現在の投票状況
第187期予選の投票状況です。2人より5票を頂いています。
2018年4月16日 18時24分20秒
- 推薦作品
- I was born(shichuan)
- 感想
- 辻征夫の同名詩も思い出したのですが、勿論全然違う内容なのですが、この作品では妊娠中の妻が、悪阻、腰痛を経ながらもうすぐ生まれる「息子」。習慣の「白米」すら「食パン」に変わってしまう。食べてはいけない食品のチェックなど(スマホを使って)。トイレに起きる回数が増えたり、仰向けに寝る事が出来ず、側臥姿勢に変わり何度も寝返りを打つ妻。見た目からして妊婦らしくなっていくところなど、妊娠にまつわるエトセトラがリアルに描かれて居ると思いました。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- ノイズ(たなかなつみ)
- 感想
- 耳鳴りと言えばメニエール症候群などを思い出してしまいますが、この作品では医師の診療を通じて、治って行くさまがリアリティーを持って描写されて居ると思いました。むしろこの作品では耳鳴りがどんなものかと言う前半部分の描写と、治療の結果ノイズが取り去られた後の描写の方が多いわけですが、医師の場面は2,3行。何とも不思議なテイストの作品だと思いました。登場人物は地の文の視点でもある「私」と最後だけに出て来る「彼女」だけでしょうかね、医師を除けば。「無音の部屋」「彼女の声は聞こえない」が印象的でした。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- イドの蘇生(志菩龍彦)
- 感想
- SF小説でしょうかね。イドと言う蘇生法?ただの蘇生術ではない。むしろ死んだことを前提に、科学省の大臣の生前の情報を培養済みの複製体に転送して作り出したイド。科学的な蘇生。自己同一性の意味に至るまで哲学的な問題もこの作品は提起して居ると思いました。(この票の参照用リンク)
2018年4月14日 8時51分57秒
- 推薦作品
- 猫の粒(トモコとマリコ)
- 感想
- 短くて分かりやすくて、なおかつ余地が残されている。世の中にはこの作品くらいの内容を、もっともらしい言葉で冗長に書き散らす作品もあるので。(この票の参照用リンク)
- 推薦作品
- 鉄分いっぱいもりもりプルーン(qbc)
- 感想
- ふざけたタイトルからの、考えるのをやめるところがいい。(この票の参照用リンク)
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