外なお言葉で、びっくりしました。
で、長月さんの過去作品をいくつか読ませていただいたのですが…
題材や状況が、確かに似てるかもしれません。
そして確かに、切り口が違いますね。
それにしても、長月さんの作品を拝見して、手元にある作品を思い出したものもあって、本当に驚いています。

ちなみに、第22期 #17「隣の男」が、すごく怖い!
素晴らしいです。

Re:64期全感想-たびたびありがとうございます

求めても簡単に得られそうにない知識を、ありがとうございます。
他にできることはありませんので文字どおりの文字だけのお礼ですが、それだけでも伝えておきたく、こうして返信しました次第です。
自分には和装は無理だと思いつつ、しかし浴衣はやってみたくもあります。

Re*4:64期全感想

〉というのも、今期は感情を(で)描かない方向を目指したつもりなので…。
〉今期の作品も感情系(?)に読めるようなら、もっと削ぎ落としてみようかな、と。
〉もしよかったら教えてください。

私も教えてもらいたいほうなんですが(笑
感想としては、もっと事務的な会話でもいいかなと思いました。


〉ちなみに、第22期 #17「隣の男」が、すごく怖い!
〉素晴らしいです。

ありがとうございます。
あの作品を高くかってくださるのは、わたなべさんだけですよ。
別の所にもおいているのですが
「戦争を知らないのに戦争批判はよくない」という感想が多かったですね。
あの作品で言いたかったことはあるんですが、それはまた別の機会に。
海坂さんにも青臭いって言われちゃったのを思い出しましたよ。

Re*2:64期全感想

いつも、いらぬおせっかいですみません。

着物は、できたら脱いだり着たり、脱がせたり着せたりする機会があればいいんですけどね。
なかなか無いですもんね。

江戸川乱歩の、着物で女装し町を歩く話は面白かったですよ。
「人間椅子」に収録された短編だったと思います。
実家においてきたので今手元に無いんです。

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